強豪サッカーチームだけじゃない! マインツのベストバイ3軒。 【ドイツのおいしい手土産】
写真/文:田村亮(ワイン/フード/トラベルジャーナリスト)
「ドイツのスパークリングワイン『ゼクト』を巡る、ラインヘッセンの旅。」で訪れたドイツ南西部の街、マインツ。強豪プロサッカークラブでは有名だけど、どんなフードカルチャーがある? マインツ観光の合間に徒歩で気軽に立ち寄れる中心街の3軒のショップを巡って、ショップオーナーやスタッフたちが日本人旅行客に推したい“メイド・イン・ジャーマニー”の手土産をヒアリングしてきました!
ドイツ全国のハイクオリティなチョコレートが勢揃い。|ショコラーデンハウス・アム・ドム(Schokoladenhaus am Dom)
市街の中心、マインツ大聖堂に隣接して70年以上にわたり店を構える老舗チョコレートショップ「ショコラーデンハウス・アム・ドム」。

かつてはこの場所で自社製造をしていたが、それに飽き足らず全国の高品質なチョコレートを多数仕入れて販売していくうちに、工房が手狭になったため、ドイツ中のチョコレートを集めたセレクトショップへと転換。現在は、自社ブランドチョコはオリジナルレシピをメーカーに提供し、製造してもらっているという。

特筆すべきは、プラリネ(アーモンドやヘーゼルナッツに砂糖を加えてキャラメリゼしたもの)を使用したチョコレートだけで、なんと120種類もの品揃えを誇ること。ほか、ドイツ伝統のマジパン(アーモンドと砂糖の練り物)を使用したもの、需要の高いヴィーガン・チョコも豊富に揃う。


Schokoladenhaus am Dom
Schöfferstraße 6, 55116 Mainz
Tel +49 6131 227161
営)10:00〜18:00(月〜金)10:00〜14:00(土)
休)日
グミ発祥の国ドイツで、グミのバリエーションの底力を知る。|ベーレン・トレフ デア・フルクトグミ・ラーデン(Bären-Treff, Der Fruchtgummi Laden)
1920年代にグミを生んだ国ドイツには、世界的有名ブランドが多数存在する。グミとは、ドイツ語で「ゴム」を意味するが、それは果汁をゼラチンで固めた食感がまるでゴムのようだったことから名付けられたのだとか。

赤いクマのオブジェがエントランスで迎えてくれる、ここマインツの「ベーレン・トレフ デア・フルクトグミ・ラーデン」は、30年以上の歴史を持つ自社製グミの専門店。ショーウィンドウや店内はどこを見わたしても、カラフルでさまざまなフォルムをした、かわいいパッケージのグミ、グミ、グミ! 寿司、ハンバーガー、ピッツァやビールをかたどったものまで……。

もはやこれはスイーツを通り越し、ドイツのポップカルチャーの域である。消費者のニーズに合わせ、グルテンフリー、保存料不使用、ベジタリアン、ヴィーガン、ゼラチン不使用など、あらゆる選択肢があるのも本場ドイツの専門店ならでは。子どもたちだけでなく、大人たちもすっかり童心に返り、夢中になって買い物が楽しめること請け合いだ。


Bären-Treff, Der Fruchtgummi Laden
Am Brand 23, 55116 Mainz
Tel +49 6131 220048
営)10:00〜18:00
休) 日、祝
ローカルフードやハンドメイドの“箱貸し”コンセプトストア。|ス・ファハル・マインツ (’s Fachl Mainz)
店内に無数に設置した「ファハル」(木箱)を地元の小規模生産者やクリエーターに貸し出して、地域密着でサスティナブルな商品を集め、販売するというユニークなコンセプトストア「ス・ファハル・マインツ」。

そのコンセプトどおり、食品・飲料だけでも、オイル、ビネガー、砂糖、ハチミツ、ジャム、パスタ、スパイス、ノンアルコールドリンクやお酒など、大手スーパーの流通にはほとんど乗ってこないローカルな少量生産の商品が所狭しと並んでいる。

そのため、店頭在庫限りで終売となり次回入荷を待つことにはなるが、そのぶん一期一会の出会いを求めて、ことある度に訪れてみるのも楽しい。フード&ドリンク以外にも、ハンドメイドや衣料、雑貨なども同様のコンセプトでクリエイターが直接商品を搬入・陳列しているため、訪れる度に宝物探しのようなワクワクした気分にさせてくれる。


‘s Fachl Mainz
Inselstraße 4, 55116 Mainz
Tel +49 6131 6934411
営)11:00〜19:00(月〜金)、10:00〜18:00(土)
休) 日
取材協力/Wines of Germany
- photography & text: Ryo Tamura