「繊細」「不器用」「アウトドア好き」13歳になったジョージ王子、「未来の英国王」の素顔。

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ジョージ王子は7月22日、13歳の誕生日を迎えた。英紙『ザ・サン』が王子を「繊細で内気なティーンエイジャー」と報じる中、英国王室に詳しい専門家のマーク・ロシュとリチャード・フィッツウィリアムズが、若き王位継承者の素顔や性格について分析する。

ウィリアム皇太子、ジョージ王子、シャーロット王女。photography: UPI/ABACA

かつてのあどけないまなざしは、いまでは物事を見極める落ち着いた眼差しへと変わった。完璧に仕立てられたスーツに身を包み、ジョージ王子は、自らに運命づけられた役割を果たすための所作を、すでに自然と身につけ始めている。ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃の長男であり、英国王位継承順位第2位に位置するジョージ王子は、生まれたときから将来国王となるための準備を続けてきた。そして7月22日に13歳の誕生日を迎えた王子は、単に誕生日を祝うだけでなく、人生の象徴的な節目も迎えた。英国では13歳になることが「ティーンエージャー」の仲間入りを意味するため、正式に思春期へと足を踏み入れたのである。この節目に合わせて、匿名の関係者が英紙『ザ・サン』の取材に応じ、チャールズ国王の孫であるジョージ王子の性格について語った。その人物は王子を、「繊細な心の持ち主」で、やや「不器用」かつ「内気」な少年だと表現。また、自然や音楽、そしてアウトドア活動をこよなく愛しているとも明かした。もっとも、このような印象には、専門家たちも全面的には同意していない。

「ウィンザー家の人々は、もともと繊細なタイプではありません。そして、それはジョージ王子も例外ではないでしょう。」そう断言するのは、本誌の取材に応じた英国王室伝記作家のマーク・ロシュだ。今年アルバン・ミシェル社から刊行された著書『Ma vie chez les Windsor(原題)』の著者であるロシュ氏は、とりわけ男性王族について「感情を表に出しやすく、弱さを見せる王室」というイメージが広まった背景には、チャールズ3世の存在が大きいと分析する。チャールズ3世は、母エリザベス女王よりも感情豊かな人物として受け止められることが多いからだ。「エリザベス女王を突き動かしていたのは、ただひたすら『義務』だけでした。実際、その使命を果たすために、家族との時間の一部を犠牲にしたのです」とロシュ氏は振り返る。つまり、ウィンザー家の人々にも繊細な感情はあるのだろう。しかし、それを公の場で表に出すことはほとんどない。王室メンバーは幼い頃から感情を抑えることを教え込まれ、「黄金の檻」の格子越しに人々から常に観察され、あらゆる言動を分析される立場で育つ。そのため、誰ひとりとして「繊細で傷つきやすい人物」ではないとロシュ氏は指摘する。そして、その例外にジョージ王子も当てはまらないという。

英国で最も注目される子ども

一方で、ロシュ氏は英紙『ザ・サン』が伝えたジョージ王子の「内気な性格」については否定していない。これもまた、ウィンザー家に受け継がれた気質のひとつだという。「ウィンザー家の人々は精神的に強く、王室の厳格なプロトコルによって徹底的に縛られています」とロシュ氏は説明する。「そして、彼らは内気でもあるのです。それは事実です。エリザベス女王もそうでしたし、チャールズ3世も同じです。これは遺伝というよりも、一般の人々とはかけ離れた、守られた環境で育ったことによる教育の結果なのでしょう。」実際、英国王室のメンバーとその子どもたちは、発言する言葉一つひとつから、人と会うこと、公の場へ出ることに至るまで、すべてがあらかじめ綿密に計画されている。「彼らは幼い頃から、部外者や、自分たちのごく身近な人間関係の輪に属していない人々に対して警戒心を抱くようになります。その意味では、アンドルー元王子とハリー王子を除けば、皆が内向的だと言えるでしょう。ただ、そのふたりはふたりで、それがさまざまな問題を招くことになりました。」

「ジョージ王子が本当に外向的な一面を見せる唯一の場所は、父ウィリアム皇太子と一緒にサッカー観戦をしているときでしょう。皇太子はプレミアリーグのアストン・ヴィラの熱心なサポーターです」とロシュ氏は笑顔で語る。実際、ジョージ王子がスタンドで勢いよく席から飛び上がり、拳を握りしめたり、サポーターたちとともに喜びを爆発させたりする姿は、たびたび話題となってきた。そうした表情は、バッキンガム宮殿のバルコニーや公式行事で見せる、控えめで落ち着いたジョージ王子の姿とはまるで対照的だ。

