若手スタイリストが買いたい、この10着 性別にとらわれないジェンダーレスな装い。【スタイリスト佐々木桃子】
Fashion 2023.06.08
ファッションへのアンテナを常に張り巡らせているエネルギッシュなスタイリスト4人。今季、新たな10アイテムを買い足すとしたら? “好きと個性”が詰まった春のお買い物計画を紹介。
Momoko Sasaki
「洋服に限らず、人でも何でも中性的なものが好き。映画のヒロインでいえば『アデル、ブルーは熱い色』のエマとか『ドラゴン・タトゥーの女』のリスベットみたいな強い女性に惹かれます。それは、私自身がやんちゃな性格の子どもだったせいもあるし、昔からいわゆる“女性らしい”という概念に違和感があって。女の子は可愛らしくて弱いものといった認識の枠にハマることに抵抗がありました」
そこからおのずと可愛らしい服装は避けがちに。
「でも最近は、ジェンダーにとらわれない洋服や着こなしが増えて、ファッションが自由になってきていますよね。それを見て、誰にどう見られるかよりも自分自身が楽しめるファッションを選んでいいんだ、と感じるようになり、着る洋服の幅が広がりました。今回で言えば、ミニスカート(7)はとても自分にとって挑戦的なアイテムです」
1. [ Joaquin Berao ]
ホアキン・べラオのシルバーネックレス
「彫刻、建築、音楽、自然が創造源のブランド。モダンでスッと肌になじみます」 ¥470,800
2. [ Sky High Farm Workwear ]
スカイ ハイ ファーム ワークウェアのロゴTシャツ
「洋服の売り上げを農業に当て、収穫した作物を寄付する素敵なブランド!」 ¥13,200/ドーバー ストリート マーケット ギンザ
3. [ Adish ]
アディッシュの刺繍ショートパンツ
「イスラエルとパレスチナの伝統を守る活動に共感。手刺繍も可愛い」 ¥33,000/ドーバー ストリート マーケット ギンザ
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4. [ Our Legacy ]
アワー レガシーのワークベスト
「最近気になっているテック系。武骨でユニセックスな雰囲気がドンズバ!」 ¥94,600/エドストローム オフィス
5. [ Prada ]
プラダのプラットフォームサンダル
「ボリュームある靴が好き。リブの白ソックスなど靴下合わせを楽しみたい」(ソール5.5cm)¥154,000(予定価格)/プラダ クライアントサービス
6. [ Fran ]
フランのチェーンベルト
「ボディチェーンにもなるし、ボーイッシュな服にワンアクセントつけたくて」 ¥46,200/ショールーム シャルメール
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7. [ Rave Review ]
レイブ レビューのパッチワークスカート
「廃棄物を出さない理念のブランド。つぎはぎのコレクションに一目惚れ」 ¥84,700/フォーゲットミーノッツ 代官山本店
8. [ Givenchy ]
ジバンシィのデニムジャケット
「ウォッシュ感、ダメージ感が好み。いい具合のオーバーサイズも私らしい」 ¥188,100/ジバンシィ ジャパン
9. [ Hermès ]
エルメスのナンタケット
「お仕事ができる身近な方が着けていて、憧れの時計」 (H2.3×W1.7cm、SS)¥466,400/エルメスジャポン
10. [ TTTMSW ]
ティーの花柄ビーニー
「可愛すぎない花柄のビーニーを探していたら運命的に出合いました」 ¥13,200
宮城県出身。大学卒業後、アパレル販売員を経験。丸山佑香に師事し、2021年3月に独立。桃子という名前から義務感でピンクのアイテムを収集している。衝動買いはしないタイプ。
ホアキン・べラオ tel:03-6821-7772
ドーバー ストリート マーケット ギンザ tel:03-6228-5080
エドストローム オフィス tel:03-6427-5901
プラダ クライアントサービス 0120-45-1913(フリーダイヤル)
ショールーム シャルメール tel:03-6384-5182
フォーゲットミーノッツ 代官山本店 03-6433-7933
ジバンシィ ジャパン 0120-218-025(フリーダイヤル)
エルメスジャポン tel:03-3569-3300
ティー info@tttmsw.com
*「フィガロジャポン」2023年6月号より抜粋
photography: Takehiro Uochi (Tent) styling: Momoko Sasaki