マルシェ巡りと料理教室体験。アルルで過ごす特別な一日。【フランス、美食の渓谷を巡る旅。】
フランス東部のソーヌ川からローヌ川の流域は、国内随一の美食都市リヨンをはじめ、果物やハーブの産地、ワインの銘醸地が点在するグルマン垂涎のエリア。「ヴァレ・ド・ラ・ガストロノミー(美食の渓谷)」を巡って、より深くフランスを味わう旅へ。

Arles
アルル
さまざまなアルチザンが集う、ローヌ川の終着点。

ローヌ川を南下すると、太陽の光が強くなり、オリーブの葉が深緑に茂る。川の分流地アルルは、ローマ帝国の支配下で水運の要として発展した歴史を持つ。また、ゴッホが愛した街として、現代では国際写真フェスティバルの舞台としてアーティストとの繋がりも深い。

アルルに刺激を受けるのは、画家や写真家にとどまらない。「アーティザナルなジンを造りたい」と蒸溜所を構えたトマ・ビグルダンもそのひとり。長らく勤めたロクシタンで世界の植物と向き合う中、表現のひとつとしてジンに注目。太陽、草花、ミストラル(南仏特有の強い風)など、ジンのインスピレーション源はこの地にある。

ソーヌ川からローヌ川、南北に流れる川が生む豊かな食物とそれを紡ぐ人。風土から生まれる郷土の味。フランスの美食は、土地に生きるたくさんのアルチザンによって今日も育まれている。
Bigourdan
ビグルダン

カマルグの自然を、ジンとパスティスに詰め込んで。
世界の植物を知り尽くすトマ・ビグルダンが、ロンドンでのジン修業を経て自身の蒸溜所兼ショップをスタート。タイム、フェンネルなど13種のハーブ類を軸にオリジナルジンを手がける。なかでも南仏の夏を表現した「レテ」はレモンやオレンジフラワー、自家栽培のコブミカンが香るすがすがしい味わい。アルルの新名品になりつつある。


Bigourdan
ビグルダン
12, rue Frédéric Mistral 13200 Arles
09-81-42-00-42
営)1月~5月、9月中旬~12月:10:00~13:00、15:00~19:00
6月~9月上旬:10:00~13:00、14:00~19:00
休)日、月~水(1月~5月、9月中旬~12月)
無休(6月~9月上旬)
https://bigourdan.com/
★Google Map
レストラン・ロリエル
Restaurant l’Oriel

シェフから教わる料理体験!


新しい料理教室があると聞き訪れたのは地元のレストラン。マルシェに同行し、シェフ行きつけの青果店や鮮魚店を案内してもらい、日仏の食材の違いと活気に驚く! 購入した食材を手に厨房へ入り、漁師風煮込み料理、ブーリッドを作ることに。ポワローの切り方からジャガイモ入り特製マヨネーズの作り方まで手本を見せながら教えてくれるのでひと安心。最後はシェフが仕上げるのでこれまた安心。ハーブやパスティスで香りづけしたブーリッドは、これぞ南仏の味! 自分の料理がコースのメインを彩る瞬間はちょっぴり誇らしかった。


レストラン・ロリエル
Restaurant l’Oriel
6, rue du Forum 13200 Arles
[email protected]
営)1月~3月、10月~12月:19:00~21:00L.O.(水、木)、12:00~14:00L.O.、19:00~21:00L.O.(金、土)
4月~9月:12:00~14:00L.O.、19:00~21:00L.O.
休)日~火(1月~3月、10月~12月)、日(4月~9月)
※マルシェツアー&料理教室は水もしくは土曜日に開催、要予約、1人75ユーロ~
https://restaurantoriel.com/
★Google Map
★フランス旅のお役立ちサイト
ヴァレ・ド・ラ・ガストロノミー
https://www.valleedelagastronomie.com/
オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地方観光局
https://www.auvergnerhonealpestourisme.com/
プロヴァンス・アルプ・コートダジュール地方観光局
https://provence-alpes-cotedazur.com/
フランス観光開発機構
https://www.france.fr/ja/
レイルヨーロッパ
https://www.raileurope.com/
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- photography: Taisuke Yoshida
- ●1ユーロ=約184円(2026年5月現在)
- ●日本から電話をかける場合、フランスの国番号33の後、市外局番の最初の0を取ります。フランス国内では掲載表記どおりにかけてください。
- ●掲載店の営業時間、定休日、商品・料理・サービスの価格、掲載施設の開館時間などは、取材時から変更になる可能性もあります。ご了承ください。
*「フィガロジャポン」2026年5月号より抜粋