ミラノのモデルから、肌見せコーデを学ぶ。
Snap of the Week
おしゃれ番長の栗山愛以が、週1でお届けするスナップ連載。今週は肌見せがテーマです。
文/栗山愛以
ステイホームで皆身体を動かしたい衝動に駆られているのか、2021年春夏はスポーティなムードが席巻。ブラトップといった、肌を露出するアイテムがなんだか多い。そして、全体にセクシーというよりはヘルシー。そこで今回は自然体で肌見せをしていたミラノのモデルたちの着こなしを参考のためにチェックしてみる。
そういえば肌見せしてましたね、くらいにラフに臨む。
普通肌見せには勇気がいるが、その緊張感が見ている人に伝わってしまっては「似合っていない」「無理をしている」ことになってしまう。このモデルのように、アンダーウエアのストラップを見せたり、黒いトップを斜めに結んだり、ラグジュアリーなバッグを半開きにするといったラフな流れで「あ、そういえばお腹も見えてましたね」くらいの姿勢で臨みたい。そしてバッグを斜めがけするといい具合にお腹が隠れてこれ見よがし感が薄れていいのかも。
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「全身黒の時は肌も差し色として考える」説。
この方はオレンジのヘアもかなり効いているものの、全身黒の時は肌も差し色になる、とあるスタイリストさんがおっしゃっていたことの好例。お腹を見せることによってカジュアルなスタイルがエッジーに方向転換している。ダウンコートの肩を落として着るなど力を抜いているので寒くないのかしらというこちらの心配を払拭してくれるような。やっぱり何でもない感は必須。
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初心者向けのお腹チラ見せ術。
初心者はこのくらいから始めてはいかがだろうか。アウターを羽織ったりハイウエストのボトムにすることでお腹はほんのちょっとしか見えないが、ただのシックなスタイルから一線を画すことに。気付けば3人ともモノトーン。カラフルなスタイリングでお腹を出すとちょっと元気が過ぎるのかもしれない。これもまた別のスタイリストさんから聞いた話だが、肌見せの秘訣は身体を鍛えていようがいまいが、肌を出し慣れているかどうか、とのことだった。堂々と、何気なく遂行するのが鍵のようです。
texte : ITOI KURIYAMA, photos : IMAXTREE