ボッテガ・ヴェネタが、「イントレチャート」の誕生50周年を祝うキャンペーンを発表。
Fashion 2025.06.04
ボッテガ・ヴェネタは、ブランドのクラフトマンシップの象徴でもあるレザーの編み込み「イントレチャート」の誕生50周年を迎え、新たなキャンペーン「Craft is our Language(クラフトは私たちの言語)」をローンチ。

ボッテガ・ヴェネタの手仕事と創造性、そして手の動きが持つ普遍的な表現としての多様な美しさを称えるこのキャンペーンは、ジャック・デイヴィソンが撮影を手がけ、レニオ・カクレアが振り付けを担当。ここではイントレチャートを単なる編みの技法としてだけでなく、ひとつのメタファーとしても捉えている。
キャンペーンに登場するのは、ボッテガ・ヴェネタの職人たちとともにアート、映画、ファッション、文学、音楽、スポーツなど、さまざまな分野で活躍するクリエイターたち。その中には、デザイナーのエドワード・ブキャナン、女優のローレン・ハットン、アーティストのI.N、女優のジュリアン・ムーア、そして日本からは宮沢りえなど錚々たるメンバーが名を連ねている。なかでも1995年から2000年までブランドのデザインディレクターを務めたエドワード・ブキャナンと、1980年の映画『アメリカン・ジゴロ』でイントレチャートのクラッチバッグを身に着け、カルチャーシーンにおけるボッテガ・ヴェネタとイントレチャートの存在感を高めるきっかけとなったローレン・ハットンは、イントレチャートの歴史を象徴する存在でもある。

イントレチャートはボッテガ・ヴェネタの核にある協働の精神の象徴。この精神を忠実に守り、本キャンペーンではイントレチャートを表現する手の所作とともに、あらゆる世代や文化、背景、文脈の違いを超えて人々を結びつける普遍的な手の動きを捉えている。ボッテガ・ヴェネタのイタリアのルーツとクリエイターや思想家への変わらぬ敬意を反映した本キャンペーンをぜひチェックして。


text: Natsuko Kadokura