自然がごちそう! 沖縄本島の新ランチスポット。
Gourmet 2022.12.27
海に臨むカフェや、南国植物に囲まれたレストラン。ランチするなら、とっておきグルメと自然が一緒に楽しめるアドレスが正解!
“古宇利ブルー”を眺めつつ、ローカルグルメを満喫。
今帰仁村|古宇利シュリンプ
沖縄でもダントツの透明度を誇る沖縄本島北部・古宇利島の海。島が誇る美しい海、広い空、一直線に延びる古宇利大橋の絶景を望むビューポイントに店を構えるガーリックシュリンプ専門店がこちら。看板メニューの「バターガーリックシュリンプ」は、ぷりっとしたエビの食感と絶妙に絡まるスパイス、ふんわり香るニンニクやバターの風味がクセになると評判。2020年に移転したこちらの店舗では、暑い真夏でもこの絶景を楽しんでもらえるよう屋上テラスをアップデート中。
創業時、キッチンカー1台で営業していた。SNSで話題となり、いまや行列の絶えない人気店に。絶景を望む3階のテラス席は、現在オーニングテントを準備中。
1階に併設するアサイーボウル&スムージー専門店、べニーズの人気ナンバーワンメニュー「古宇利島産黒糖バナナ」¥600
ご飯との相性も抜群、定番メニューの「バターガーリックシュリンプ」¥1,300
photography: G-Ken
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地元食材を盛り込んだ優しい味と癒やしの原風景。
うるま市|海のギャラリー かいのわ・空とコーヒー うきぐも
「神の島」と呼ばれる人口500人あまりの小さな島、浜比嘉島は那覇市内から車で約1時間。この島でオリジナルアクセサリーのギャラリーを営むかいのわが、より眺めの良いロケーションを求めて2019年に移転リニューアル。海に臨む開放的な空間にカフェを新たに併設した。夜光貝や高瀬貝のアクセサリーに触れながら、穏やかな島の原風景と淹れたてのコーヒー、自家製ツナを使用したサンドウィッチや島のグアバを使ったドリンクなど、地元食材を盛り込んだメニューが楽しめる。
昔ながらの原風景が魅力の浜比嘉島。ウッドデッキテラスで海を眺めながら食べるランチは格別。
有機的なフォルムや色、緻密な輝きに、海の神秘を感じるかいのわのアクセサリー。
併設カフェ、うきぐものメニューは、どれも身体に優しい味が魅力。野菜デリとスープが付いた「フムスとセミドライトマトのサンドウィッチ」¥1,480、爽やかな後味の「自家製コーディアルソーダ(ハイビスカスとレモン)」¥600
Sora to Coffee Ukigumo
沖縄県うるま市勝連浜243-1
tel:098-977-7860
営)11:30〜16:00L.O. ※ギャラリーの営業は16:30まで
休)火、水
@ukigumo_hamahiga
https://kainowa.com
photography: G-Ken
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野菜たっぷり! 身体が喜ぶカフェメニュー。
読谷村|オーシャンビューカフェ エイティナイン コーヒー
本島の西海岸沿いに広がる読谷村・長浜集落。この閑静な住宅地に2022年夏に誕生したカフェが早くも話題に。長浜から見る海の色に魅了されたというオーナーは、「美しい景色をたくさんの人にシェアしたい」と、料理教室に使用していた空間をカフェに改装。野菜たっぷりでヘルシーに仕上げたタルティーヌやサンドウィッチ、南国らしいスムージー、プリンやケーキといったスイーツなど、心くすぐるメニューを提供する。
一軒家の2階をリノベした空間。窓からの景色を思う存分楽しんでもらうため、窓の大きさに特にこだわった。
パンは地元の人気ベーカリー、おとなりやから仕入れている。サラダ感覚で食べられる「サーモンのタルティーヌ」¥1,200、色鮮やかな「ピタヤのスムージー」¥680
photography: Wataru Oshiro(camenokostudio)
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静かな海に佇む、非日常の空間。
今帰仁村|アウェイク
「日常から離れ(Away)、新たな自分を呼び覚ます(Awake)」という造語を店名に冠したレストランが2022年9月にグランドオープン。やんばるの緑と内海に面したプライベートリゾートのようなロケーションは、非日常の時間を感じさせる。発酵の知恵を取り入れたり、ニンジンしりしりといった沖縄郷土料理にヒントを得たおばんざいなど、地産地消を目指したメニューが揃う。ヴァンナチュールとのペアリングもおすすめ。
内海に面し、静かな湖畔を思わせる雰囲気。インテリアはコンクリートと木を基調にした広々とした空間。
ランチは沖縄北部の肉や魚を主菜に、地元野菜の惣菜で構成する「おばんざい定食」(¥1,800)がおすすめ。ヴァンナチュールを楽しめるアペロタイムも現在準備中。
photography: Wataru Oshiro(camenokostudio)
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緑豊かなやんばるで、爽やかなインドネシアカレーを。
本部町|ワルンルンパ
本島北部・本部半島にオープンしたワルンルンパは、バナナの木など亜熱帯らしい草木に囲まれ、東南アジアのリゾートのような雰囲気。名物はカレー。インドネシア出身の女性シェフが、やんばる若鶏や伊江牛といったこの土地ならではの食材を使いながら、本場の味を丁寧に再現。ココナッツミルクの甘味や食材の旨味が広がった後、じわじわとやってくる青唐辛子の辛味やスパイスの香りがクセになる。
天井が高く開放的な店内。窓の奥には鮮やかな緑。料理に使うホーリーバジルなども育てる。7時から供する朝カレーが地元で人気。
ランチタイムの「2種類盛りカレー」¥1,200。写真はスジ牛をじっくり煮込んだ「伊江牛スジ肉のルンダンカレー」と「やんばる若鶏のココナッツカレー」のあいがけ。
沖縄県国頭郡本部町並里1241-11
tel:080-3995-3674
営)朝食7:00~11:00L.O. ランチ11:00~14:30L.O.
休)無休
@warung.rempah_okinawa
photography: Wataru Oshiro(camenokostudio)
*「フィガロジャポン」2022年12月号より抜粋
text: Akari Matsuura