ビデオアート作家が描くフェミニズム。回顧展『出光真子 おんなのさくひん――ある映像作家の自伝』が開催中。

Culture

家庭内の経験に基づく、表現する女性の役割。
『出光真子 おんなのさくひん――ある映像作家の自伝』

日本の実験映画/ビデオアートの先駆者、出光真子。1960年代米国留学を機に、抽象画家サム・フランシスと結婚し二児の母となるが、創造表現への想いはやみがたく映像作家の道を歩む。70年代以降の作品ではテレビのメロドラマの語法を取り入れ、実体験をもとに家庭内の親子や夫婦の関係、表現者として生きる女性の社会的摩擦と役割といったテーマを独自の視点から描いてきた。近年国際的にあらためて注目される、フェミニズムをベースとするその実践に注目したい。

『出光真子 おんなのさくひん――ある映像作家の自伝』
会場:東京都写真美術館 2F展示室
03-3280-0099

会期:開催中~2026年9月21日(定休日:月曜日、7月21日※7月20日、9月21日は開館)
時間:10:00~17:30最終入場(火、水、土、日)、10:00~19:30最終入場(木、金) ※8月6日~28日の木、金曜日は20:30最終入場
入場料:一般¥700
https://topmuseum.jp/exhibition/5417/


  • text: Chie Sumiyoshi

*「フィガロジャポン」2026年8月号より抜粋