「美しき布」のごとく——ペリエ ジュエの味わいを 表現するクチュールの世界。

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「美しき布」のごとく——ペリエ ジュエの味わいを
表現するクチュールの世界。

FIGARO Wine Club
2026.10.21

自然とアートの関係を大切にしてきたシャンパーニュ メゾン「ペリエ ジュエ」が新たなパートナーに迎えたのは、オランダ人オートクチュールデザイナー、イリス・ヴァン・ヘルペン。ペリエ ジュエのブドウ畑の土の下に広がる生命の営みに目を向けた、ユニークなコラボレーションが実現した。11月18日から始まるポップアップで、その全貌が一般公開される。

Iris van Herpen/1984年、オランダ・ワーメル生まれ。自然、アート、科学、ダンス、建築といった多様な領域を横断し、オートクチュールを通じて新たな表現の可能性を追求する。彼女が手がけるオートクチュールコレクションは、五感に訴えかける没入型のショーとして高く評価されており、その作品は世界の主要なレッドカーペットイベントを彩るほか、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館、パリのパレ・ド・トーキョーをはじめとする世界有数の美術館に収蔵・展示されている。

ペリエ ジュエとデザインマイアミが2025年に創設した「Perrier-Jouët Design for Nature Award」。自然と深く関わりながら創作を続けてきたイリスは、その初代受賞者に選ばれた。「以前からペリエ ジュエとアールヌーボーの繋がりは知っていました。それも今回のコラボレーションに惹かれた理由のひとつです」とイリスは振り返る。

世界に先駆け初披露されたアートコラボレーションボトル。

イリスとペリエ ジュエの取り組みのひとつとして、世界で唯一のコラボレーションボトル『シンフォニック ブルーム(Symphonic Bloom)』が誕生。国際現代アートフェアであるTokyo Gendai(東京現代)で、世界に先駆けて初披露された。

Tokyo Gendaiでの展示風景。ボトル左から「ペリエ ジュエ ベル エポック 2018 リミテッドエディション by イリス・ヴァン・へルペン」 (750ml) 、「シンフォニック ブルーム (Symphonic Bloom)」ペリエ ジュエ ベル エポック 1988(3000ml)、「シンフォニック ライフ (Symphonic Life)」ペリエ ジュエ ベル エポック 1999(1500ml)

今回の制作は、イリスがペリエ ジュエのブドウ畑を訪れたことから始まる。

「ワイン造りからインスピレーションを得るためにブドウ畑を訪れたのですが、地上で起きていることだけでなく、土の下で起きていることにも強く惹かれました。すべては繋がっているから」

そこで彼女が着目したのが、シャンパーニュ造りにも欠かせない、土壌に生きる微生物の存在。その音を録音し、振動によって音を視覚化するサイマティクスの技術を用いて、目には見えない自然の力をパターンとして浮かび上がらせたのだ。

「初めての試みだったので、何が起きるのか、土がどれほど生きているのか、どんな音を聞かせてくれるのかもわかりませんでした」

「想像力が広がりましたね。私たちは、目に見える世界と、目には見えなくても感じる世界があることを知っている。今回はその関係をもっと深く掘り下げて、地下と地上のすべてが繋がっていること、そして自然の中にある知性を、より深く理解することができました」

ペリエ ジュエとのコラボレーションに、当初から親和性を感じていたというイリス。

「私がしていることと、ペリエ ジュエがしていることは、本当に深く繋がっています。どちらも自然を大切にしているし、サステナビリティという面でもそう。そして私の仕事において、クラフツマンシップはとても重要です」

何世紀にもわたって受け継がれてきたオートクチュールの技と、長い時間をかけて育まれてきたシャンパーニュ造り。

「どちらにも時間とクラフツマンシップが必要であり、自然との共同作業がある。これは私とペリエ ジュエとのコラボレーションであると同時に、双方にとって自然とのコラボレーションでもあるのです」

『シンフォニック ブルーム』は「ペリエ ジュエ ベル エポック 1988」のジェロボアム(3000ml)ボトルに、イリスがシルクとリサイクルされた22Kゴールドを用い、自然界に存在する不可視の振動を再現した彫刻作品。

