Tourism and Events Queensland ゴールドコーストは知られざる美食の街！ 地元の味を満喫できるレストランは？

南太平洋のコーラルシー（珊瑚海）や豊かな森を擁するゴールドコーストでは、とびきり新鮮な海の幸やジューシーなオージービーフなど、地産の食材を使った軽やかなオーストラリア料理が堪能できる。特に地元ならではの獲れたて魚介のクオリティには感服！　美食を楽しむためだけにでも訪れたい唯一無二のリゾートタウンだ。

オーシャンビューの席に座ってハッピーなひと時を過ごそう。

ローカルに大人気、オンザビーチの絶景レストラン。

ザ・トロピック｜バーレーヘッズ

ゴールドコーストの中心街サーファーズパラダイスから車で南へ約25分。ローカルに人気のビーチタウン、バーレーヘッズで、いまいちばんホットなレストランがザ・トロピック。サーファーズパラダイスの高層ビル群を望むビーチのそばにあり、潮風を浴びながら至福の気分でランチやディナーが味わえる。料理はヘルシーな地中海風モダン・オーストラリアン。ランチ、ディナーともロコのグループで混雑するのでお早めに予約を。

まずはオーストラリアを代表するスパークリングワイン、シャンドンで乾杯。

カラッとソテーされたゴールデンスナッパーと、新鮮なハーブや野菜たっぷりのグリークサラダ。

前菜はタパスのように小盛りの皿をいくつか頼んでシェアできるスタイル。右端のスパイスブレッドが美味。

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朝からエネルギー満タンになれる、ナチュラル派カフェ。

バムバム・ベイクハウス｜マーメイド・ビーチ

ゴールドコーストっ子たちは、朝型の健やかなライフスタイルを送っている。そして早朝6時のオープンとともに賑わうカフェがバムバム・ベイクハウス。サーファーズパラダイスからは車で南へ約15分の距離にある。パンやペストリーはホームメイドで、人気はクロワッサンを使ったエッグベネディクト。ほかにも試してみたいメニューがズラリ。

開放的な店内。常連は人のみならず、さまざまな鳥も店内を歩き回っている光景がオージーらしい。こんなふうに朝食をゆっくり楽しめる素敵なカフェがたくさんある、というから羨ましい限りだ。

シグニチャーメニューのクロワッサンのエッグベネディクト「バムバムベニー」。

クロワッサンとマフィンが融合した「シナモンクロフィン」はクリームチーズをトッピング。オーストラリア生まれのフラットホワイト（エスプレッソコーヒーとミルクが1：3の割合）とともにいただこう。

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炭火のグリル料理とともに、セレクトワインを。

コスト・バー＆グリル｜ブロードビーチ

"冷凍ものは一切使わない"がポリシー。約100キロ圏内の最高級食材にこだわり、炭火で丁寧に焼き上げるグリル料理が自慢のコスト・バー＆グリルへ。グリルにはランプ肉、サーロイン、霜降りヒレ肉、Tボーンとビーフの種類も多く、熟成アヒル肉、チキンなども。シーフードはヒラマサのセビーチェなど、フュージョンアレンジも魅力的。いまオージーたちの間で話題のタスマニア産ロゼスパークリングを合わせてぜひ。

photography: Momoka Omote

オープンキッチンで調理の様子も見られる。

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最高級オージービーフステーキを食べ比べる幸せ。

コースト・ビーチ・バー＆キッチン｜サーファーズパラダイス

サーファーズパラダイス・ビーチの真ん前、メリトン・スイーツ・サーファーズパラダイス内にあって気軽に入れるのがここ。こちらの特製ステーキは店内で丁寧に乾燥熟成された後、薫製とグリルを同時に行うジョスパー炭火オーブンを使用し、ジューシーに仕上げる。おすすめは赤身のアンガス・フランク。オーストラリアビーフが豊富に揃い、いろいろと食べ比べができるのもいい。前菜に合わせるアデレードのソーヴィニヨン・ブラン、ステーキによく合う南オーストラリア産シラーズなど、オージーワインのセレクトも秀逸。

柔らかな明かりに照らされる居心地の良い店内。

アンガス・フランクのステーキ。やわらかく肉汁が口の中で広がる。

ロブスターロールはシェアしていただこう。

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特別な日にドレスアップして出かけたい。

ナインティーン・アット・ザ・スター｜ブロード・ビーチ

ゴールドコーストのカジノホテルとして知られるザ・スター・ゴールドコーストホテル19階にある最高級レストラン。地元では誕生日などアニバーサリーの特別なディナーで訪れる人も多いとか。ここでぜひ試してほしいのが、魚介の盛り合わせ「シーフードプラター」と「ロックオイスター（生牡蠣）」。そして、アンガスビーフの「アイフィレ」。脂身が少なく、口の中でとろけるような食感は感動もの。ソムリエが厳選するペアリングワインもおすすめ。

高級感がありシックな店内はいつも満席。

写真両端のロブスターに似た近海獲れのモートンベイバグ（日本名ウチワエビ）は、濃厚でクリーミーなうま味にあふれている。

生牡蠣のシャンパーニュソースには、なんと「ルイナール」をテーブルで注ぐ演出も。

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現代アートミュージアムの絶景バーでひと休み。

ゴールドコーストの街並みを見下ろすなら、現代アート美術館「ホタ」5階のバー＆レストランへ。カラフルでポップな蜂の巣の形をした建物は、1976年に地元の建築家アラン・グリフィスが設計。すべての建材はゴールドコーストのものが使用されているという。時代とともにいくつかのリニューアルを経て、2021年に現代アート、エンターテイメント、カルチャー、ライフスタイルを提案するゴールドコーストの象徴的な観光スポットとして再建された。

建物のブルーとグリーンは山を、オレンジとイエローは太陽と土を表現している。2～4階が展示室。子どもが学んで遊べるスタディルーム、1階には、オーストラリアのミシュラン1ツ星に匹敵する2ハットの有名レストラン「パレット」も併設。

5階のバーから見るゴールドコースト中心街。カフェ＆バーでは、美術館の企画展テーマに合わせたカクテルが用意される。

カフェにはテラス席も。セミオープンエアで見晴らしがよく、仕事帰りのローカルたちが寛いている。デートにも最適。16時から18時はハッピアワーでドリンクが35％オフとなる。

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ゴールドコースト随一のコンドミニアムで、リュクスな滞在。

今回宿泊した5ツ星のコンドミニアム「メリトン・スイーツ・サーファーズパラダイス」は、76階建てで、高さもラグジュアリー度もクイーンズランドいち。ゆったりとした客室のつくりは、人口密度が低く、土地を贅沢に使えるゴールドコーストならではとのこと。どの部屋も海に向かってサンルームが設けられていて、ダイナミックなオーシャンビューが堪能でき、特に水平線から昇る朝日を眺めるひと時が最高。

サーファーズパラダイス・ビーチでいちばん目立つコンドミニアム。

1ベッドルームスイーツの客室は、寝室、キッチン＆リビング、洗濯機＆乾燥機まで備わり、まさに暮らすように過ごせる。

宿泊した客室のサンルームからの朝日。

5階のプールは屋内、屋外とも広々。総ガラス張りの屋内プールにはお湯のジャグジーがあり、ドライサウナ、ジムも完備。ガラス越しにサーファーズパラダイス・ビーチが望め、解放感も満点。

●1AUドル＝約108円（2024年7月現在）
●掲載店の営業時間、定休日、商品や料理の価格などは、取材時から変更になる場合があります。ご了承ください。