セレブたちの子どもの名前、最近のトレンドは？

マリオン・コティヤールの息子マルセル、モニカ・ベルッチの娘レオニー……。私たちにインスピレーションを与えてくれるセレブは、時には子どもの名前にさえも影響を与える。フランス、マダム・フィガロのリポート。

シャネルのファッションショーに現れたリリー＝ローズ・デップ。(パリ、2015年10月6日) photography: Abaca

専門書で調べたり、周りの人に聞いたり、くじを引いたり……子どもにぴったりの名前をつけるための魔法のような公式は存在しない。しかし、もしあなたが力尽きたら、セレブが救いの手を差し伸べてくれるくれるかもしれない。古典的なものから独創的なものまで、子どもの名前は無尽蔵のアイデアソースだ。早速チェックしてみよう。

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マリオン・コティヤールとギョーム・カネは子どもたちに「ルイーズ」と「マルセル」と名付け、ジャン・デュジャルダンとナタリー・ペシャラは「ジャンヌ」、ヴァンサン・カッセルとモニカ・ベルッチは「レオニー」と子どもに名付けるなど、多くのフランスのセレブが、時代を超えた古い名前のトレンドを追いかけている。

また、フランソワ・クルーゼは、女優のヴァレリー・ボネトンとの間に生まれた娘にマルグリットという名前を付けたがった。2021年6月、フランスの水泳選手カミーユ・ラクールは、パートナーのアリス・デトレネールとの間に生まれた小さな男の子にマリウスという名前を選んだ。

一方、ハリウッドでは、スカーレット・ヨハンソンが一人娘にローズと名付けた。ローズという名前は近年、フランスでも人気再燃中。数年前には、ヴァネッサ・パラディとジョニー・デップも長女の名前に“ローズ”を含んだ「リリー＝ローズ」を選んだ。リリーと組み合わせて、よりオリジナリティを出している。

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聖書からインスピレーションを受けた名前

“o（オー）”や“a（ア）“の音も人気のようだ。男の子では、レティシア・カスタが長男をオーランドと名付け、セシル・ドゥ・フランスの息子はリノ、エヴァ・ロンゴリアはサンティアゴと名付けた。

女の子では、ペネロペ・クルスやハビエル・バルデムはルナ、ケイト・モスはライラ、ヴィクトリア・ベドスはゼルダ、セリーナ・ウィリアムズはオリンピア、メラニー・ロランはミアと名付けている。ケイト・ウィンスレットが娘にミアと名付けたが、それ以前からもミアは人気のある名前ランキングの上位に入る名前だった。

スカーレット・ヨハンソンとコメディアンであり、サタデー・ナイト・ライブの作家でもある夫のコリン・ジョストは、2021年8月に第2子をコスモと命名した。女優のガル・ガドットは、三女の名前にダニエラを選んだ。そして、アントワーヌ・グリーズマンとエリカ・ショペレーナは、第三子をアルバと名付けている。

しかし、誰もかもがこうしたトレンドを追求するわけではない。中には聖書からインスピレーションを受けた名前を選ぶ人もいる。ロバート・デ・ニーロは、1995年に生まれた息子の名前にアーロンを選んだ。ジェニファー・ガーナーとベン・アフレックは、2012年に生まれた末っ子に、クラシックなサミュエルを選んだ。姉のヴァイオレットやセラフィーナと比べると、明らかにオリジナリティに欠ける名前だ。

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“王子さまネーム”の流行

ロイヤルな名前はどうだろうか？　驚くほどのことではないが、ロイヤルファミリーのファーストネームはやはりインスピレーションを与えてくれる。特にイギリスでは。

キャサリン妃とウィリアム王子の二人の息子、ジョージとルイという名前は、数年前から増えている。キャサリン妃の妹のピッパ・ミドルトンとジェームズ・マシューズの息子の名前、アーサーもそうだ。女子の場合は、定番のシャーロットは手堅い選択だろう。

また、メーガン夫人とハリー王子の第一子に与えられた名前「アーチー」は、2020年中にイングランドとウェールズで最も多く与えられた名前のトップ10にランクインしている。2021年6月4日に誕生した幼い娘には、曾祖母のエリザベス女王と祖母の故ダイアナ妃に敬意を表して、リリベット・ダイアナという意味深い名前を選んだ。