ビジネスオーナーの挑戦を支援するアメックスのライズ・ウィズ・ショップ・スモール受賞者が発表。

多様性を生み出し、地域を元気にする全国のビジネスオーナーを応援するアメリカン・エキスプレスのプロジェクト、RISE with SHOP SMALL（ライズ・ウィズ・ショップ・スモール）の受賞者がこのほど発表された。BWAピッチコンテスト2023 の受賞者でもある堀口安奈さんが展開するSOL LUNA（ソル ルナ）をはじめとした7団体が受賞した。

中小ビジネスを支援して地域を活性化することを目的に、2010年からSHOP SMALL（ショップ・スモール）のプログラムを世界各国で続けるアメリカン・エキスプレス。22年には地域のビジネスオーナーを応援することを目的に、日本独自のプログラムであるライズ・ウィズ・ショップ・スモールを始めた。

3年目となる今年は、ビジネスオーナーを資金面で援助するライズ・ウィズ・ショップ・スモールのほか、全国のスモールショップオーナーが集結するショップ・スモール・マルシェ、スモールビジネスで成功する先輩経営者が登壇するショップ・スモール・セミナーの3本柱でプロジェクトを実施した。

2024年のライズ・ウィズ・ショップ・スモールA賞に選ばれたのは、「障害者と健常者の分断」という社会課題に、インクルーシブデザインというアプローチで取り組むHalu（ハル）と、山形県の蔵王温泉の遊休不動産や名産品、文化を生かしたまちづくりに取り組むYuge（ユゲ）。2団体にはそれぞれ500万円の資金援助が行われる。

B賞には、日本に暮らす南米出身の女性たちが自らの文化と得意を生かした仕事を生み出し、彼女たちが自信を持って自立できる環境をつくろうと活動する飾り付けブランド、ソル ルナを含む3団体が選ばれた。B賞および特別賞には、それぞれ200万円相当のサポートが提供されるという。

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9月25日に行われた記者会見には、ハル代表の松本友理さんとB賞を受賞したGelateria the GreenGrass（ジェラテリア・ザ・グリーングラス）の名徳知記さんが登壇。それぞれの取り組みについて紹介した

北海道で一番小さな村の音威子府村で、牧場経営、貸コテージを営み、2023年には牧場直営のジェラテリアを始めた名徳さんは、旅行者と地元の人たちの交流の場になっているという店を紹介。「お店を通じて、村を応援したい」と語った。

脳性麻痺の息子との生活をとおして、障がい者と健常者の隔たりを感じたという松本さんは2020年、「自由で自分らしい外出を、すべての子どもと親子たちに」をコンセプトにしたインクルーシブデザインアイテムを展開するハルを創業。障がいがある子どもを育てる女性を含む全国各地の仲間とともに、障がいのあるなしに関わらず使える子ども用のポータブルチェアやスタイなどを展開するブランド、IKOU（イコウ）を手がけている。

今回の受賞に際して、松本さんは「インクルーシブデザインの社会実装によって、多様な人々との交流機会を増やしていきたいという私たちの挑戦をぜひ応援してほしい」と呼びかけた。

ライズ・ウィズ・ショップ・スモールのそのほかの受賞者たちは特設サイトから確認できる。日本全国で、それぞれが自分らしく働き、暮らせる環境づくりに取り組む受賞者の取り組み、ぜひチェックしてみて。

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