ワールドカップ2026、フランス代表を支えるパートナーたちの素顔。
フランス代表「レ・ブルー」の選手たちを陰で支えるパートナーたち。ディディエ・デシャン率いるフランス代表がワールドカップ2026初戦に臨もうとしているいま、彼らの日常を支える女性たちに注目する。
FIFAワールドカップ2026 フランス代表「レ・ブルー」を支えるパートナーたち

photography: Jean Catuffe / Getty Images
ワールドカップ2026は6月11日に開幕した。前回カタール大会で準優勝を果たしたフランス代表は、今大会で3度目の優勝を目指し、大きな期待を背負っている。今後数週間にわたり、ディディエ・デシャン監督率いる選手たちに世界中の注目が集まることになるが、彼らを支えるパートナーたちにもまた、多くの視線が注がれている。
「WAGs(プロスポーツ選手の妻や恋人たち)」と呼ばれる彼女たちは、華やかな存在として語られることが多い。しかし、フランス代表選手のパートナーの中には、むしろ目立つことを避け、プライベートを大切にしている人も少なくない。その代表例が、マヌ・コネと妻のユリアナ・ヤシモヴァだ。ミッドフィールダーとして活躍するコネの知名度の高さや、ウクライナ出身のユリアナがモデルとしてキャリアを築いているにもかかわらず、ふたりは私生活を固く守り、親密な関係を公の場にさらすことをほとんどしていない。
同じような姿勢を貫いているのが、ウスマン・デンベレだ。フランス代表のストライカーであるデンベレは、2021年にリマ・エドブーシュとひっそりと結婚した。モロッコ出身のインフルエンサーであるリマは、SNSで積極的に発信を行っているものの、自身の素性や私生活については慎重な姿勢を保っている。日常の一コマを投稿することはあっても、家族のプライバシーはしっかりと守っており、夫婦や家族の暮らしぶりは今もなおベールに包まれたままだ。
スポーツ選手としてのキャリアと私生活を明確に分けたいという考え方は、フランス代表の中心選手たちにも見られる。例えば、オーレリアン・チュアメニは交際関係について公に語ることがほとんどない。また、代表に名を連ねる若手選手の中にも、過度な注目を避けるため、私生活を表に出さないことを選んでいる者がいる。
モデル、インフルエンサー、起業家:自らのキャリアを築く女性たち

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単なる「選手の妻や恋人」という存在にとどまらず、フランス代表選手たちのパートナーの多くは、自身の力で知名度やキャリアを築いている。なかでも目立つのがファッション業界だ。リュカ・エルナンデスは、ブラジル出身のモデル兼インフルエンサーであるヴィクトリア・トリアイとパートナー関係にあり、彼女はインスタグラムで多くのフォロワーを抱えている。一方、弟のテオ・エルナンデスの恋人は、イタリア人のゾエ・クリストフォリ。彼女はSNS界で高い人気を誇る存在であり、数々のラグジュアリーブランドとのコラボでも知られている。

Xのスクリーンショット
フランス代表の「WAGs」の中には、エンターテインメント業界で活躍する女性たちもいる。ここ数か月、スペインの人気ドラマ「エリート」で注目を集めたスペイン人女優のエステル・エクスポジトが、キリアン・エムバペと一緒にいる姿を目撃されたことで、メディアの関心を集めた。ふたりの交際説はゴシップメディアで大きく報じられ、フランス代表のキャプテンであるエムバペは、私生活や恋愛事情が最も注目される選手のひとりとなっている。
一方で、起業の道を選んだ女性たちもいる。ゴールキーパーのブリス・サンバの妻であるジェシカ・サンバ=グロンダンは、自身のブランドを立ち上げ、実業家として活躍している。また、リュカ・ディーニュの妻ティジリ・ディーニュは、自ら共同設立した団体「スマイル・フォー・キッズ」を通じて、慈善活動や社会貢献活動に力を注いでいる。こうした女性たちの知名度を高めるうえで、SNSも大きな役割を果たしている。彼女たちの中には、数十万人ものフォロワーを抱え、選手のパートナーという枠を超えて、ひとりの著名人として広く支持を集めている人も少なくない。
サッカーが家族の絆となるとき
ウォーレン・ザイール=エメリは、同じくゴールキーパーとしてプレーするオセアンヌ・トゥーサン=ディ・マルセイユと人生を共にしている。ふたりの関係は、同じ職業の世界で活躍する新しい世代のカップルが増えつつあることを象徴するものだ。
フランス代表を率いるディディエ・デシャンもまた、スポーツ界では珍しいほど一途な愛を貫いている人物だ。デシャン監督は、妻クロードと数十年にわたり連れ添っており、1980年代から人生を共に歩んできた。ふたりは、選手としての輝かしい成功から、監督としてワールドカップ制覇を成し遂げるまで、その卓越したキャリアのあらゆる節目をともに乗り越えてきた。
From madameFIGARO.fr
※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
- text: Chloé Multon(madame.lefigaro.fr)
- translation: Hanae Yamaguchi