星読みyujiが解く、有村架純のターニングポイント。
自然体の演技と唯一無二の透明感で、ドラマや映画で確かな存在感を示してきた有村架純。主演する最新作『マジカル・シークレット・ツアー』では、初となる母親にして犯罪者役に挑む。新境地を開拓し、新たな表情を見せる彼女の星をyujiが読み解く。
有村架純の過去と未来のストーリーとは?

純朴な国民的ヒロインから複雑な人間模様を描くシリアスな役柄まで、リアルな役作りが幅広い層に支持されている有村架純。実際にあった金密輸事件に着想を得た映画『マジカル・シークレット・ツアー』では密輸に手を染める主婦という、これまでにない難役に挑戦。理不尽な目に遭っても、自らの手で人生を切り拓いていこうと奮闘する女性を演じて、役者として新たな一面を披露したが、そんな彼女にこの先どのような未来が待ち受けているのだろうか。有村と対面した星読み係のyujiが、西洋占星術をベースにした生まれた瞬間の天体配置(ネイタルチャート)を読み解き、有村の過去の転機と未来の可能性、彼女の知られざる本質を明らかにする。
200年に一度の絶好機と黄金の30年間。

有村架純のホロスコープからyujiは開口一番、彼女が現在“超極大”のチャンス期にいることを指摘。2月13日生まれの水瓶座である有村の頭上には、2023年からの20年間、強烈な変容を促す冥王星が位置しているという。
「星の世界のセオリーでいうと、23年から43年までの間は、大きな変容をもたらすとされる極星・冥王星が頭上にきています。同じ配置になるのは220年後とかですし、人によってはこの星の恩恵を受けられない人もいますので、いまは超極大の変容のチャンス期間を迎えていると言えます」(yuji)
これは稀な星回りであり、人生の勝負時になるといえよう。26年6月30日から1年間は人気運がさらに上昇し、35歳を境に強運の黄金期に入るという。
「次に来る比較的大きな転換期が35歳。あと2年ですね。それ以降は65、66歳なのでだいぶ先ですが、その間は自分の個性が生かせる黄金の30年間になるはずです」(yuji)
対談の中で特に強調されたのが、彼女が持つ強力な“海外運”だ。「海外で撮影するのもいいし、外国の作品に出るのもいい。英語とか外国語ができると仕事にプラスに働きそうです」とyujiが助言すると、彼女は過去の経験を振り返った。
「海外運があると以前にも言われたことがあります。英会話を習っていたんですけど、先生が辞められてしまって……」(有村)
実は、外国で仕事をすることや海外に飛び出すことは、彼女にとって今世の“魂の課題”として設定されているのだそう。
「なので追い風が吹きます。自分の意思とは関係なく、突き動かされることもありますが、不安視せず向き合うことで成長に繋がります」(yuji)
実際、『マジカル・シークレット・ツアー』では大掛かりなシンガポールロケを敢行しており、現地のリアルな空気感がスクリーンに投影されていたが、有村にとって海外ロケは偶然にもラッキーアクションだったようだ。

また、“課題”である以上、一筋縄ではいかない障害も起きやすいという。「先生が離れるとか、課題めいたことが起きやすいとしても、それを乗り越えることで運気が上がるので、そこは工夫して向き合ったほうがいい」というyujiのアドバイスは、彼女に次へのステップを示すものだった。特に28年と30年は海外運がピークに達するそう。デビュー時に兵庫から上京した時のように、今後はさらに“遠く”へ意識を向けることで、より成果が得られると予見。
一方で、健康面については具体的な注意点も示された。星の配置からは胃腸、特に胃の粘膜がデリケートであることが読み取れたそう。
「身体の弱点は、胃腸。特に胃ですね。消化器系と、腰まわりの臓器にちょっと注意ですね。あと熱いもの、辛いものにも要注意」(yuji)
これを聞いて有村は「……胃が痛いことが結構あるんですよ」と認めたが、この繊細さは彼女が持つ“憑依型”の気質とも深く関係しているようだ。
「私は性格上、弾けたりだとか、感情の起伏があまりないんです。それがお芝居をやっている身としてはいいんだろうかって」と、自らの表現のスタイルに疑問を投げかけたが、yujiの見解は異なっていた。
「水瓶座の方々の基本エネルギーってフラットなことが特徴なんです。だから感情の起伏が少ないことは、そこに起因しているのかもしれません。役者さんの中には憑依型の方々もいらっしゃるようですが、なかでも魚座や水瓶座の方々にそういった特性を持つ方が多いはずです。ただ厳密には魚座の憑依体質と水瓶座のそれは微妙に異なっていて、水瓶座の場合は、宇宙的な感覚を持つといわれることもあるように、完全にOSを書き換えることができる、どう動くといいのかがわかる、みたいな“自己変容をさせるプログラムをインストールできる”特殊能力を持っている人が多いイメージです。お芝居の時にはそういった水瓶座性を生かして、役の持つ特性や個性を完全に自分にダウンロードしている感じなのかもしれませんね」(yuji)
「その役の感情を生きている時に胃が痛くなったりします。泣き芝居が続くと胃が痛くなったり。そういうことですか?」と有村が問いかけると、yujiは肯定。そして彼女の強い共鳴力が、時に身体的な負担として現れてしまうため、意識的な睡眠の確保と胃を労わる生活を送るよう助言した。
「睡眠をすごく必要とするタイプだから、睡眠時間を長時間確保することがマストです」というyujiの言葉に、「睡眠が短いと、いろいろガタがきます」と有村が頷く場面も。さらに彼女の持つ表現者としての才能が、星からのメッセージでも裏付けられた。
「西洋占星術では火土風水、陰陽五行だと木火土金水の要素を使いますが、それで言うと水のグランドトラインというのがありまして。“水”というのは情緒、感情、感性がキーワード。それらが循環するだとか、伝達するという特徴を星的には備えている。だから、エモさみたいなものが伝わったり、人の心を揺さぶるといった才能があります」(yuji)

