妊娠初期のつわりを和らげる自然療法を、助産師がアドバイス。
Lifestyle 2025.06.01
妊娠初期に伴う不快感を、より強く感じる妊婦もいる。助産師のシャルリーヌ・ガヨーはインスタグラムに投稿した動画で、つわりを和らげるアドバイスをいくつか紹介している。
妊娠初期の症状は、下腹部の痛み、倦怠感、吐き気、嘔吐などがあるが、これらの不快感は人によって異なり、影響を強く受ける女性もいる。5月17日に公開された動画で、助産師のシャルリーヌ・ガヨー(@charline.sagefemme)が挙げた、吐き気を和らげるためのヒントを確認してみよう。
食事は小分けにして摂る
吐き気を防ぐために守るべき最初のルールは、空腹の状態をつくらないことだ。そのためには、常に軽食を持ち歩いて、小分けにして摂るようにし、一度にお腹いっぱいになり過ぎないことだと助産師は説明する。「常に飲み物を持ち歩くようにしてください。できれば水が良いです。レモン水も、食事の時だけでなく、定期的に飲むのが良いでしょう」
リラックスする
ふたつ目のヒントは? それは、妊娠初期の不快感を悪化させるストレスと闘うことだと助産師は断言する。実際には、彼女は、1日を通して定期的にリラックスする動作を取り入れることを推奨している。ストレスを緩和するエクササイズはさまざまあるけれども、1日3回、1分間に6回深呼吸する「365」メソッドに取り組むのもいいだろう。5秒間で息を吸い、5秒間かけて息を吐く動作を5分間繰り返すだけで、心臓の鼓動も穏やかに整うはずだ。
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テレワークへの切り替え
助産師からの3つ目のアドバイスは、1日のスケジュールに関するものだ。可能であれば、勤務時間を調整して、在宅で仕事をする時間を増やすのが最善だろう。そうしてオフィスで吐き気を催すことを防ぎ、快適な状態を保つようにしたい。
自然療法
以前の記事で、栄養士のポーレ・ネイラット氏は、インド原産のスパイスである生姜の鎮痙作用について強調していたが、助産師も動画の中で、あくまで医師や助産師の指示に従ったうえでだが、妊娠初期に、生姜入りのカプセルを「少なくとも4日間連続で」摂取することを推奨している。「胃が落ち着き、症状が緩和される傾向があります」
指圧にも症状を和らげる効果があり、特に伝統的な中国医学に基づく「心兎六穴」のマッサージがおすすめだと言う。これは深呼吸をしながら行うマッサージだが、「乗り物酔い防止のブレスレットと同じように、ポイントを刺激します」と助産師は付け加える。また彼女は、科学的には証明されていないものの、一部の女性に効果がある方法として、サングラスの着用も挙げている。「(光を遮断する)暗闇は、吐き気や嘔吐を軽減するのに役立つ場合があります」
医師に相談する
これらの自然療法に効果が見られない場合は、医療専門家に相談することが肝心だ。助産師も「妊娠初期の不快な症状を軽減する、効果的な薬物療法が確かに存在します」と結論付けている。
From madameFIGARO.fr
text: Shapnam Mougammadou (madame.lefigaro.fr) translation: Eri Arimoto