石井ゆかりの星占い 今週の空模様 8/10 – 8/16

石井ゆかりの星占い

今週の空模様
2026/8/10 - 2026/8/16

こんにちは、石井ゆかりです。
今週はかなり動きの多い週です。
まず週明け、10日に水星が獅子座入りし、さらに11日に火星が蟹座入りします。そして13日、獅子座で日食が起こるのです。

水星は6月末から蟹座に長期滞在しており、この間、停滞したり、混乱したりしたことも多かったかもしれません。
水星は水の星座ではちょっと力が出ない、とも言われます。鳥の翼が濡れてしまったような、思考と感情が分かちがたく交じり合うイメージです。
これが獅子座に入るとからっと乾くので、知力が飛翔しやすくなる、みたいなイメージが浮かびます。
今は獅子座に木星がいて、「豪語する」みたいな感じもあります。
言葉が華やかに、強くなってゆく時間です。

一方の火星は天王星と同座した状態から抜け出し、蟹座に入ります。
蟹座の火星は「くすぶる」イメージです。
ものすごく機嫌が悪そうなのにハッキリ言わない、みたいな雰囲気です。
今は特にトランスサタニアンと絡んでいくので、不機嫌の原因が壮大です。あれもこれもで、なぜ自分が不機嫌なのか自分でもよくわからない、みたいな感じもあるかもしれません。
金星、海王星、火星でTスクエアの位置関係となり、「関わり」の中に捉えがたい情念が複雑に揺れ動くようにも見えます。
可愛さ余って憎さ百倍、ではありませんが、好意と反感はしばしば、結びつくものです。
そんな複雑な、未分化な感情がストレートな行動に表れやすくなるかもしれません。
自分が何か強いアクションを起こそうとした時、それが「仲良くしたいのに拒絶されていてイライラする」とか、「憧れからの嫉妬で悪感情が渦巻いている」みたいな動機からのものでないかどうか、一度立ち止まって心に確かめてみたい時です。

13日の皆既日食は、日本からは見えません。
水星、木星が獅子座に同座しており、獅子座4星集合、火の星座に6星集合で、非常に「ホット」な食です。
ハデなプレゼンテーション、宣言、示威行為などのイメージがあります。
前述の「豪語」のようなコミュニケーションが、何か大きなイベントをスタートさせることになるかもしれません。

獅子座は「見えているもの」の世界です。
人は「見えているもの」に非常に弱く、自分でもびっくりするほどすぐに信じてしまいがちです。
特にこの時期は「見えているもの」が非常に明るく強いので、つい「見えていないところにあるもの」を無視してしまいたくなります。
ですが実際は、「見えていないもの」のほうが、はるかにボリュームが大きいわけです。
「見えていないもの」への想像力を働かせるのは、非常に難しいことですし、そうした想像があらぬ陰謀論に向かってしまう場合もあります。
ただ、誰もがそれぞれ、「心に置いたままにして、言わないでいること」を抱いています。
蟹座に入った火星は、そんな「見えていないもの」の存在を担保してくれているのかもしれません。

今週はそんな感じです。

石井 ゆかり

ライター

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆。120万部を超えた『12星座シリーズ』の増補版(すみれ書房刊)、『星栞 2026年の星占い(星座別12冊 )』(幻冬舎コミックス刊)も発売中。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。