ブリエンヌ・パリ・ディス×シャルル・ドゥ・ヴィルモランの初コレクションが誕生。

Paris

パリ10区の中庭、18世紀のディレクトワール様式の個人邸宅内にオフィスを構えるシャツのブランドBourrienne Paris X(ブリエンヌ・パリ・ディス)。若きクチュリエのCharles de Vilmorin(シャルル・ドゥ・ヴィルモラン)とのコラボレーションによる2026年夏のカプセルコレクションを発表した。7月4日からの販売だ。シャルルは春にフランスで人気の通販La Redouteのために6種のTシャツをデザインするなど、パリコレ・シーンを離れたところでクリエイションを続けている。

ブリエンヌ・パリ・ディスとシャルル・ドゥ・ヴィルモランによるカプセルコレクションが発表された。この撮影場所はブリエンヌ・パリ・ディスの本社である18世紀の個人邸宅。

このカプセルコレクションのためにシャルルはブリエンヌ・パリ・ディスのデザイナー、セシル・フォーシュールとともにプレタポルテを4点、そして3点のクチュールピースをデザインした。18世紀末の自由なエスプリの女性たちがヒロインのコレクション。素材はブリエンヌ・パリ・ディスがシャツのために厳選して用いているイタリア製ポプリンである。

メインピースは、ナポレオン1世の最初の妃ジョゼフィーヌ・ドゥ・ボーアルネにインスパイアされたドレスのJoséphine(ジョゼフィーヌ)。ハイネックでウエストフィットの上身頃を細いラットテール・コードで締めるワンピースだ。前身頃と袖カフスに真珠貝の小さなボタンが控えめな輝きを添えている。

ワンピース Joséphine

妥協のなさ、素材のクオリティ、カットの正確さ、ディテールへの配慮という点で共通する2つのメゾン。このドレスはもちろん、プラストロンのThérésa(テレザ)、シャツのJuliette(ジュリエット)そしてシャツのFortunée(フォルチュネ)にもこの共通点が生かされ、エレガンス漂うポプリンのコレクションを作り上げている。

プラストロンThérèsa(テレザ)。この命名はテレザ・タリアンに由来している。18世紀末のレ・メルヴェイユーズの中でもひときわ大胆かつ優美だった女性へのオマージュだ。
シャツJuliette(ジュリエット)。ジャック=ルイ・ダヴィッドの絵画「レカミエ夫人の肖像」でディレクトワール様式の長椅子に横たわる姿でお馴染みのジュリエット・レカミエがインスピレーション源。袖や襟元にシャルルがクリエイトした花を飾るという、マルチな着方ができる。
シャツFortunée(フォルチュネ)。素材はポプリンとコットンボイルで、襟は取り外し可能。フォルチュネはオテル・ドゥ・ブリエンヌに暮らし、サロンを催していた才気あふれる女性である。

Bourrienne Paris X
58, rue d’Hauteville
7010 Paris
営)11:00~19:00
休)日
https://bourrienne.com/
@bourrienneparisx

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大村 真理子

madameFIGARO.jpコントリビューティング・エディター

東京の出版社で女性誌の編集に携わった後、1990年に渡仏。2006年から「フィガロジャポン」パリ支局長を務めた後、フリーエディター活動を再開。主な著書は『とっておきパリ左岸ガイド』(玉村豊男氏と共著/中央公論社刊)、『パリ・オペラ座バレエ物語』(CCCメディアハウス刊)。