いま「乳液」を見直すべき理由 1品1品違う!? 「利き乳液」体験で、乳液の力を再発見。

Beauty 2023.11.24

乳液はスキンケアの中でも「なんだか地味だよね」という印象を持つ方も多いのでは......? 確かに美容液に比べると、乳液って「基本のき」なイメージですが、実は保湿成分とエモリエント成分をバランスよく配合し、その両方の働きを兼ね備えている名アイテム。そんな乳液の魅力を再発見できる「乳液レクチャー会」なるイベントが開催されるとのことで、参加してきました。

乳液だけで14種類! 商品化した処方は200レシピ以上!?

この「乳液レクチャー会」を企画したのは、創業以来、乳液にこだわり続けてきたアルビオン。なんと現在、販売している乳液は14種24本という充実のラインナップを誇るといいます。会場にズラリと並んだ乳液たちを見て、改めて「こんなにあるのね......!」と、圧倒されてしまいました。乳化技術や乳液の肌効果を知り尽くした「乳液のパイオニア」です。

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アルビオンを代表する乳液が勢揃い。左から、創業時からある乳液「プライアン」、角層のキメを整える「フラルネ」、ふっくらハリ肌へと導く「アンフィネス」、浸透感に優れハリとツヤを呼び覚ます「エクシア」、そして最高峰ラインの「エクシア アンベアージュ」。
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「プライアン」はいまを去ること67年前に誕生。現在でも150ml ¥1,980で販売が続いている、驚きのロングセラーです。

とはいえ、乳液って美容液のように「特定の肌悩みを対象にしたアイテム」ではないはず? さらに「14種類もあって、本当に差があるの?」というソボクな疑問も......。そんなちょっぴり意地悪な質問をしてみると、「14種類の乳液全てテクスチャーや後肌実感が異なるんですよ」と、アルビオンPR担当の大西沙奈美さん。

そして、アルビオンといえば「洗顔後、まず乳液」という独自のメソッド。これは初代美容部長が当時、「どうすればどんな肌もキレイになるのか?」と試行錯誤する中でたどり着いたもので、理屈から生まれたものではなく、肌実感から導き出された美容法だそう。

それでは、乳液を実際にテスティングしてみましょう!

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「利き乳液」を体験。感触や仕上がりの差にビックリ。

今回試したのは、秋冬におすすめの乳液「フラルネ」「アンフィネス」「エクシア」「エクシア アンベアージュ」のシリーズ。乳液だけを使い比べするという、「利き酒」ならぬ「利き乳液」ですね。

Eお試し代表乳液 リサイズ.jpg
個性的な乳液たち。果たしてその肌実感はというと......?

実際の肌への使用量は、1回につきコットンにポンプ3プッシュ分。試しに1プッシュ分コットンに取ってみたところ、確かに1品1品テクスチャーが違います......! 左のフラルネはみずみずしくトロッとしていますが、右のアンフィネスはまろやかでコクがある感じ。

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左のフラルネはゆるめのみずみずしい感触、右のアンフィネスはコクがあり、こんもり山になっています。 

実際にコットンを肌にすべらせてみると、フラルネはあっという間にとろけて、吸い込まれていきました。肌がすっと飲み干すような浸透感が心地よく、角層が速やかに潤いで満たされます。爽やかな香りに包まれながら、表面のキメが整う感覚も。

一方のアンフィネスはというと、一見濃厚なテクスチャーですが、肌の上でまろやかにとろけます。じんわり浸透して、こわばった角層がゆるんでいく感じ。やさしい香りに癒やされながら、ふっくらとハリで満たされる感覚を抱けるはず。

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アンフィネスはリッチなコクを感じるのに肌なじみがよく、あと肌がふっくらしなやかに整います。
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左: フラルネ フルリファイン ミルク EM 200g ¥5,500 右: アンフィネス ダーマ パンプ ミルク S 200g ¥7,700/ともにアルビオン

そのほかの乳液のテクスチャーも、本当にそれぞれ違うんですね。「エクシア」は、リッチでありながら、肌と瞬時に一体化するような浸透感にビックリ。最高峰の「エクシア アンベアージュ」は、クリームに近い濃密感で、上質なツヤとハリで満たされる感覚にうっとりしてしまいます。

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乳液が叶える肌効果とは「しなやかさ」と「透明感」。

そもそも乳液というアイテムは、肌を柔らかく保ちながら保湿するために、クリームよりも水分の比率が多い傾向があります。一般的な乳液は化粧水の後に使用しますが、「洗顔後すぐの肌」に、乳液を使うことを推奨します。それはなぜでしょう?

D乳液アップ リサイズ.jpg
水分と油分、保湿成分をバランスよく含み、洗顔後の肌になじみやすいテクスチャー。

「洗顔後の肌は汚れが落ちてクリーンな状態ですが、肌本来の潤い保持力が不完全な状態なんですね。肌が求める"水分""油分""保湿成分"を、ベストなタイミングで速やかに補給するために、誕生したのが"肌本来の潤いバランス"をお手本にした乳液なんです」(大西さん)

なるほど......。確かに、洗顔で失われたものを、素肌に速やかに補給するのは効率的。

化粧水の後に使う一般的な乳液は「肌をシールドする」働きを持ちますが、アルビオンの乳液は、角層の潤いバランスを整え、肌の柔軟性を高めるのが目的といいます。

「角層が健やかに整うことで、しなやかさと透明感が生まれます。さらにその後に使うスキンケアのなじみがよくなる効果もあるんですよ」(大西さん)

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「肌が変わる」感動体験、乳液って実は個性的! 

同じ「乳液」でありながら、テクスチャーはもちろん、仕上がりの肌の質感も違うことに、素直に感動した「利き乳液」体験。 

スキンケアというと、肌への効果を求めて、つい美容液に注目しがちですけど、乳液だって負けないくらい個性的。しかも毎日のケアで基本の保湿をしっかり行いながら、この肌実感を得られるなんて、実はスゴイことなんじゃないかと思います。

乾燥が増していくこれからの季節、何をやっても乾いて仕方ないという方は、乳液を見直してみてはいかがでしょう? 「後編」では、今年続々登場した個性派&実力派の乳液たちをご紹介したいと思います。

●問い合わせ先:
アルビオン
www.albion.co.jp

text: Namiko Uno

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