イリスの作品『Ancient Ancestors』も展示。彼女の手がける布は一見すると花のように、植物のようにも見え、微かな重力を感じさせながらも軽やかに広がっていく。

伝統を守るだけではなく、そこに新しい技術を取り入れながら自身の表現を進化させてきたイリス。彼女はそれを「クラフトエボリューション」と表現する。

「クラフツマンシップには進化があります。何世紀にもわたって積み重ねられてきた技術があり、その中に常に新しい技術が入ってくる。歴史的な知識やクラフツマンシップと、現代の技術やテクノロジーがひとつになる瞬間は、とても美しいと思います」

そしてイリスのクリエイションに欠かせないのが自然だ。

「自然は見た目の美しさだけではありません。その音も、私たちが自然から受ける影響も、そして私たちがどれほど自然に依存しているかということも含まれています」

会場内に設置されたバーカウンターでは、バイ・ザ・グラスからペリエ ジュエを楽しむこともできた。

自然の構造や仕組みをものづくりに応用する「バイオミミクリー」も、彼女の創作に欠かせない。

「自然の中では、さまざまな要素が巧みに作用し合っています。私たち人間は、そこからもっと学ばなければならないと思う。テクノロジーはとても進んでいるように思えますが、自然のシステムと比べれば、まだとてもシンプル。自然の中にある知恵にもっと着目すれば、私たちのイノベーションも、もっと大きく進化できると思います」

イリス・ヴァン・ヘルペン×ペリエ ジュエの世界観が代官山に登場。

そしてこのコラボレーションの世界を東京で体感できる特別なポップアップイベント「THE HOUSE OF WONDER(ザ・ハウス・オブ・ワンダー)」が、11月18日から22日までの5日間、東京・代官山で開催される。会場にはイリスとのアートコラボレーションボトルを紹介するギャラリーに加え、彼女の作品である「ANCIENT ANCESTORS」や、日本初公開となる「EMBERS OF THE MIND」も展示。

アネモネをモチーフにしたバーではペリエ ジュエをグラス1杯から、華やかなフィンガーフード各種とともに楽しめるほか、パティスリィ アサコ イワヤナギとコラボレーションしたパフェとのペアリング、押し花のワークショップなど、多彩なプログラムも用意。さらに数量限定の「ペリエ ジュエ ベル エポック 2018 リミテッドエディション by イリス・ヴァン・ヘルぺン」が50本のみ販売される。

イリスとのコレボレーション作品が展示されるギャラリースペースのイメージ

今回、イリスがブドウ畑で感じた“目に見えない自然の力”を表現した、3つの特別なボトルも限定でお目見え。中心となるのは、彼女のアーティスティックなデザインがボトルとギフトボックスを彩る「ペリエ ジュエ ベル エポック 2018 リミテッドエディション by イリス・ヴァン・へルペン」。さらに、シルクとリサイクル22Kゴールドで「ペリエ ジュエ ベル エポック 1988」を包んだ世界にひとつの「シンフォニックブルーム」、リサイクル22Kゴールドを纏った世界10点限定の「ペリエ ジュエ ベル エポック 1999」を包み込む「シンフォニックライフ」も登場する。

美しき布とシャンパーニュ、そして自然と時間が織りなす芸術を、ぜひその目で確かめて。

「ペリエ ジュエ ベル エポック 2018 リミテッドエディション by イリス・ヴァン・ヘルペン」750ml ¥48,686/ペルノ・リカール・ジャパン

「THE HOUSE OF WONDER」
会期: 2026年11月18日(水)〜 11月22日(日)
営業時間: 11:00〜21:00 ※最終日22日は18:00クローズ
会場: 代官山ヒルサイドフォーラム
東京都渋谷区猿楽町18-8

問い合わせ先

「ペリエ ジュエ」POP-UPイベント事務局

[email protected]

受付時間:10:00〜17:00(土日祝除く)※内容によってはご返信にお時間をいただく場合もございます。

  • interview & text: Tomoko Kawakami