スペインのレオノール王女、軍務に。

Culture 2023.08.24

8月18日、スペイン王宮はサラゴサにある陸軍士官学校でのレオノール王女の画像を初公開した。フェリペ6世とレティシア王妃の娘であるレオノール王女は、これから3年間の訓練課程に入る。

視線は真っ直ぐで頭にかぶった帽子で保護されている。レオノール王女はスペイン王室の豪華さからはほど遠い存在となった。photography: Andrews Archie / Abaca

真面目に、責任感を持ち、尊敬の念を持って。8月18日、スペインのレオノール王女が、スペイン北東部のサラゴサにある陸軍士官学校（AGM）で最初の一歩を踏み出した。父であるフェリペ6世と祖父であるフアン・カルロス1世名誉国王の足跡をたどるように、17歳の彼女は軍服に身を包み、真剣な表情で髪をきつく束ね、隊列の中に姿を現した。王宮が公開した印象的なショット。

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大規模なトレーニングセッション

8月17日（木）の辛い別れの後、翌日、アストゥリアス女公レオノール王女の訓練中の写真が初めて宮殿から公開された。スペインのレオノール王女は、第一士官候補生大隊に配属され、私服と風になびく髪型から、アップにまとめたシニョン、レンジャーブーツ、そしてスペインの国旗が右肩に描かれた迷彩ユニフォームへと衣装を変えた。女の制服には、スペイン王家の名前であり、レティシア王妃の姓でもあるボルボン・オルティスというダブルネームのラベルが貼られている。

19世紀以来初めてこの国の女性国王となるレオノール王女は、背筋を伸ばし、肩を落とし、勉強熱心で、新しい仲間たちとともに活動し、すでに自分の役割を真剣に受け止めている様子だ。寮生活という厳しい環境の中で、若い王女は2週間の入門、オリエンテーション、軍隊生活への適応を始めたばかりだ。この後、4週間の基礎軍事訓練が続く。ロイター通信によると、国王フェリペ6世は、「レオノールの番が来た。最初の数日は大変だろうが、努力と忍耐で乗り切るだろう」と、かつて同じような訓練を受けた彼女の父親は語った。そして、レオノール王女も父と同じように、陸・海・空の三軍すべての訓練を受けることになる。

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困難な別れ

前日の8月17日、レオノール王女は興奮と感動の中で別れを告げた。正午、王家の行列がサラゴサ・アカデミーの門をくぐった。レオノール王女は、親しい人々に支えられ、これまでにない新学年を迎えることができた。陸軍の制服に身を包んだ国王フェリペ6世は、その後継者の肩に安心感をもたらす手を添えていた。この歴史的瞬間は、おそらく彼自身が若い頃である1985年の自身の入学を思い起こさせる瞬間だったかもしれない。

学校の校長であるマヌエル・ペレス・ロペス将軍によって歓迎され、王族はアカデミーの前に集まったジャーナリストたちの質問に答えた。新入生であるレオノール王女は、「とても幸せでやる気に満ち、待ちきれない」と語った。新しいことに直面した17歳の若い女性なら誰もがそうであるように、王女もまた「緊張している」とも語った。

運動場の入り口では、皆の顔に感情が表れていた。妹のソフィア王女と父親はレオノール王女を温かく抱きしめ、レティシア王妃は誇りと感動を胸に、目を閉じて長女を優しく抱きしめた。スーツケースを手にした未来の女王は、最後にもう一度振り返り、家族に安心させるような笑顔を見せ、人生の新たな章を歩み始めた。

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