スマホ離れができない私、最高の目覚まし時計を見つけたかもしれない。【バルミューダ ザ・クロック】

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みなさんこんばんは。フィガロJP編集部、カルチャー・グルメ担当のカナイです。さてはて、昨年のM-1グランプリ、ご覧になりました? ドンデコルテの1回戦目のネタが忘れられなくて、いまでもたまに公式でYoutubeにアップされた「デジタルデトックス」のネタを観に行ってしまいます。

……そうなんです、デジタルデトックスのネタをスマホで見続ける、という矛盾を抱えているのです。ベッドに横になって「ちょっと知り合いのインスタでも覗くか」と思ったが最後。いつの間にかショート動画をスワイプし続け1時間が溶けていた、なんてザラです。

「Spotifyでホワイトノイズを流すといいよ」「Youtubeの焚き火動画がいちばん寝れる」「やっぱ雨音だよね」といろいろなアドバイスをもらって試したのですが、そもそもスマホに触ったが最後、ベッドの横に画面を伏せて置いていたはずなのに、気付いたら配信ドラマが気になる始末。先日、Prime videoで配信開始されたNHK大河ドラマ「真田丸」を完走(50話!)、コラムニスト小林久乃さんに薦められたNetflix「地獄に堕ちるわよ」も走破、instagramで日本人妻とフランス人夫の育児漫画を読み出し、久しぶりに「水曜どうでしょう」が気になり……。こんなことではいけません! 睡眠時間をスクリーンに奪われてはいけないのです、大人なんだから。

シンプルでシックな時計を枕元に。

そんな注意欠陥・多動な自分に最高の時計が誕生していました。バルミューダが発売した「The Clock(ザ・クロック)」。今年3月に発表され、限られた販路にもかかわらず話題を呼び、現在は納品まで1ヶ月待ちという代物です。

充電時間2.5時間で約24時間稼働というバッテリー性能。USBタイプCでチャージ可能なので、寝ている時にスマホと一緒に充電したり、仕事中のデスク上で充電するのが良さそう。

メガネと比べると大きさがわかりやすいでしょうか。アルミニウムの削り出しで作られた、曲線の優しいボディ。風防のガラスも時針もなく、内部にへこむようにカーブを描く文字盤の外周を、LEDの優しい光がゆっくり進む。佇まいはどこかクラシカルな気もするし、モダンな感覚も併存する不思議な感覚——。

本体の操作としてはクラウン(りゅうず)を回す、押す、サイドボタンを押すといった感覚的なもののみ。スマホでアプリを連携すれば細かい設定も可能ですが、スマホを手放したい自分にはむしろアナログ的感覚のあふれる本体だけの操作が好ましく思えました。

心地よく眠りに落ちる「Relax Time」機能。

睡眠時刻を合わせ、さあ寝よう……というタイミングで使いたいのが「Relax Time」機能です。

LEDのあかりがやさしく点滅する「Relax Time」モード。等間隔で並ぶ文字盤の溝に、隣の光が映り込まないようにするにはとても技術力がいるのだそう。デザインにもテクノロジーにもいっさい妥協のない仕上がりです。

Relax Timeモードに入ると、デフォルトでは雨音や川のせせらぎのような環境音が流れます。何がうれしいって、盤面全体が星の瞬きのごとくランダムに点灯し、時刻を気にすることもなくただただ優しい音に身を包まれていられること。

スマホで音を流していると、どうしても画面の明るさが気になったり、ついつい操作したく手を伸ばしてしまうものですが、点滅する文字盤と癒しのホワイトノイズが、だんだんと眠りの世界に誘ってくr……。

ざわざわとした雑踏のような音で、ほんのりと意識が戻ってきました。アラームを設定した3分前から、デフォルトで設定されたミラノの街角の環境音が徐々に大きくなり、自然な覚醒を促してくれます。10年近く耳元で鳴り続けていたスマホのアラーム音に憎しみさえ覚えていた自分にとって、こんなに気分のいい目覚めはありませんでした。

集中力を持続させるタイマーがあるなんて。

ほかにも優れモノな機能が、60分まで設定できるタイマー。スタートと同時にホワイトノイズが流れ、周囲の雑音をかき消してくれます。おかげで自宅の机でなかなか捗らなかった原稿や精算作業がとてもスムーズに。机の上に目をやった時、そこにザ・クロックがいるという佇まいがなんとも素敵で、とはいえそれに違和感を感じることがないという絶妙な感覚。

雰囲気としては、映画『マイ・インターン』で主人公ベン(ロバート・デ・ニーロ)が愛用するブラウン製のトラベルクロックにも似ています。彼のように自宅から、カバンに詰めて職場や、出張先のホテルにも、どこへも連れて行きたい……。そんな気分を味わっている、今日この頃です。

The Clock¥59,400
オンラインショップ、ブランドショップ、全国百貨店、インテリアショップにて発売中。時計専門店でも順次取り扱い予定。

https://www.balmuda.com/jp/the-clock/

YOSUKE KANAI

YOSUKE KANAI

フィガロJPカルチャー/グルメ担当、フィガロワインクラブ担当編集者。大学時代、元週刊プレイボーイ編集長で現在はエッセイスト&バーマンの島地勝彦氏の「書生」としてカバン持ちを経験、文化とグルメの洗礼を浴びる。ホテルの配膳のバイト→和牛を扱う飲食店に就職した後、いろいろあって編集部バイトから編集者に。2023年、J.S.A.認定ワインエキスパートを取得。