王室に嫁いだ一般人のファッション、ビフォーアフター。

Culture

写真で見る、王室入りで華麗に変身した一般人

王室の一員となった彼らは、誰もがファッションスタイルやシルエットに変化が見られる。王室入りを機に、どのように変貌を遂げたのか、写真で振り返る。

  • キャサリン皇太子妃 ガットコム・パークを訪れたキャサリン皇太子妃。(テットベリー、2025年8月6日)photography: Anwar Hussein / Getty Images

  • ジャック・ブルックスバンク ユージェニー王女の夫、ジャック・ブルックスバンク。ロイヤルアスコット競馬開催で。(アスコット、2025年6月20日)photography: Chris Jackson/Getty Images

  • モナコのシャルレーヌ公妃 マドリード訪問中のモナコのシャルレーヌ公妃。(マドリード、2026年6月1日)photography: Carlos Alvarez / Getty Images

  • メーガン・マークル 写真展を訪れたメーガン・マークル。(ニューヨーク、2026年8月26日)photography: Patrick McMullan / Patrick McMullan via Getty Images

  • エリザベス女王の即位70周年記念式典に出席したメーガン・マークル。(ロンドン、2022年6月3日)photography: Max Mumby/Indigo / Getty Images

  • メッテ=マリット王妃 グランド・ホテルを訪れたメッテ=マリット王妃。(オスロ、2001年1月10日)photography: UK Press / Getty Images

  • 王宮に姿を見せたメッテ=マリット王妃。(オスロ、2024年10月15日)photography: Rune Hellestad – Corbis / Getty Images

  • スペインのレティシア王妃 テレビのニュース番組でキャスターを務めたレティシア・オルティス・ロカソラーノ。(マドリード、2003年)Photography: Dusko Despotovic / Corbis via Getty Images

  • ベルギーのマチルド王妃 マチルド王妃。photography: Raymond Reuter / Sygma via Getty Images

  • カザフスタン大統領主催の晩餐会に出席したベルギーのマチルド王妃。(アスタナ、2026年10月12日)photography: Geert Vanden Wijngaert / Getty Images

  • スウェーデンのソフィア王女 スンドビュベリ文化センターを訪れたスウェーデンのソフィア王女。(スンドビュベリ、2026年8月21日)photography: Michael Campanella / Getty Images

  • デンマークのメアリー王妃 ドラゴンボート世界選手権に出席したデンマークのメアリー王妃。(タスマニア、2003年1月19日)photography: Patrick Riviere / Getty Images

  • フレデリクスボー城に到着したメアリー王妃。(コペンハーゲン、2026年9月25日)photography: Ritzau Scanpix/ABACA

  • グレース・ケリー グレース・ケリーのポートレート。(ニューヨーク、1949年)photography: Ed Vebell / Getty Images

  • レーニエ3世との結婚式当日のモナコのグレース公妃。(モナコ、1956年4月18日)photography: Haywood Magee / Getty Images

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キャサリン皇太子妃からメーガン夫人、モナコのシャルレーヌ公妃まで、王子や王女と結婚したことを機に、外見が大きく変化した人々を紹介しよう。

王室に入ると、自然と洗練されたスタイルや気品が身につくのだろうか。一般人も、ウィンザー家、ブルボン家、あるいはグリマルディ家といった王室の一員になった途端、たちまち王族特有のオーラを放つようになるのだろうか。しかし、そうした変貌は、一瞬にして、あるいは指を鳴らすだけで起こるものではない。侍従や使用人、執事たちに囲まれ、豪華絢爛な王宮での暮らしへと突然足を踏み入れることは、一般の人々にとって、まずは圧倒されるような経験に違いない。結婚したからといって、目立たない存在だった女性が、自信とカリスマ性を備えたプリンセスへと変身できるわけではない。求められるのは、親しみやすさを持ちながらも、ある程度の慎み深さを保つことができる人物だ。こうした極めて繊細なバランスは、入念に準備された公の場への登場を重ねながら、時間をかけて身につけていくものである。そして、この変貌において、スタイルが極めて重要な役割を果たすことは言うまでもない。服装、ヘアスタイル、立ち居振る舞い…。王室の一員になるということは、何よりもまず、王室そのものを体現し、指先に至るまで、その代表として振る舞うことを意味する。

