本誌連動企画「ミレニアル俳優」 パリコレを歩いた、衝撃の11頭身。

vidéo : TISCH（UM）

現在発売中のフィガロジャポン8月号では、実力派ミレニアル俳優たち6人の瑞々しいポートレートを掲載！ そのウェブ連動企画として、本誌で紹介した俳優たちのスペシャル動画付き13問13答と生声インタビューを特別公開中。
第５弾は、人間離れしたスタイルを誇る俳優・竜星涼。パリコレに始まり、先日はミラノコレクションでドルチェ&ガッバーナのランウェイを飾るなど、モデルとしても活躍中。舞台を観たら必ず惚れるというウワサの美男に、いざ接近。

素顔の竜星涼に、13問13答！

Q.1 最初に好きな女の子にプレゼントしたものは？

Q.2 飼ってみたい動物は？

Q.3 弱点は？

Q.4 いちばん好きな飲み物は？ ▶バナナジュース。特に、自分で作ったやつが好きです。

Q.5 全曲ダウンロードしているアーティストは？ ▶安室奈美恵さん、X JAPAN。つい昨日も安室さんのライブに行ってきたばかり。

Q.6 お風呂のスタイルは？ ▶湯舟に浸からない日はないです。春でも夏でも秋でも冬でも。

Q.7 よく見る夢は？ ▶歯が全部抜ける夢。あとは追いかけられる夢とか、殺されそうになる夢とか。愉快な夢は覚えてないですね（笑）。

Q.8 財布の形状は？ ▶長財布。本当は小銭とカードが入るくらいの小さいタイプがベストなんですけど、長財布だとお札を折らなくていいので。

Q.9 何年も続けているこだわりは？ ▶コンタクトは左目から。小学生くらいからずっとそうしてます。

Q.10 最近泣いた出来事は？ ▶昨日の安室さんのライブ。最初っから号泣でした（笑）。

Q.11 ついついやってしまうゲームや見てしまうウェブサイトは？ ▶インスタ。世界中のクリエイターやブロガーを見ています。主にファッション系。

Q.12 今日ポケットに入っているものは？ ▶何もないです。基本的にはバッグに入れています（この日はルイ・ヴィトンのクラッチバッグで登場）。

Q.13 好きな香りは？ ▶女性の香り。たとえば男だらけの場所に、女性がひとりでもいた時に香る、あのふわ～んとした香りが好きです。

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竜星涼にスペシャルインタビュー！

ニット￥99,360、パンツ￥126,360/ともにメゾン マルジェラ トウキョウ（メゾン マルジェラ）

　取材の日は、2カ月半にわたる長丁場の舞台『修羅天魔～髑髏城の七人 Season極』の千秋楽の翌日。どうしても彼に出てほしくて、校了日間近のギリギリまで待っての撮影となった。以前から細身だったけれど、当日は身体から無駄なものはすべて削ぎ落とされ、脚の長さはぴったりなのに、胴回りはどれもブカブカ。むしろそれを逆手に取り、パンツのウエストを弄ったり、両手を入れたり、楽しいシューティングが始まった。

　この日の竜星涼は、山から下りてきた修行僧のようにすっきりとした表情。その1週間前に、私たち編集チームは東京・豊洲に作られた日本初の360度回転シアター「IHIステージアラウンド東京」にて、竜星涼の艶やかな演技を鑑賞した。劇団☆新感線の代表作『髑髏城の七人』シリーズの『極』で彼は、本能寺の変で死んだ織田信長の野望を引き継ぐ男、天魔王（古田新太）と因縁のある謎の男、夢三郎を演じた。前半は、色里を統治する男花魁として妖しい魅力を振りまき、後半は関東一円の支配をもくろむラスボスとして激しい立ち回りを披露！　長身の体形が、舞台の上で実に映える！