アストン・ヴィラのサポーターであるジョージ王子。photography: Poitout Florian/ABACA

それ以外については、ジョージ王子本来の性格によるものなのか、それとも王位継承者として求められる振る舞いなのかを見極めるのは難しい。というのも、ジョージ王子は、8歳の弟ルイ王子や11歳の妹シャーロット王女とは異なる育てられ方をしているからだ。末っ子のルイ王子は、公式行事の最中に変顔をしたり、おどけたしぐさを見せたりして、時には決まりきった雰囲気を和ませ、英国民を楽しませることがよくある。一方、兄であるジョージ王子が、そのような無邪気な振る舞いを見せたことはほとんどない。「それは間違いなく、彼が王位継承者だからです」とロシュ氏は改めて分析する。「ジョージ王子は王位継承順位第2位です。彼は常に祖母であるエリザベス女王のお気に入りでした。女王は何よりも王位継承を最優先に考える人でしたからね。女王にとっては、まずウィリアム皇太子、そしてジョージ王子が特別な存在だったのです。ジョージ王子には、失敗は許されません」

ウィリアム皇太子夫妻が私たちに見せたい姿

ジョージ王子の日常は、弟のルイ王子や妹のシャーロット王女とは異なる。「ジョージ王子には常にひとり、多いときはふたのボディーガードが付き添っています」と、その伝記作家は説明する。「さらに宮殿の顧問たち、とりわけメディア対応を担うアドバイザーたちに囲まれています。公の場へのすべての外出は、細心の注意を払って計画されています。」公の場に姿を現すたびに、服装、立ち振る舞い、式典での立ち位置に至るまで、あらゆる点が細かくチェックされている。この点について、イギリスの王室評論家リチャード・フィッツウィリアムズは、ジョージ王子は非常に十分な準備を重ねているため、「私たちが目にする彼の姿が自信に満ち、さらには少し傲慢にすら見えるのも当然のことです」と明言している。しかし、同氏はすぐさまその判断に含みを持たせ、慎重な見極めを呼びかけている。

「私たちが目にしているのは、ごく限られた一面にすぎません。なぜなら、それはまさにウィリアム皇太子夫妻が私たちに見せたいと望んでいる姿だからです。」ケンジントン宮殿が公開する動画や、キャサリン皇太子妃が撮影する誕生日写真、そして限られた公式行事での姿は、現実のごく一部を映し出しているにすぎない。「ソーシャルメディアに投稿されたこうした画像だけをもとに、10代の少年の性格を判断するのは非常に難しいことです。」さらに、この専門家はキャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子夫妻のコミュニケーション戦略を高く評価している。同氏によれば、夫妻は過去の教訓をしっかりと生かしているという。幼い頃に寄宿学校へ送られた国王チャールズ3世の苦難に満ちた子ども時代、そして両親の別居後、パパラッチに絶えず追われ続けたウィリアム皇太子とハリー王子の幼少期、そうした経験から学んでいるというのだ。「夫妻の意図は、子どもたちができる限りプライバシーを守られた環境で少しずつ成長し、自分のペースで成熟していけるようにすることなのです。」

ジョージ王子とキャサリン皇太子妃。photography: Matthews Andrew/PA Photos/ABACA

ジョージ王子は、父ウィリアム皇太子とともにサッカー観戦を楽しむだけでなく、自然やアウトドア活動、そして音楽にも関心を持っていると、リチャード・フィッツウィリアムズは語る。また、マルク・ロシュは、ジョージ王子が環境問題への取り組みにおいても父ウィリアム皇太子や祖父チャールズ3世の後を継ぐことになるだろうと見ている。「ジョージ王子は環境問題に対して非常に高い関心を持つようになる可能性が高いでしょう。チャールズ3世もウィリアム皇太子も、環境保護を公的な活動の重要な柱としてきました。」音楽についても、両氏は「ウィンザー家では音楽は非常に大切な伝統です。キャサリン皇太子妃はピアノを演奏します。また、名門貴族の家庭では、ほぼ例外なく何らかの楽器を習うものなのです」と口をそろえる。

この秋、ジョージ王子は、かつて父ウィリアム皇太子も通ったイートン校へ進学する予定だ。「これから4年間、ジョージ王子は徹底的に守られることになります。まず学校側が、彼に関する情報を漏らした生徒には退学処分も辞さないという厳しい方針を取っています。さらに、昼夜を問わずボディーガードが付き添います。そして、メディアとの間には、彼をそっとしておくという暗黙の了解もあります。実際、イートン校時代のウィリアム皇太子についてほとんど報じられなかったのと同じように、ジョージ王子について耳にする機会もほとんどないでしょう。」その一方で、同氏はこう続ける。「ただ、あらかじめお伝えしておきますが、18歳になる頃には、その状況が一変する可能性が非常に高いでしょう。もちろん警護は引き続き受けます。しかし、大学でははるかに開かれた環境に身を置くことになり、同級生や、これまでのような自主規制を設けなくなるメディアと向き合うことになります……。」

From madameFIGARO.fr

※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

  • text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)
  • translation: Hanae Yamaguchi