彼女の演技が人の心を打つのは、「天性というか、そういう星を持って生まれた」(yuji)からこそ、無意識のうちに使いこなしているのかもしれない。またyujiは過去の転機についても的中させた。「12年くらい前に、キャリアの大きな転換期というか自分の殻を壊すようなことがあったりしませんでした?」という問いに、彼女は「20歳くらいの時ですかね。朝ドラ『あまちゃん』に出させていただきました」と返答。小泉今日子が演じたヒロインの母親役の若かりし頃を、聖子ちゃんカットで瑞々しく演じて大きな反響を呼び、彼女の知名度は一気に全国区に広がったが、それがまさに「ブレイクスルーする星まわり」(yuji)だったようだ。
その時と同じような強力な仕事運が再び巡ってくるのは、38年頃だと指摘。
「その頃には40代になってらっしゃいますが、とてもいい運気です。その前に海外の運気が2、3回来るので、そこでも成長がありそう」(yuji)
現在33歳の彼女は自身の変化について、冷静に捉えていた。
「変化したいという気持ちもあるんですけど、いまから大きな変化ってなかなか難しいじゃないですか。役との出合いとか人との出会いとかで大きく変わるものだと思うのですけど、海外にもそういったチャンスがあるかもしれないってことですね」(有村)
これに対し、yujiは踏み込んだ解釈を示した。
「最初にお伝えした冥王星は、実は“破壊と再生”といった意味もあるんですよ。なので、自分に投影している自分像の破壊はあるかもしれないけれど、不死鳥のごとくいまと違う形で再生していくという意味もあるから、そこで大きなレールが変わるというか、自分が思い描いていたイメージが変わってくることもあると思います」(yuji)

秘められた霊感的な感覚と直感力。
人と話していると、その人の本質が見えてくるというか、感じることがある――有村
「いい意味でこれまで積み上げてきたことがリセットじゃないけれど、切り替わっていくかもしれないってことですか」と問いかける有村に、yujiは「フェーズが変わるっていうのはあるかなと思いますね」と返答。自分の意思を超えた外圧による変化であっても、それは成長のチャンス。怯えることなく向き合うことが鍵となると強調した。
また、彼女は「占いは自分から見てもらったりする機会はあんまりないんですけども、目に見えないものってあると思っています。人って、全部決まった状態で生まれてくるというのもあるのかなって」と、運命に対する深い洞察を口にしたが、yujiはそんな彼女の本質を見抜いていた。
「有村さんは情緒とか感性とか直感が優れていることと連動して、いわゆる霊感的な感覚とか直感力をいいレベルで備えている方なので、そっちのプロとして生きていくことができる素質も実はありますよ。水っ気が強いので、霊的なところのパワーがあるんですね。それを役者として表に出る時に使っていらっしゃる」(yuji)
そう指摘するyujiに有村は、「人と話していると、その人の本質が見えてくるというか感じることがあります。……あと、お化けを見たこともあるんです!」と告白。「そうじゃないかと思っていました!」と笑うyujiは、彼女がもし別の道を選んでいたとしても、そのスピリチュアルな才能で「大成されていたはずです」と太鼓判を押した。
静かな変化を求めていた彼女にとって、この対談は自分自身を再発見する旅のようだったに違いない。「自分が変化するタイミングを聞けてよかったです」と語る有村の瞳には、これから訪れる“黄金の30年間”と、“海外”という新しいステージへの期待が宿っているようだった。
yuji/ユウジ
星読みヒーラー。香川県出身。プロダクトデザイナーを経てヒーラーに転身。現在は東京で個人鑑定、講演、執筆など幅広い分野で活動。近著に『ビジネス×星 ―宇宙の法則を事業に活かす―』(DIMENSION 刊)など著作多数。
@yujiscope
Kasumi Arimura
1993年生まれ。2010年「ハガネの女」でドラマ初出演。映画『ビリギャル』(15年)で主演を務め、日本アカデミー賞優秀主演女優賞・新人俳優賞を受賞。NHK 朝ドラ「ひよっこ」、映画『花束みたいな恋をした』(21年)、日曜劇場「GIFT」に出演。映画『さとこはいつも』が9月18日公開予定。
@kasumi_arimura.official

『マジカル・シークレット・ツアー』
2017年に中部国際空港で主婦たちが金の密輸で逮捕された事件に着想を得て映画化。夫の横領と解雇により借金を背負った二児の母・和歌子(有村)、借金600万円の研究員・清恵(黒木)、貯金ゼロで未婚の妊婦・麻由(南)が闇バイトに参加し、金密輸に手を染めていく。罪を重ねることと引き換えに得たものとは……? ロケ地シンガポールの街並みが旅情を誘う。
●監督/天野千尋
●出演/有村架純、黒木華、南沙良、塩野瑛久、青木柚、斎藤工ほか
●2026年、日本映画 ●116分
●配給/アスミック・エース ●新宿ピカデリーほか全国にて公開中
https://magicalsecrettour.asmik-ace.co.jp/
イザ
0120-135-015(フリーダイヤル)
ヒロタカ 表参道ヒルズ
03-3478-1830
- photography: Mai Kise
- styling: Yumiko Segawa
- hair & makeup: Izumi Niiyama
- text: Eri Arimoto
*「フィガロジャポン」2026年8月号より抜粋