パリジェンヌの雨の日のおしゃれ術。
Fashion 2019.10.10
10月1日に幕を閉じたパリ・ファッションウィークは、雨で始まった。でも、ショー会場を駆け回るモード関係者たちにとってはたいした問題ではなかったようだ。セレブリティやインフルエンサー、ファッションエディターたちは、ぐずついた天気にもかかわらずおしゃれな装いを見せてくれた。

パリジェンヌは雨なんて気にしない。photo:Imaxtree
今シーズンのファッションウィークはあいにくの空模様。ストリートファッションもいつもと様子が違う。とはいえ、ディテールにまでこだわるモードの達人たちが、雨でおしゃれを諦めるはずがない。灰色の秋空でも一切妥協しない彼女たちの装いには、スタイリングのアイデアがいっぱい。ショー会場を訪れたゲストたちのルックを参考にすればもう、雨の日の朝にクローゼットの前でブルーな気分になることはない。
トレンチコートとジャケットを活用。
雨といえば、トレンチコートとレインコート。冬用のコートを出すにはまだ早い、そんな時は秋らしいジャケットの出番だ。エナメルのトレンチコートにカーキのジャケット、ランバージャックシャツ、どんなスタイルでもOK。フェミニンなチュールのワンピースに合わせれば、甘さをほどよく抑えてくれる。寒がりの人なら、もう少し厚手のコートを着てもいい。ただしその場合は、アナ・ウィンターのようにイタリア流に肩に掛けて。
ボブハットに挑戦。
再評価のきっかけは、ディオールから発表されたベール付きのクローシュ「Teddy D」。これが話題を呼び、おしゃれアイテムとして現在注目を浴びるボブハット。雨の日アイテムとしてこれからますます人気が高まりそうだ。ベールで目を覆いたくない人には、グッチのロゴ入りボブハットがおすすめ。こちらも傘いらずの心強いアイテムだ。
色を取り入れる。
カラフルなトートバッグ、グラフィカルなイヤリング、ビビッドなヘアカラー。ぐずついた天気と戦うにはこれくらいの大胆さが必要。タータンチェックやブロックチェックの柄物も、憂鬱な気分を吹き飛ばすアイテムとして押さえておきたい。
レインブーツを履きこなす。
世界中のファッションイベントを駆け回るモード関係者の間で人気急上昇中のレインブーツ。ショー会場でも長靴をエレガントに履きこなしたゲストの姿が多く見られた。ビュスチェワンピースやテーラードスカートに合わせてもばっちり。ゴムの質感がどうも苦手という人は、レザーのワークブーツがおすすめだ。
パンプスに合わせるものは?
雨でもパンプスを履きたいという人は、寒々しい印象にならないようボーイフレンドデニムxセーターの重ね着のように温かみのあるシルエットのルックを合わせよう。スタイリング上級者なら、パンプスにカラフルなソックスを合わせる大胆なコーディネートにも挑戦してみたい。
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パリジェンヌの雨の日のおしゃれ。

長靴にバッファローチェックのワンピース。雨の日のエレガントな装いのお手本。photo:Imaxtree
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綿菓子色のレインコートで気分も明るく。photo:Imaxtree
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スカーフを頭に巻いて、ウエスタンブーツを履いて、いざモードとの決闘へ。photo:Imaxtree
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コートが必要なほど肌寒い日。イタリア流にコートを肩に掛けて、なんとか切り抜けたアナ・ウィンター。photo:Imaxtree
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こちらはケープスリーブコート。photo:Imaxtree
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ケープスリーブコートはワンピースにもばっちり。photo:Imaxtree
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ビニールのトレンチコートはパンツスーツとの相性抜群。photo:Imaxtree
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オーソドックスなトレンチコート、ビビッドカラーのコート、プリント柄ワンピース。三者三様の雨の日スタイル。photo:Imaxtree
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ハトメを格子状にあしらったコートがお似合いの、ストリートスナップ常連キャロリーヌ・イッサ。photo:Imaxtree
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千鳥格子プリントのトレンチコートは、ベール付きボブハットとの相性がいい。photo:Imaxtree
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ベール付きボブハットは、ディオールのショー会場を訪れた招待客の間で大人気。photo:Imaxtree
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ロゴ付きボブハットで雨の日もおしゃれに。photo:Imaxtree
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灰色の秋空に、グラフィックな柄とカラフルな色使いが映える。photo:Imaxtree
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ボブハットにトレンチコートとワークブーツ。変わりやすい天気に最適なコーディネート。photo:Imaxtree
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迫力満点のプリント柄ジャンプスーツが隠れないよう、傘は絶対に透明のビニール傘でなくっちゃ。photo:Imaxtree
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バラと吸い殻。ヒールが現代アートに。photo:Imaxtree
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XXLサイズのパンツスーツにVネックセーターを素肌に着て、マスキュリンxフェミニンな装い。photo:Imaxtree
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カーキのジャケットとセーターの組み合わせも、チュールのスカートを合わせればぐっとフェミニンなムードに。photo:Imaxtree
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ランバージャックシャツに軽やかなスカートを合わせた、コントラストの効いた着こなし。photo:Imaxtree
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ジャケットをベルトで締めて、パンツの裾をハイヒールのストラップで止めれば、隙間風も怖くない。photo:Imaxtree
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鬱陶しい空模様に立ち向かうには、ヘアだってカラフルに。photo:Imaxtree
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レザーのワークブーツには、優しい花柄プリントを合わせて。photo:Imaxtree
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どうやらクローシュと柄物アイテムは相性がいいようだ。photo:Imaxtree
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チェックとマロンのバリエーション。photo:Imaxtree
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雨の日のテーラード・スカートの着こなしはアリス・バルビエ( 一緒にいるのはインスタグラム‘’J’aime tout chez toi’’を共同管理するパートナー)に学ぼう。黒で統一したルックに白のバッグを合わせたところも高ポイント。photo:Imaxtree
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ボーイフレンドデニムにセーターを重ね着すれば、足元はパンプスでも寒々しくない。photo:Imaxtree
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トレンチコートがコンビネゾンにアップデート。photo:Imaxtree
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鮮やかなフューシャピンクのパンツが、カーキのトップスを引き立てる。photo:Imaxtree
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グレーにもばっちり合う。photo:Imaxtree
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ベレー帽にかわって、これからは三角帽? photo:Imaxtree
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黒のコーディネートに蛍光グリーンがポップなアクセント。photo:Imaxtree
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黒にはイエローを合わせてもいい。photo:Imaxtree
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千鳥格子のオーバーサイズパンツにサテンのボンバージャケット。意外にも相性のいい組み合わせ。photo:Imaxtree
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キャップとセーターにフリルの襟がぴったりマッチ。photo:Imaxtree
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チェックとロゴ! photo:Imaxtree
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タータンチェックに赤のソックスを合わせて。photo:Imaxtree
texte:Justine Feutry (madame.lefigaro.fr)





