ブリジット・マクロンはなぜ、何年も同じホワイトスーツを「勝負服」に選ぶのか。

Culture

8月17日、ヴァール県で第2次世界大戦のプロヴァンス解放記念式典が開催され、仏大統領夫妻が出席した。最近のワードローブの傾向を反映して、大統領夫人はまたもや白のセットアップで登場した。

ボルム・レ・ミモザの記念式典でのブリジット・マクロン。隣はジャーナリストのステファン・ベルン。(ヴァール、2026年8月17日)photography: Grandguillot Laurent/Pool/ABACA

大統領公式別荘のブレガンソン要塞に滞在中のマクロン仏大統領とブリジット夫人は8月17日、近くのボルム・レ・ミモザを訪れた。プロヴァンス上陸作戦82周年記念式典に出席するためだ。この記念式典は、第2次世界大戦中の1944年に実施された解放作戦を祝うためのもの。別荘があるヴァール県で夏休みを過ごすようになってから、大統領夫妻の式典出席は恒例となっていた。今年が大統領任期の最後の夏とあって今回の出席は特別な意味合いを帯びている。

この日、大統領夫人が着用していたのはエレガントな白のパンツスーツだ。ストレートパンツにかっちりしたシルエットのダブルブレストのブレザーで構成されている。これにゴールドのジュエリーにパンプス、ブラウンのクラッチバッグを合わせ、すっきりエレガントにまとめた。最近のスタイル、とりわけ7月14日の革命記念日での装いに通じるものがある。

ボルム・レ・ミモザの記念式典でのブリジット・マクロン。(ヴァール、2026年8月17日)photography: Grandguillot Laurent/Pool/ABACA

定番スタイル

数年前からブリジット・マクロンは白いスーツを好み、ワンピースやパンツとジャケットの組み合わせを多彩に楽しんでいる。公の場にふさわしい端正なスーツは女性のワードローブの定番アイテムだが、白にすることで自然と夏らしい雰囲気となる。

2023年のボルム・レ・ミモザの記念式典でも白のスーツだった。その時は7分丈パンツにウェストシェイプブレザーのスタイルで、上着のシングルボタンと袖口のスリットがアクセントになっていた。彼女にはファッションのこだわりがあり、折々に合わせてアレンジしていることがうかがえる。

2023年のボルム・レ・ミモザの記念式典でのブリジット・マクロン。photography: Magoni Philippe/Pool/ABACA

著名人とイメージ

著名人にとってイメージは大切だ。そして毎回選ぶ煩わしさから脱したいとでもいうように、ある種のトレードマークを採用する人もいる。欧州中央銀行総裁のクリスティーヌ・ラガルドならばプリント柄のスカーフ。アナ・ウィンターは伝説的なボブヘア。アンゲラ・メルケルは色違いの同型ジャケット。そう考えると、ブリジット・マクロンの白いパンツスーツは、長期的な視点でワードローブを構築して熟知することで、何を着ようかと悩む必要がなくなるメリットについてなかなか示唆に富む。

From madameFIGARO.fr

※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

  • text: Bénédicte Magen (madame.lefigaro.fr)