アトリエ・デ・リュミエールで、イマーシブな海中散策を！

開館5年目を迎えたアトリエ・デ・リュミエール。画家の仕事をテーマにした没入型のデジタルアート展であることが多い会場で、海の生物たちを撮影し続けているブライアン・スケリーの写真をベースにした『Océans, l'Odyssée immersive』展が1月7日まで毎日午後開催されている。ポエティックでイマーシブな海中の旅には、イルカやタイプさまざまな魚たちと戯れるような錯覚が得られ、大人も子どもも大興奮だ。

---fadeinpager---

1998年に雑誌「ナショナルジオグラフィック」の仕事を始めたブライアン・スケリーは、世界の海を守るためにさまざまな活動に従事し、この40年間に1万時間を海底で過ごしている。彼が撮影した海洋生物の写真は、その種類の豊富さもさることながら、被写体の生命感や躍動感が感じられる素晴らしいクオリティだ。約35分のイマーシブな旅は熱帯の海、温帯の海、極地の海の3章に分かれている。ビーチ・ボーイズの「グッド・バイブレーション」、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」から金平糖の精の踊り、TVシリーズ「ツイン・ピークス」のテーマ......会場の壁、床に遊びまわる海洋の生物たちの動きに合わせて選ばれた音楽が、旅をより楽しいものにしている。酸素ボンベを背負う必要もなく、気ままに海中を散歩できる素晴らしいチャンス！