「それまでの『髑髏城の七人』シリーズにはない新しい役で、最初はそこまで大きくない役どころだったと聞いています。脚本家の中島かずきさんが書いているうちに、どんどん役を膨らませてくださって、結果的に天海祐希さん演じる極楽太夫と対峙する役になりました。僕は天海さんのことを姐さんと呼んでいるんですけど、元々この舞台に引っ張り上げてくれたのも姐さんなんです。3年前『女信長』というドラマでほんのちょっとだけご一緒しただけだったのに、その後もずっと僕の仕事を見ていて下さっていたようで、『この役は頑張っている若い人に声をかけたい』と推薦してくださったと聞いています。僕らが出た『Season極』は、天海祐希さんと古田新太さんという、僕がずっと目標としている舞台俳優の対決の話で、そこにどれだけ大きな立ち回りで自分が花を添えることができるか。毎日、アスリートのように身体を鍛え、それだけを考えて邁進していました」

　決めのセリフの場面では、「アクションをしながら、一気呵成にセリフを言いたいんだけど、セリフを優先させると息ができなくなって本当に死にそうになるんです。でも、途中で呼吸をすると、コンマ何秒かでセリフが遅れて、それが自分では許せなかった」というくらい、ストイックに役と向き合った。楽屋が一緒だった兵庫役の福士誠治とは時間があればふたりで身体を作ったり走ったりして、「互いの状態は何も言わなくてもわかり合えていたと思っていますし、兵庫なくしての夢三郎は考えられないっていくらい深い関係を築くことができたと思います。千秋楽は泣かないつもりだったんですけど、福士の兄さんが泣いている姿を見て、感情的になっちゃいました」
　公演中は日本のみならず海外からのファンも押し寄せ、連日、客席には芸能人の姿も。上演後には、貴重な意見ももらったという。

　高校生の時に原宿でスカウトをされて以来、常に誰かの目に留まることで、キャリアを切り開いてきた。「芸能界って、運がある人が集まっている世界だと思うんです。その中では、才能を磨き、努力を積み重ねても、役に選ばれなかったら才能の持ち腐れになってしまう。だからこそ、選んでもらえるように努力の上に努力を重ね、自分から働きかけるのは当然だと思います。僕は何をやらせても不器用で下手くそなので、一生懸命やるしかないんです。でも、福士の兄貴に、『下手なのに一生懸命やっているそのハートが好きだよ』と言ってもらえて、それを糧にしています」

©Dolce&Gabbana

　去る6月はドルチェ＆ガッバーナからダイレクトにオファーを受け、ミラノコレクションの2019年春夏コレクションのモデルとしてウォーキングを果たした。純白のスーツにゴージャスなビジューがあしらわれたもので、そのシンプルさがひと際目を引いた。同ブランドが発表したプロモーションPVにも出演し、アンドロイドのようなクールで無機質な表情を披露。これには、16、17年と2年連続、単独でオーディションに挑戦してチャンスを得たヨウジヤマモト、Y-3のパリコレクションでのモデル経験が効いている。

「ファッションが大好きで、モードの動きは常に刺激的だから、一流デザイナーのインスタグラムをはじめ、シーズン毎のコレクションはメンズだけではなく、ウィメンズも全部チェックしています。もともと、母親が80年代にファッションの仕事をしていたので、いわゆるモード一家です（笑）。モデルに挑戦しているのは、母親の夢見ていた世界で活躍することが最大の親孝行になるかなという思いもあります。俳優の仕事と並行して、ファッションの魅力を発信する一要因になれればと考えています」

国内外の“ウワサの男”に注目したフィガロジャポン8月号が絶賛発売中！

ミレニアル俳優のスペシャル動画＆インタビューを続々アップ！
●6/20（水）UP!　吉沢亮「ウワサの美形に超接近」（本誌P50-51）
●6/25（月）UP!　太賀「名監督に愛される秘密とは」（本誌P56）
●6/27（水）UP!　小関裕太「THE ハイスペック男子の魅力」（本誌P53）
●7/2（月）UP!　寛 一 郎「サラブレッドの苦悩と挑戦」（本誌P52）
●7/9（月）UP!　瀬戸康史「可愛い顔×男らしい生声のギャップ」（本誌P57）