COLLECTION

プラダ、フランケンシュタインとのロマンティックな出合い。

ベアトップのブラックドレスからスタートしたプラダの2019-20年秋冬コレクション。ロマン主義に着想を得て、ノワール、薔薇の花、レースのベール、ミリタリーといったキーワードをミウッチャ・プラダらしい独特のマスキュリン＆フェミニンなミックス感で散りばめた。赤や黄色など強い色の立体的なフラワーコサージュが飾られたドレス、ケープ風に仕上げたミリタリージャケット、フランケンシュタインとその花嫁のイラストが描かれたシルクのドレスなど、どこかに毒気とフェミニニティを忍ばせたアイテムが魅力的。タフな印象のコンバットブーツにも注目だ。「ロマンスは、現代の厳しさに対する解毒剤となり得るのです」というように、魅力的なダークロマンスが花開く。