ミック・ジャガーの26歳の息子ルーカス、ニューヨークで見せた70年代風ファッションが話題に。
Celebrity 2025.06.03
5月30日、ロック界のレジェンドの息子が、父親を思わせるようなヴィンテージスタイルで街角に現れた。その姿は、全盛期の父親の面影を強く感じさせた。

ロックンロールの遺伝子は、世代を超えて受け継がれていく。ロックスターのミック・ジャガーとブラジル人モデルのルシアナ・ジメネス・モラードの息子、ルーカス・ジャガーはそんなことを感じさせた。5月30日、彼がニューヨークの街角で目撃された。パパラッチが捉えた写真には、26歳の彼が気取らず、それでいて個性的なスタイルを見せていた。まさに今、Z世代に熱狂的に支持されている「トラッシュコア」トレンドのど真ん中。オーバーサイズなシルエットとあえて奇抜な色合わせを特徴とするファッションムーブメントだ。

その日、ルーカス・ジャガーはゆったりとした紫のTシャツを身につけていた。それは、釣りや狩猟、アウトドア用品を扱うアメリカのアウトドア用品ブランド「Bass Pro Shops(バス・プロ・ショップス)」のロゴTシャツだ。Instagramで38万5千人のフォロワーを持つ「ネポベイビー」の彼は、1970年代のオルタナティブシーンのアーティストたちがこぞって着用したフレアカットの色落ちデニムをボトムに選んだ。履き古した白のスニーカーとぬいぐるみのキーホルダーがアクセントになった、ポケットが多数ついた色落ちのアクネ ストゥディオズのミニバッグを斜め掛けし、さらにラフな雰囲気をプラスしている。仕上げは? 最近TikTokで話題になっている、顔に星形のニキビパッチをいくつか貼るトレンドだ。

血筋を感じさせる
フレアカットや、計算された抜け感、鮮やかな色彩など、1970年代のミック・ジャガーのシルエットを思い浮かべずにはいられない。ローリング・ストーンズのリーダーは長年にわたりグラムロックのアイコンとして君臨し、レザーやシルク、スパンコール、メッセージ入りTシャツをためらうことなく大胆に組み合わせることで、唯一無二の中性的かつ反骨的なスタイルを築き上げてきた。彼のスタイルのコードは明らかに息子ルーカスへと受け継がれ、ルーカス自身はそれをZ世代らしい感性で再解釈している。ちなみに、2024年末にニューヨーク大学を卒業した彼は、Instagramで手入れの行き届いたネイルと鮮やかな色彩のファッションを誇らしげに披露している。彼の父親が2025年に20歳だったら、きっと同じ様にしていただろう。
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text: Emma Martin (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi