ピーター・フィリップスに聞く、タイムレスな肌を演出するディオールのベースメイク。
光をたたえたようなツヤを実現する“スキン グロウ”と、ナチュラルマットながら肌は潤いを感じられる“スキン ウェア”。その日のスタイルやなりたい質感に合わせて選択できるディオール フォーエヴァーのリキッドファンデーションの仕上がりをさらに格上げする下地とルース パウダーが誕生。ローンチを記念し来日したディオール メイクアップ クリエイティブ&イメージ ディレクターのピーター・フィリップスに、開発への思いを聞いた。

ディオール メイクアップ & クリエイティブ イメージ ディレクター
ベルギー・アントワープ生まれ。パリコレをはじめ、数々のランウェイのメイクを担当。2014年より現職。毎年数回あるディオールのショーのメイクアップのディレクションはもちろん、すべてのカラー&ベースメイクアップの商品開発を手がける。
メゾンのクリエイティブ ディレクターにジョナサン・アンダーソンが就任して約1年。「彼の遊び心は、ディオールの中に新しさを吹き込んでくれています。アイルランド人らしいフェティッシュな感性や軽快さを持ちつつ、反骨精神があり、楽しいけれど滑稽にはならない。そんな彼のビジョンをメイクで表現したいと思っています。ジョナサンとの仕事は、私にとって新鮮な体験ですね」と、ピーターはランウェイでのクリエイションを語る。
「一方で、みなさんにお届けする日々のメイクアップのためのプロダクトは、あまりトレンドを意識していません。というのも、タイムレスなものを作る、というのが私のゴール。誰もが手に取りやすく、纏いやすく、そして魅力を体感することができる。使い心地が良いことで愛用者が増え、結果的にトレンドを生む。そんな製品を目指しています」
新しく誕生するアイテムたちも、ピーターの哲学を反映したものだ。
「グロウとウェア、それぞれの仕上がりと完璧に対になる2つのメイクアップベースを作りました。スキン グロウに合わせる“スキン ヴェール”は、まるで美容液のような滑らかな使用感が特徴。微細なパール剤が入っていて、ファンデーションの特性をさらに生かしてくれます。マットフィニッシュのスキン ウェアに対応する“ベルベット ヴェール”は、ブラー効果で毛穴や肌のあらを補正。ふたつの処方は異なりますが、どちらもヒアルロン酸など保湿成分を配合していて、スキンケアとファンデーションを補完し合うような快適な使い心地です」

軽やかなつけ心地で、ファンデーションの特性を格上げするふたつの下地。ツヤとマット、仕上がり質感を反映したパッケージもわかりやすい。左から:ディオール フォーエヴァー スキン ヴェール SPF50・PA+++、同 ベルベット ヴェール SPF15・PA++ 各¥7,370/パルファン・クリスチャン・ディオール
同時に発売となる4色のルース パウダーについても「自信を持って紹介したい」と微笑むピーター。05のクリスタル ピンクは、アジア限定で登場するカラーだ。
「肌に乗せると溶け込むような感覚がわかりますか? ハイライト効果で立体感を演出し、グリーン、ピンクなどさまざまなカラーの微細なパール剤でプリズムのように色ムラをカバーします。開発には時間がかかったんですよ」
セミマット質感の00、01、02の3色は、ヴェールのような透け感。「ブラー効果と同時に肌表面をなめらかに仕上げます。付属のパフの肌当たりが本当に気持ちいいので、ぜひ試してみてもらいたいですね!」と語る。


メゾンの中でビューティが果たす役割。
ディオールのメイクアップ部門を率いて10年以上。「歴史あるメゾンであり、ファッションとのリンクはとても大切。デザイナーはそれぞれにアプローチが異なるので、ショーの時は彼らの実現させたいことに耳を傾け、理解をし、ファッションとビューティ間の共通言語化をして一緒に形にしていく」と、ランウェイでの仕事を語るピーター。
「ただ、誰もが最新のウエアやバッグに手が伸ばせるわけではない。でもビューティの製品ならもっと身近にデザイナーのメッセージを感じ取ってもらえる。だからパッケージはアクセサリー感覚で、ファッション性を持たせたものを提案しています」とピーターは話す。彼の根底にあるのは、女性へのリスペクトであり、ビューティを通じて女性たちを幸せにしたいという思い。それはムッシュ ディオールが築いたメゾンの精神とも繋がっている。

「女性は多面的。いろんな顔、いろんな側面を持っているので、それだけアプローチできるポイントも多いですが、私は『軽さ』『イノベーション』『エレガンス』という自身のメイク哲学を大切に、健やかな肌への発信をしていきたい。それができれば、その先にある製品も自然と素晴らしいものを提供できると考えています。同時に、ラグジュアリーブランドが果たすべき環境への責任も意識しています。決して簡単なことではないですが、開発とテストを重ねた絶え間ない努力の先にあるゴールは尊いもの。これを続けていきたいですね」
パルファン・クリスチャン・ディオール
03-3239-0618
https://www.dior.com/ja_jp/beauty