横浜・関内の幸せが並ぶライフスタイルショップ、yunoia(ユーノイア)。【岡尾美代子の雑貨ヘイ!ヘイ!ヘイ!】
その店には、幸せが並んでいた。

JR根岸線の関内駅。横浜スタジアムの最寄り駅で、この春にオープンした「ベースゲート横浜関内」が話題になった。でも、私にとっての関内駅は球場とは反対の北口。なぜならば、それは、野毛(飲み屋街で有名)へ通じる道だから(きゃはっ)。
その北口側に出るとイセザキ・モールという古い商店街があり、メインストリートには横浜文明堂(店内の「ル・カフェ」がおすすめ)や有隣堂本店、そして路地を入れば老舗の天ぷらやおでんの店、もっと奥はどんどん怪しげな店になっていくというエリアなのだが、この近くの吉田町に週末にオープンするライフスタイルショップがあると聞き、出かけてみることに。
古いビルの3階に上がりドアを開けると、柔らかで、落ち着いた雰囲気の空間が迎えてくれた。こちらはモデルでプロダクトディレクターの松本有未さんのショップyunoia(ユーノイア)。店内の大きな窓からは木と線路が見えて、時折電車の音がする。居るだけで心地よさを感じる空間だ。それは大きな半円の台と、“密かに丸みを帯びている”ように仕上げられた細部の設えの効果なのかも。
この“まあるい”場所に並んでいるのは、食器、布もの、アクセサリー、洋服など松本さんがひとつひとつこだわりを持って選んだ生活用品の数々。どのアイテムにも出合いとストーリーがあり、松本さんの思いが詰まっている。その良さを伝えるのは、物好きとしての使命——そんなふうに話してくれた松本さんのキラキラとした表情が忘れられない。
ここに並んでいる物たちは幸せだと思った。

yunoia
@yunoia_yokohama ※営業日時についてはインスタグラムでご確認ください。
Miyoko Okao
スタイリスト。ユーノイアと同じビルには月に数日しかオープンしない本屋、近くには夕方から開くスイーツショップも。注目エリアになりそう。@miyokookao
- photography&text: Miyoko Okao
*「フィガロジャポン」2026年8月号より抜粋