京都 両足院で観る、現代アートの屏風絵とは?

Culture 2023.11.20

11月23日より、京都・祇園にある禅寺建仁寺の塔頭寺院、両足院にて現代アーティストのSHUN SUDOによる特別展示『MOMENTARY(モメンタリー)』が開催。

231121-shunsudo-01.jpg

圧巻の屏風絵『ETERNAL MOMENT』(2023年)。©️keisukenishitani

SHUN SUDOは、東京オリンピック 2020のスケートボード会場で手がけたアートウォールやソニー、アップル、ポルシェといったグローバル企業のコラボレーションも多数行い、国内外で活躍している。タイムレスな作品を発表してきたSUDOは、「両足院の縁側から丁寧に手入れされた庭を眺めたとき、これこそが日本の美、日本の自然だと思いました」と語る。

231120-shunsudo-02.jpg

両足院は室町初期1358年に知足院として創建された歴史ある寺院。境内にはSHUN SUDOも感銘を受けた美しい庭園があり、四季折々の風景が楽しめる。現代アートを中心に領域の壁を超え、伝統とつなぐ試みや従来の方法にとらわれない瞑想など「智慧と慈悲」の探究を続けている。

今回、自身のアイデンティティでもある「日本」、そして京都や両足院の長い「歴史」と向き合った結果、ダイナミックな作品が完成。留めることで布と布をつなぐ「ボタン」と、平和的なシンボルでもある「花」という日常のありふれたモチーフをドッキングさせ、人や世界を"つなげる"というポジティブな意味合いを持つ象徴的なモチーフ「ボタンフラワー」が大胆に配された屏風作品『ETERNAL MOMENT』ほか、SUDOの新たな挑戦となる作品を、ぜひ両足院にて、その景色、空気とともに体感して。

---fadeinpager---

231121-shunsudo-02.jpg

©️keisukenishitani

231120-shunsudo-03.jpg

SHUN SUDO(しゅん・すどう):現代アーティスト。1977年東京生まれ。世界を旅しながら得た感性をもとに独学でアートを学ぶ。水墨画的な動静を併せもった繊細なタッチ、日米のポップカルチャーやストリートカルチャーを継承したモチーフや色彩や、映画、音楽、自然、アニメーションからインスピレーションを得て生まれた幻想的な「生物」と「花」が作品の持ち味。2015年に初のソロエキシビション『PAINT OVER』をニューヨークで開催。以降、国内外での個展の開催のほか、グローバル企業とのコラボレーションを手がけるなど国内外で活躍中。

---fadeinpager---

231120-shunsudo-04.jpg

特別販売の扇子は、ぜひお土産に。SHUN SUDO デザイン扇子¥4,950

京都 両足院 SHUN SUDO 特別展示『MOMENTARY』

期間:2023年11月23日(木・祝)〜12月7日(木)
会場:京都 両足院
京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591
開)11:00〜16:30
拝観料:¥1,000

text:Natsuko Kadokura

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

Business with Attitude
airB
言葉の宝石箱
パリシティガイド
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories