ペネロペ・クルス、撮影現場で受けた医師からの警告を明かす。
第79回カンヌ国際映画祭の公式コンペティション部門に出品された映画『La Bola Negra』の主演女優、ペネロペ・クルスは撮影中、脳動脈瘤の可能性を医師から告げられていたことを明かした。撮影再開するには医師の許可が必要だったそうだ。

ペネロペ・クルスがカンヌ国際映画祭にやってくるのは2019年以来のこと。主演作『La Bola Negra』の記者会見の際、52歳のスペイン人女優は、2025年8月にこの作品の撮影が開始されたこと、撮影中に担当医からぞっとするような指摘を受けたことを明かした。結局は大事に至らなかったものの、撮影中止に至る可能性もあったそうだ。その指摘とは動脈の一部が膨らんで血管壁がもろくなる「動脈瘤」かもしれないということ。治療のため撮影を中断しなければならない可能性を医師は示唆した。
青天のへきれきだった。翌日には自分の演じるキャバレー歌手が兵士たちの前で歌う夜間撮影が予定されていた。カンヌ国際映画祭で映画が上映された翌日の記者会見で、女優はその時のことを振り返った。
「まさに撮影現場に向かおうとしていた時のことでした。ウィッグをつけた途端、『脳動脈瘤があるように見える』と医師たちが言い出したのです」と言うと、最初冗談かと思ったと続けた。だがすぐに事態の深刻さを悟った。「死ぬのかもしれないと考えたら、とてつもなく現実離れした状況のように思えました」
幸い、すぐに問題ないことがわかり、医師の許可を得て翌日には撮影を再開することができた。「『これは完全な奇跡だわ。それが自分に備わっていたのよ』と内心思いました」とその時の心境を語る。
撮影チーム全員で共に立ち向かう
短い間ではあったが、ペネロペ・クルスが打ちのめされていた間、監督のハビエル・カルボとハビエル・アンブロッシ、そして撮影チーム全員も彼女をしっかり支えてくれた。「共に立ち向かい、それでなにがあろうと、どんな困難が起きようと、私たちは人生を歩み続けることができるのです」と、彼女は『La Bola Negra』の記者会見で語った。同作品はパレ・デ・フェスティバル内のリュミエール大劇場で上映された後、16分間にわたるスタンディングオベーションで締めくくられた。記者会見は上映の翌日に行われ、女優はオーベーションの瞬間を、「この映画祭で経験したなかでも、最高に強烈で胸に迫る瞬間のひとつ」と表現している。終わりよければすべてよし。
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※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
- text: Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr)