Paris City Guide - Eat Restaurant

バラ香る庭とエッフェル塔を眺めながら。シャングリ・ラ ホテル パリで洗練されたビストロ料理を。

2026.07.02

フランスで最高級のホテルの格付けであるパラス。パリ市内に10あるパラス・ホテルのひとつが、16区のシャングリ・ラ ホテル パリだ。5月7日、エッフェル塔が眺められる庭に面してレストランMaison Roland(メゾン・ロラン)をオープンした。ロランというのはナポレオン1世の甥の一人。19世紀末に建築された彼の個人邸宅が21世紀にシャングリ・ラ ホテル パリとして生まれ変わったことから、元の主人にオマージュを捧げる店名なのだ。

ホテルの静かな中庭には緑が溢れ、バラが咲き誇る。photography: Mariko Omura
庭の食卓。photography: ⒸPAMStudio
メゾン・ロラン。庭の緑の眺めは、レストランの中からも美しい。photography: Mariko Omura

メゾン・ロランではパラス・ホテルならではのホスピタリティと快適さを味わいつつ、ビストロ風ブルジョワ料理のカジュアルな食事時間が過ごせる。ウフ・ミモザ、田舎風テリーヌといった前菜、インゲンやフライドポテトといった添え野菜も種類豊富なメインの魚・肉料理……前菜のトマトのガスパチョはレシピをシェフに聞きたくなるほどコクのあるおいしさ。おまけに珍しいことに様々なトッピングとともにサービスされる。力を入れているのはロブスター料理。テルミドール風、マヨネーズと食べる冷製、グリルをレモンで、という3種から選べる。日曜以外はオール・デイ・ダイニング。12時から22時まで、何時でも食事ができるので界隈のパレ・ド・トーキョー、ガリエラ美術館、近代美術館を訪問の後に利用するのも良いだろう。

左:ある日の前菜から。 右:ロブスターの注文客のためにエプロンが用意されている。photography: 左 Mariko Omura、右 Ⓒ
PAMStudio
左:ある日のメインディッシュ。 右:デザートもクラシックのオンパレード。photography: Mariko Omura

メゾン・ロランの大きな魅力は緑あふれる庭園。庭に面したレストランのテラス、庭園内にもテーブルが設けられている。 目の前にはエッフェル塔の眺め! 7月14日のパリ祭恒例の花火が2026年は1日早まり、7月13日に行われる。メゾン・ロランではこの晩のためにエグゼクティブシェフのシモン・アヴァージュとシェフ・パティシエのティモシー・ラムは、アペリティフ、アミューズ・ブーシュ、前菜、魚料理、肉料理、デザートの6段階による特別メニュー(265ユーロ/1名。ベジタリアン・メニュー及びキッズ・メニューは別料金)を用意した。このメニューの予約は19時30分か20時で、食事が終わる頃に花火の華やかなショーの始まり!という素晴らしい食事ができる。

シャン・ド・マルスの雑踏の中で見物するのとは大いなる違い! 今年はシックにメゾン・ロランで花火見物。
INFORMATION
Maison Roland|メゾン・ロラン〈16区|トロカデロ〉

住所:

Shangri-la Paris
10, avenue d’Iéna, 75116

 営:

12:00~22:00(月~土)、19:00~22:00(日)

 休:

日曜ランチ

大村 真理子

madameFIGARO.jpコントリビューティング・エディター

東京の出版社で女性誌の編集に携わった後、1990年に渡仏。2006年から「フィガロジャポン」パリ支局長を務めた後、フリーエディター活動を再開。主な著書は『とっておきパリ左岸ガイド』(玉村豊男氏と共著/中央公論社刊)、『パリ・オペラ座バレエ物語』(CCCメディアハウス刊)。

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