ダイアナ妃の死の直後に書かれたチャールズ国王の手紙、オークションへ。
Culture 2024.08.31
チャールズ皇太子が1997年12月8日に書いた手紙が、1500ポンド(約28万円)でオークションにかけられた。
1991年10月1日にトロントで行われた歓迎式に出席したチャールズ皇太子とダイアナ妃。photography: Getty Images
「いま、あなたが感じている耐え難い空虚さを容易に想像できます」これは、1997年12月8日にチャールズ3世が書いた3ページの手書きの手紙の一節である。この手紙では、元妻ダイアナ妃の死から3か月後に感じた悲しみについて述べている。その手紙は、ボストンに本社を置くRRオークションによってオークションにかけられた。RRのスポークスパーソンは「この長い手書きの手紙は(友人の)『ピーター・ホートン』に宛てたもので、愛する人の死に対する哀悼の意を表している」と語っている。この半年ほど前、1997年8月31日にパリの交通事故でダイアナ妃は亡くなっており、そのことを思い出さずにはいられない。
当時のチャールズ皇太子(現国王チャールズ3世)は、友人ピーター・ホートンの妻、親愛なるリズの死に「胸が張り裂けそうだ」と記している。チャールズ皇太子は多くの共感を示し、ホートンが直面している「苦悩」を想像し、「状況を変えるために魔法の杖を振りたい」とも述べた。
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text: Elisa Cantaux (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi