セレブの離婚専門弁護士、ハリー王子夫妻は厳しい財政状況にあると指摘。
ポッドキャスト番組「We Need to Talk」に出演した離婚専門弁護士のジェームズ・セクストンは、ハリー王子夫妻の立場について語った。同氏によれば、ふたりは世界的に有名ではあるものの、その知名度だけで大きな富を築ける状況にはないという。

英国王室の公務から退き、アメリカへ移住して以来、ハリー王子とメーガン夫人は数多くのプロジェクトを立ち上げてきた。慈善活動をはじめ、NetflixやSpotifyとの契約(現在も継続しているものや終了したものを含む)、メーガン夫人が手がけるライフスタイルブランド「As Ever」、さらにハリー王子が創設した退役軍人のための国際スポーツ大会「インヴィクタス・ゲームズ」など、夫妻は幅広い事業を展開しており、その活動は一見すると順調に見える。
しかし、著名人や富裕層の離婚を数多く手がけてきたアメリカの著名な離婚弁護士ジェームズ・セクストンは、実情はそうではないと語る。同氏によると、ロサンゼルスの高級住宅街に暮らす多くのセレブとは異なり、アーチーとリリベットの両親であるハリー王子とメーガン夫人は、経済的に厳しい立場にあるという。「ハリー王子が所有しているものの多くは、実際には彼自身のものではありません。メーガン夫人が持っていた資産の多くについても同じです。彼女は時折仕事を得ていた脇役クラスの女優で、それは決して侮辱する意味ではありません」とセクストン氏はポッドキャスト「We Need to Talk」で持論を語った。「俳優という業界はとても厳しい世界です。彼女はうまくやっていましたが、アカデミー賞の候補になるような女優ではありませんでした。才能という面でも、あるいは女優としての地位という面でも、一流セレブに数えられる存在ではなかったのです。いや、彼女の才能について語るべきではありませんね。私が言いたいのは、あくまでも女優としてのステータスについてです」
「知名度を収入につなげる」
セクストン氏によると、ハリー王子とメーガン夫人は結婚してアメリカへ移住した後、「知名度を生かして、より多くの収入を得ようとした」という。しかし、その計画は必ずしも思い通りには進まなかった。夫妻が動画・音楽配信サービス各社と結んだ数々の契約は、最終的に頓挫したものも少なくない。メーガン夫人はポッドキャスト番組「Archetypes」と「Confessions of a Female Founder With Meghan」の2作品を立ち上げたが、いずれも終了。また、Netflixシリーズ「ウィズ・ラブ、メーガン」もシーズン2で終了し、続編は制作されないことが決まっている。
さらに、夫妻が運営する慈善財団「アーチウェル」も、ここ数年は財政面で苦戦が続いているとされる。知名度だけで成功が約束されるわけではなく、こうした相次ぐ事業の不振もあって、夫妻は資産を大きく増やすには至っていないと、セクストン氏は指摘している。彼によると、ハリー王子夫妻は「有名でも裕福ではない人たち」という、ある種のカテゴリーに当てはまるという。「裕福であっても有名ではないというのは、とても良いことです。裕福で、なおかつ有名であるのも悪くありません。プライバシーの多くを失うという煩わしさはありますが、単にお金を持っているだけでは得られないような特別な機会や待遇を受けられますし、お金では買えない社会的な地位や自己満足も得られます。」ポール・キャリック・ブランソンが司会を務めるポッドキャストで、セクストン氏はこう語った。そして、次のように締めくくった。「有名なのに裕福ではないというのは、最悪です。彼らはある意味で『有名でも裕福ではない』立場にあり、それは非常につらい状況なのです」
資産は数千万ポンド規模
もっとも、こうした見方は鵜呑みにすべきではない。モンテシートの高級かつ厳重なセキュリティで知られる住宅街にある邸宅で暮らすハリー王子とメーガン夫人が、実際に金銭的な問題を抱えているようには見えないからだ。また、2025年5月には、メーガン夫人が自身のポッドキャスト番組「Confessions of a Female Founder」で自身の資産について言及。「多くの女性と同じように、お金に対して割り切れない思いを抱えています。私たちは、お金について話さないように育てられてきました。そして、多くのお金を持っていることに対して、罪悪感を抱くことも少なくありません」と率直に語っていた。メーガン夫人は当時、このように語っていた。また、雑誌「ハロー!」は、ハリー王子夫妻の総資産を4650万ポンド(約100億円)と推計していた。これほど莫大な資産があっても、メーガン夫人にとっては十分ではないようだ。彼女は、多額の資産を持つことに罪悪感を抱く一方で、皮肉なことに、さらに多くのお金を稼ぎたいという思いもあると明かしている。「同時に、『いくらあっても十分ではない』という考え方にとらわれやすいものです」とメーガン夫人は当時語っていた。こうした暮らしぶりを見る限り、夫妻の生活は、一部で指摘されているほど厳しいものには見えない。
From madameFIGARO.fr
※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
- text: Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr)
- translation: Hanae Yamaguchi