フランスの大富豪ランキングに名を連ねたジョージ・クルーニー、順位はまさかの「最下位」!?

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2025年12月26日にフランス国籍を取得したアメリカ生まれの俳優ジョージ・クルーニーは、今年、経済誌「Challenges(シャランジュ)」が発表するフランスの実業家資産ランキングに初めて名を連ねた。ただし、その順位は最下位だった。

 イギリス・ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催された「キングス・トラスト」の創立50周年記念式典に出席したジョージ・クルーニーとアマル・クルーニー。(ロンドン、2026年5月11日)photography: Mark Cuthbert / UK Press via Getty Images

ジョージ・クルーニーは、わずか数カ月で実業界でも最も注目を集めるランキングのひとつに名を連ねることとなった。2025年12月に正式にフランス国籍を取得した65歳のアカデミー賞受賞俳優は、7月8日(水)に経済誌「Challenges」が発表したランキングで、フランスの実業家資産額トップ500に初めてランクインした。

このランキングでは、今回もベルナール・アルノー、エルメス創業家、シャネルのオーナーであるヴェルタイマー兄弟、そしてフランソワーズ・ベタンクール・メイエらが上位を占める中、ジョージ・クルーニーは500位、つまり最下位にランクインした。彼の事業資産は2億5千万ユーロ(約460億円)と評価されている。

ハリウッドを超えて築いた巨万の富

映画界での活躍は、ジョージ・クルーニーを同世代で最も高額な報酬を得る人物のひとりへと押し上げる大きな要因となった。近年では、ジュリア・ロバーツと共演した『チケット・トゥ・パラダイス』、ブラッド・ピットと再共演した『ウルフズ』、さらにアダム・サンドラーと共演した『ジェイ・ケリー』に出演している。その一方で、2005年公開の自身の映画を舞台化した『グッドナイト&グッドラック』でブロードウェイの舞台にも復帰した。こうした俳優としてのキャリアに加え、非常に高額な広告契約も彼の資産形成を支えている。ジョージ・クルーニーは20年にわたりネスプレッソの広告に出演し、同ブランドを代表するアンバサダーのひとりとして知られてきた。デュア・リパと共演した最新のキャンペーンは、このパートナーシップが今なお大きな成果を生み続けていることを示している。

しかし、ジョージ・クルーニーの資産の大部分は、映画とはまったく別のプロジェクトによって築かれたものだ。2017年、彼は4年前に共同創業者でシンディ・クロフォードの夫としても知られるランディ・ガーバーとマイク・メルドマンとともに立ち上げたテキーラブランド「カサミーゴス」を、約10億ドルで売却した。この取引は、現在に至るまで彼のキャリアにおける最大の経済的成功とされている。さらにジョージ・クルーニーは、起業家としての活動から身を引くどころか、今年、新たに複数のパートナーと共同で開発したノンアルコールビール「クレイジー・マウンテン」を立ち上げている。

世界各地に所有する不動産

ジョージ・クルーニーはこの5年間、妻のアマルと双子のアレクサンダー、エラとともに、フランス・ヴァール県ブリニョールで暮らしている。このフランスへの長期的な定住が、昨年末のフランス国籍取得につながった。しかし、プロヴァンスにあるこの邸宅は、彼が所有する数ある住まいのひとつにすぎない。この俳優は、友人や家族を頻繁に招くイタリアのコモ湖畔の有名な「ヴィラ・オレアンドラ」、イギリスのソニング・オン・テムズにある17世紀築の邸宅と、ニューヨーク・マンハッタンのアパートメントも所有している。

「Challenges」のランキングは、事業によって築かれた資産のみを対象としている。一方、アメリカの経済誌「フォーチュン」の試算では、個人資産も含めたジョージ・クルーニーの総資産は現在約4億3800万ユーロ(約812億円)に達するとされており、これは「Challenges」のランキングで評価された資産額を約2億ユーロ近く上回る金額となっている。

From madameFIGARO.fr

※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

  • text: Lovelly Ndinga-Ikobo (madame.lefigaro.fr)
  • translation: Hanae Yamaguchi