山梨・塩山「ステイ366/98ワインズ」で、ワインとビールと蕎麦を堪能。

Lifestyle

いま気になる、「泊まれる」日本ワインの産地をご紹介!

桃源郷のような非日常の宿で、ワインとビールと蕎麦三昧。

ビール醸造タンクが並ぶブリュワリーの隣に、3つの客室とダイニングがある。オージープランツを配した植栽が目を引く外観。

「日常の先にある特別な一日を」、そんな意味を込めた山里の宿。長く日本のワイン産業に携わってきた醸造家・平山繁之が開いた98ワインズは”ワインは場所が造る”という理念のもと、山梨に根づいたブドウ品種である甲州とマスカット・ベーリーAのみを生産するマイクロワイナリーだ。代々続く農家が育てるブドウから、人的介入をできる限り抑えたピュアな味わいのワインを造る。ステイ366は、98ビアーズというブリュワリーを併設したオーベルジュで、山梨の土と水と風が育む酒と料理、そしてこの地に息づくものづくりを全身で感じることができる。


赤錆色の鉄の扉が印象的な醸造所「鉄の棟」。
左:国内大手やブルゴーニュのワイナリー、コンサルタントなどのキャリアを持つオーナー醸造家の平山繁之。 右:ブドウの熟度が高かった2023ヴィンテージ。左から「霜(ソウ)ロゼ 2023」¥2,750、「芒 白 2023」¥3,850、「芒 赤 2023」¥4,440

宿泊は1日2組限定。ワインとスイーツのウェルカムトリートで眼前の富士山を愛でたら、手入れの行き届いた醸造所へお邪魔してブドウを 巡るストーリーに耳を傾けよう。宿泊棟へ着いたらタップから注がれるクラフトビールのご機嫌なアペリティフ、続くディナーは滋味あふれる食材を用いた蕎麦懐石。一品ごとに吟味されたペアリングを心ゆくまで堪能したらあとは寝るだけ。

蕎麦懐石10品コースの一部。黒トリュフを添えたウナギの炭火焼きのガレットに、樽の風味と熟成感のある「芒(ノギ)赤 2020」、芝麻醤風味の牡蠣蕎麦は熟度の高い甲州とマスカット・ベーリーAを樽発酵&熟成させた「芒 ロゼ 2023」と。
タップビールもフリーフロー。

趣向の異なる3つの客室はシックなインテリアが配され、寝具やカーテンなどのファブリックは富士の湧水で洗った羽毛や繊維など県産のもの尽くし。ワインツーリズムのアワード、ワールド・ベスト・ヴィンヤード2024で世界の名ワイナリーと並んで48位に選出され、ホスピタリティはお墨付き。まるで桃源郷にあるかのような夢の宿で、造り手のこだわりに満ちたワイン体験に浸って。

ミッドセンチュリーモダン調の客室「朱(AKE)」はヴィンテージミックスのインテリアを配し、バスルームには猫脚のバスタブ。 
2面の窓の客室「玄(GEN)」はバスルームからも木々の緑を臨む。
着心地抜群の部屋着は山梨ブランドwafu(ワフ)のもの。
STAY366
山梨県甲州市塩山福生里462-1
0553-32-6603
全3室 全室バスタブ付き  1室¥96,000~(1室2名、2食ワイン付き、タップルーム&ミニバー利用込み)
https://www.stay366.jp/
※宿泊は20歳以上のみ
※宿泊客限定のワイナリーツアーを到着時刻に合わせて実施(14:00~15:00を推奨)
●JR塩山駅から車で約10分、送迎可(要予約)。

98BEERs
営)10:00~16:00
休)月~金
@98beers

98WINEs
山梨県甲州市塩山福生里250-1
0553-32-8098
営)9:00~17:00
休)月~金
@98wines

立ち寄りスポット
ステイの翌日はココへ!

ワインカフェ 古壺 Wine&Cafe Coco

甲斐ワイナリー直営のカフェ&ショップ。築200年の土蔵にアンティークの家具を配した空間で、甲州やメルロなどのワインや軽食が楽しめる。限定ワインや飲み比べセットもあり、行く価値大。

ワインカフェ 古壺 Wine&Cafe Coco
山梨県甲州市塩山下於 曽910 甲斐ワイナリー内
0553-32-2032
営10:30~15:00L.O.(月、火、金)、10:30~17:00L.O.(土、日)
休)水、木
※祝日の場合は営業
https://kaiwinery.com/coco/

勝沼ワイナリーマーケット
新田商店 Nitta Shoten

山梨県内のワイナリーを熟知する山梨ワインのご意見番、新田正明が店主を務めるワインショップ。生産者が絶大な信頼を寄せ、希少ワインも揃う。要望に沿って、懇切丁寧にワイン選びをサポートしてくれるのでぜひ寄ってみて。

勝沼ワイナリーマーケット新田商店 Nitta Shoten
山梨県甲州市勝沼町休息1560
0553-44-0464
営)9:00~17:00
休)水
https://nitta-shoten.com/

*「フィガロジャポン」2025年2月号より抜粋

photography: Midori Yamashita text: Hiromi Tani

この記事の元URL: https://madamefigaro.jp/travel/250412-japanese-wineries-yamanashi-stay366.html