この夏、日本を美食で旅する——。6つの「ザ・リッツ・カールトン」でガストロノミー体験が叶うイベントが開催中!

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「ザ・リッツ・カールトン」では、2026年7月1日(水)から8月31日(月)まで、国内6軒のホテルで美食イベント「FLAVORS IN TRANSIT 旅する味 2026」を開催中だ。“土地と人とのつながり”をテーマに、各地ならではのテロワールや生産者の想いを表現した、特別な料理を提供する。記事後半では、ザ・リッツ・カールトン東京でのコース体験もレポート。


日本各地の物語を一皿ひと皿で味わう、夏限定イベント「FLAVORS IN TRANSIT 旅する味 2026」。

「ザ・リッツ・カールトン日光」の「レークハウス」では、ミシュラン二ツ星を獲得したレストラン「villa aida」の小林寛司シェフがコースを監修。奥日光の夏の情景を料理で表現する。

本企画は、日本独自のカリナリージャーニーとして2025年にスタートしたキャンペーンの第2弾。東京・日光・京都・大阪・福岡・沖縄の6ホテルが、農家や漁師、醸造家、職人と連携し、地域食材や伝統技法を生かしながら土地のストーリーを表現した期間限定メニューを提供する特別なイベントだ。

左から時計周りに京都・大阪・福岡・沖縄の「ザ・リッツ・カールトン」で提供中の期間限定コース。

京都の「雅路」では、無農薬・減農薬栽培の農園として知られる「ヤマダファーム」の夏野菜と、季節の風物詩・鱧を主役にした特別会席を用意。大阪の中国料理「香桃」では、「自然と発酵」をテーマに、六甲山の恵みで醸す「福寿」の酒粕に漬けた河内鴨をはじめ、生産者が育んだ食材の特性を引き出した料理を提供する。

さらに、福岡の「モダンウェスタンレストラン VIRIDIS」では、九州の瑞々しい牡蠣、旬の茸などを使用し土地の風土や文化を描く7皿をラインナップ。沖縄の「鉄板焼 喜瀬」では、ゴーヤの爽やかなガスパチョや泡盛とピパーチを効かせ、割包に包んだラフテーなど、県産食材の魅力を掘り下げたコースを展開する。

東京にいながら全国を巡る旅へ。「ザ・リッツ・カールトン東京」の夏限定コースを実食レポート。

地上約200メートルから、煌めく夜景を望む「タワーズ」。

「ザ・リッツ・カールトン東京」45階のビストロノミー「タワーズ」では 、「Treasures of Japan」をコンセプトに、2026年7月2日(木)から~7月31日(金)まで、副総料理⻑・中野琢治シェフが日本を旅して出会った食材を使用したコースを提供中だ。生産者との交流から紡がれたストーリーを映し出す料理と、化学肥料を使わず自然に寄り添う醸造を続ける栃木県「ココ・ファーム・ワイナリー」のワインペアリングを楽しめると聞き、早速足を運んできた。

素材のうま味を引き出した料理を得意とする、ビストロノミー「タワーズ」の副総料理⻑、中野琢治シェフ。

食材の新たな魅力に出会う、珠玉のガストロノミー体験。

「雲丹と昆布のコンソメジュレ」。昆布は、昆布漁師ジュンヤ・オカヤマさんが届ける。

一品目の「雲丹と昆布のコンソメジュレ」は、北海道・函館の「村上商店」が手掛ける「無添加うに」が主役のメニュー。一つひとつ手作業で加工することで、えぐみのないクリアな後味を実現しているそうだ。ウニ本来の濃厚な甘みと、昆布の奥深い旨味が美しく重なり合うひと皿に仕上がっている。

甘みと酸味が絶妙な「甘海老のタルタル フルーツトマト バジルのブランマンジェ」。

「甘海老のタルタル フルーツトマト バジルのブランマンジェ」には、新幹線で鮮魚輸送を行う函館「マルヒラ川村水産」のメスの甘エビを使用。朝採れの新鮮な甘エビは、とろけるような舌触りと凝縮した甘みが魅力だ。そこに、トマトの酸味やブランマンジェのコクが重なり、素材のうま味を一層引き立てる。

有機質肥料で育てられたグリーンアスパラガス、「海の神」の魅力を存分に感じられるひと皿。

大振りの野菜が目を引く「海の神グリーンアスパラガスの塩バターソテー ブレザオラ コンディメント」も見逃せない。豊かな土壌と気候が育んだ、函館「つるの農園」のグリーンアスパラガス「海の神」は、驚くほどジューシーでやわらか。ひと口頬張ると甘みが広がり、塩気の効いた生ハムとの味のコントラストが楽しめる。

磯の香りをまとった「北海道産アイナメのロースト 海藻バター ハーブライス サフラン香るコンソメ」。

個人的におすすめは、函館産のアイナメに爽やかなハーブとバターのコクが調和したライスが寄り添う「北海道産アイナメのロースト 海藻バター ハーブライス サフラン香るコンソメ」だ。 高知県「健米農園」の米は粒感と張り感があり、アイナメのふっくらとした身を優しく受け止める。

メインの「高知県産あかうしのロースト 茄子のピュレ 男爵芋 ビーフジュ」には、果実味とやわらかなタンニンを備えた「ココ・ファーム・ワイナリー」の「2023 第一楽章」が好相性。

「情熱を持つ生産者をサポートするのが私たちの仕事であって、こうした料理を通してどれだけそれを日本に広めていけるのかが、シェフとしての使命だと思っています」と、語るのは、ホテル総料理長のサンドロ・ガンバだ。

「Treasures of Japan」のコースを通して印象的だったのは、野生酵母による自然な発酵を大切にしながら、ぶどうの個性を引き出した「ココ・ファーム・ワイナリー」のワインと、シェフが厳選した食材が見事に調和し、それぞれの持ち味を際立たせていたこと。まさに“Treasures(宝物)”と呼ぶにふさわしい、この夏だけの特別なマリアージュを楽しんでみてはいかがだろう。

「Treasures of Japan」
日程:2026年7月2日(木)~7月31日(金)
料金:¥33,000(ワインペアリング付、税・サ込)、¥22,000(税・サ込)
時間:17:30~21:00 L.O.
住所:東京都港区赤坂9-7-1 東京ミッドタウン ザ・リッツ・カールトン東京 45F ビストロノミー

「タワーズ」
03-6434-8711
https://www.tablecheck.com/shops/ritzcarlton-tokyo-towers/

  • text: Tomomi Nakamura