【お抱え占い師 Case3】長崎県・壱岐島で先祖代々「おたずねに行く」存在とは?

Horoscope

迷いや悩みが生じた時の駆け込み寺として、どんな占いを頼るべき? スタイリストやPR、編集者など、メディアで働く6人の女性にリサーチ。彼女たちが信頼するカウンセラーと体験談をご紹介。


Case 3
小長谷奈都子(40代|フリーエディター&ライター)

【My Counselor】
壱岐のおたずねさん

photography: shutterstock

島で先祖代々が支えられてきた、神通力を感じる不思議な存在。

九州と対馬の間に位置する長崎県の壱岐島。美しい景色や海の幸に恵まれる傍ら歴史や神話との繋がりが深く、島内には150を超える神社が点在している。高校を出るまでここで生まれ育ったのだけれど、幼い頃から家に困りごとがあると「おたずねに行く」とある人のもとへ相談に赴いていた。ある時、母が高台のお社のそばの大きな枯れ木を切ったところ、帰り道で急に足が動かなくなり病院へ。原因がわからずおたずねに行くと「ご神木を切る時には御神酒と塩を撒いて挨拶しなきゃダメ」と言われ、そのとおりにするとたちまち母の体調は回復した。家族の病気や部屋の配置についても助言を受け、ある時は家で祈祷してくれた記憶も。以前に比べるとおたずねさんの数は減っているようだが、島ではいまも折に触れて頼りにしている家が少なくない。

  • text: Misaki Yamashita

*「フィガロジャポン」2026年8月号より抜粋