2011年4月にウィリアム王子と結婚する前、ケイト・ミドルトンは自分の好きなように服を選んでいた。ほぼ決まってローライズジーンズをはき、お気に入りのアイテムであるカウボーイハットを被っていることも多かった。

ガトコム・パーク・フェスティバルでのケイト・ミドルトン(現キャサリン皇太子妃)。(テトベリー、2005年8月6日)
photography: Anwar Hussein / Getty Images

ゆったりと、自信に満ちた足取り

2000年代を象徴するデニムのミニスカートやスエードの乗馬ブーツを愛用していたキャサリン皇太子妃だが、現在ではシルクのロングスカートや、身体のラインに沿った仕立ての美しいスーツ、エレガントなパンプスへと装いを変えている。こうしたスタイルの変化によって、彼女はファッションアイコンとしての地位を確立した。公の場に姿を見せるたびに、その装いは細部まで注目され、綿密に分析されるとともに、世界中の女性たちに模倣されている。王室の一員としての役割を体現するため、キャサリン皇太子妃は姿勢や歩き方も変えてきた。背筋は常にぴんと伸び、歩幅は大きく、足取りには自信が感じられる。

義理の妹にあたるメーガン夫人も、ハリー王子との結婚を経て、スタイルを大きく変えた。米国出身の彼女は、不本意ながらも王室のプロトコルに合わせて装いを変える必要に迫られ、それまで愛用していたミニ丈のスカートやドレスから、ミディ丈のものへと切り替えた。身体にぴったりとフィットする服や鮮やかな色合いのアイテムも姿を消し、メーガン夫人は、より控えめでシックな装いを取り入れるようになった。王室での経験は、彼女のファッションに対する考え方を大きく変えたようだ。2019年にバッキンガム宮殿を離れてからも、上質な素材とゆったりとしたシルエットを特徴とする、ミニマルなスタイルを一貫して選び続けている。

男性陣にも同じルールが適用される。ユージェニー王女とベアトリス王女との結婚前、マーケティング・営業部門の幹部であるジャック・ブルックスバンクと不動産開発業を営むエドアルド・マペッリ・モッツィは、もっぱら生デニムのジーンズにベーシックなシャツを合わせ、足元にはスニーカーやスエードのアンクルブーツを履いていた。現在も、こうした普段着の定番アイテムを完全に手放したわけではない。しかし、公の場に姿を見せる際には、ふたりそろってスリーピーススーツを着用するようになった。また、公式行事では王室のプロトコルを厳格に守り、妻たちの一歩後ろに控えている。

シャルレーヌ公妃も、もともとファッションやエレガンスのアイコンになる運命にあったわけではない。アルベール2世大公との運命的な恋に落ちる前、南アフリカ出身の彼女は毎朝、競泳用の水着に着替え、練習に出かけたり、世界各地で開催される大会に出場したりする日々を送っていた。

オリンピックの競泳選手として活躍した彼女は、プリンセスとなった現在、鍛え上げられたアスリートらしい体つきを生かし、アシンメトリーなドレスやジャンプスーツ、オーバーサイズのスーツをスタイリッシュに着こなしている。王室の公務に携わり始めた当初は非常に控えめな様子だったが、アルベール2世大公の妻となった今、彼女は自信を深めている。公の場に姿を現すたびに、人々の視線は彼女に注がれる。

From madameFIGARO.fr

※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

  • text: Solene Delinger (madame.lefigaro.fr)
  • translation: Hanae Yamaguchi