有村架純とマックスマーラ、しなやかな美学。
中世ヨーロッパにおいて多大なる影響力を誇った女性マティルデ・ディ・カノッサをミューズに掲げた、マックスマーラの2026年秋冬コレクション。ひたむきで真摯な姿勢で時代を切り開いたヒロインの精神性を端正なシルエットや色彩に落とし込んだ。静かなる強さと情熱を込めて俳優の有村架純が纏う。

肩にスエードのパッチをあしらったジャケットとサイハイブーツのルック。さりげなくも力強いディテールが雄渾なムード。

今コレクションに度々登場したブリックレッドが装いをドラマティックにしてくれる。毛足のあるアルパカ
混の素材で素肌を優しく包み込んで。

なめらかなカシミアと緻密な仕立てに裏打ちされたフーディコートがエレガンスを醸し出す。中世の甲冑を思わせるショルダーパッチ付きのコマンドセーターで反骨精神を忍ばせて。

チェックのパターンが視線を集めるダブルブレストのウールジャケットは、オーバーサイズに仕立てた一着。メルトンの裏地を配したスタンドカラーに、遊び心が光る。

マックスマーラの冬の代名詞「テディベア コート」。新色は深い色合いがマチュアなムードを完成させるダークブラウン。高品質なアルパカとヴァージンウール、シルク混紡のテクスチャーが優しく身体を包み込みながらも、高潔な存在感を醸す。

希少価値の高いベビーキャメルを職人の手仕事で仕立てた、ダブルフェイスのコート。ラペルカラーにラグランスリーブのクラシカルなデザインは時代を超越して美しさを発揮する。一枚でドレスのように纏い、上質な素材に身を委ねる贅沢な時を楽しみたい。
Kasumi Arimura
1993年2月13日生まれ、兵庫県出身。2010年俳優デビュー。13年、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で天野春子の青年期を演じ、演技力が評価され、2015年映画「ストロボ・エッジ」、映画「ビリギャル」で主演を務め、映画「ビリギャル」では日本アカデミー賞優秀主演女優賞・新人俳優賞をW受賞。17年「ひよっこ」でヒロインに抜擢される。2021年映画「花束みたいな恋をした」では、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。石田ひかり、姫野花春とともに主演を務めた映画『さとこはいつも』が現在公開中。舞台「キュー」への出演を控えている。
マックスマーラ ジャパン
0120-030-535(フリーダイヤル)
https://jp.maxmara.com/
- photography: Yuuki Kumagai
- styling: Chikako Aoki
- hair: Yusuke Morioka(Calling.inc)
- makeup: Uda(Mekashi Project)
*「フィガロジャポン」2026年12月号より抜粋