パリのヴィンテージ好きが太鼓判!
宝箱のような7軒へ。
たくさんあるからこそ、ヴィンテージは目的を明確にして選ぶべき。ハイメゾンからカジュアルユースまで、パリジェンヌを代表してふたりのヴィンテージマニアがお気に入りの店をガイド。まるで宝箱のような7軒をぜひ訪れて。
モード好き&限定レアもの好きのマストゴー。
案内人:
ドリス・オンブール (「Maison Doris 」デザイナー)
Doris Homburg ドリス・オンブール
学生時代に演劇を学び、監督にスカウトされて映画のスタイリストへ。2010年からパリ10区にヴィンテージショップを構え、15年より自身のブランドをスタート。www.maison-doris.com
写真はジュエリーデザイナー親子が経営する「ヴァロワ・ヴィンテージ」にて。
「ヴィンテージは、いつでも私を華麗なモードの世界へ連れて行ってくれるの。美術館やギャラリーで素晴らしいエキシビションを鑑賞するのと同じ感覚かもしれないわね。毎回、とっておきのヴィンテージショップを訪れるたびに、非日常の物語に出合えるから」
子どもの頃から、ママに譲られたアンティーク生地やリボンを使って、バービー人形の服を手づくりするのが好きだったというドリス。その頃から人とは違う”特別な一点”を愛し、自分の世界観にこだわりを持っていた。


元高級メゾンのPRを務めたオーナーの審美眼が光る「ナイス・ピース」では、80年代ファッションを叶えるアイテムをチェック。女性オーナーならではのロマンティックなヴィンテージが揃う「ラ・ジョリ・ガルドゥ・ローブ」ではフェミニンなワンピースをセレクト。
「ヴィンテージデビューは11歳の時。シカゴの蚤の市で買った1950 年代の花柄のドレスにひと目惚れしたの。パリのオークションでアールデコのドレスに出合ったことも、忘れられない思い出。どちらも大切な宝物よ」
自身のデザインもヴィンテージの影響を受けているそう。20年代の洗練されたフェミニニティや40年代のエレガントな作業着が好きで、アイデアソースになっている。時を経ても変わらない「モードの美意識」が、彼女を魅了し続けるヴィンテージの魅力なのだ。
デイリー使いしたい、フレンドリーなヴィンテージ。
案内人:
エレオノール・トゥラン(ファッションモデル)
Eléonore Toulin エレオノール・トゥラン
パリ生まれ。アートスクールで写真を学び、アシスタントを経てライフスタイルフォトグラファーとして始動。ジャックムスからキャスティングされ、2015年からモデルをスタート。写真はモード関係者やファッショニスタに人気の「サンクス・ゴッド・アイム・ア・ヴィップ」にて。
「初めてヴィンテージに出合ったのは15歳の時。マレにノワール・ケネディという人気の古着ショップがあって、そこのスタッフの男の子にひと目惚れしたの。彼に会いたくて通っているうちに、すっかりヴィンテージのファンになってしまったのよ」
もともとファストファッションなど、人と同じ服を着るのが苦手だったから、それ以来とっておきアイテムを探してヴィンテージショップ巡りを始めた。
「ヴィンテージの魅力は、自分だけのオリジナルスタイルが叶うこと。なんといっても一点ものの特別感ね」


「マッド・ヴィンテージ」にはデイリーに取り入れたいアイテムがたくさん。トレンドセッター的存在の「キリウォッチ」では、良心的なプライスでフレンチカジュアルが実現できる。
仕事やプライベートで旅をする機会が多い彼女は、滞在先でも必ずヴィンテージショップや古着屋を訪れる。国や街によってセレクトや時代が違い、それぞれの特徴を比べるのも興味深いという。ロサンゼルスやサンフランシスコでは、ロゴやユニークなプリントのTシャツをまとめ買いするし、ロンドンに行くと、ドレスや帽子などのフェミニンなアイテムが気になるという。
「でも、フレンチブランドが豊富なパリがやっぱりいちばん。シャツとパンツだけの着こなしだけど、エレガントな70年代のサンローランみたいなフレンチシックが好み。他の街よりも、価格と品質のバランスがいいのもパリのヴィンテージの特徴よ」
着こなしのアイデアやスタイルのメッセージが詰まったヴィンテージこそ、エレオノールのおしゃれの絶対的なエスプリ&着想源!
photos : AYUMI SHINO, réalisation : HIROKO SUZUKI
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