「銀座のいま」を表現した銀座もとじのオリジナル長襦袢で、自由な装いを楽しんで。
Fashion 2024.09.27
銀座もとじは、グラフィックアーティスト、Kanta Desroches(カンタ・デロシュ)とのダブルネームによる"銀座のいま"を表現した新作の長襦袢「Réflexions de Ginza(レフレクション・ドゥ・ギンザ)」を10月1日から発売。
このユニークな企画は、銀座もとじが掲げる「銀座に店舗を構えているからこそ、銀座にちなんだものづくり」の一環として、伝統を大切にしながらも柔軟に新しいものを取り入れ、つねにアップデートしながら進化を続ける現在の銀座を長襦袢でグラフィカルに表現したもの。コラボレートしたアーティーストのカンタ・デロシュは、フランス×日本を体現した新鮮な表現で時代を切り取り、モダンな手法で温かみのあるビジュアルを描き出すのが持ち味。銀座や近辺の皇居からインスピレーションを得て「ギンザ・トリコロール」をイメージした「ルージュ・エカルラット」、キラキラとした銀座の質感を感じる配色をこの街の歴史と重ね合わせた「ブルー・ミネラル」、昼下がりの銀座のカフェで体験するシックなスイーツをイメージした配色の「ドゥセール」など、独自の視点からコンテンポラリーな柄をデザインした。
着物の歴史をたどると、江戸時代中期には、幕府の奢侈禁止令により、表地より裏地に高価な生地を使ったり、豪華な絵柄を忍ばせて個々に趣向を凝らした「裏勝り」の文化が発展した。自分のために楽しむおしゃれの源泉はまさにここにあり。着物の下からさりげなく見える粋な長襦袢として、またグラフィカルな柄行は肌触りも抜群のガウンとして着たり、洋服の上に羽織って大胆にコーディネートを楽しむのもおすすめ。纏うだけで存在感が際立つ反物を、ぜひこの機会に手に入れてみては?
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text: Natsuko Kadokura