あの名優たちが目の前に! ロンドンでは話題の演劇が目白押し。
劇場街ウェストエンドはもちろん、ロンドンではあちこちで常に人気の芝居やミュージカルが上演中。特に今年は名だたる俳優たちが主役を務める注目の舞台が続く。その中で見逃せない3つをご紹介!
『ロミオとジュリエット』
6月20日までハロルド・ピンター・シアターで上演中のシェイクスピアの悲劇『ロミオとジュリエット』は、話題のキャストでいま最も注目の舞台だ。

ジュリエットを演じているのはセイディ・シンク。幼い頃から子役としてステージに立ち、Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のマックス・メイフィールド役でブレイク。ブロードウェイのミュージカル『John Proctor is the Villain』ではトニー賞へのノミネートも果たし、この夏公開予定の映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』にも出演。ますます波に乗る俳優だ。

相手役のロミオは映画『ハニーボーイ』で主人公の子供時代の役で注目を集め、話題作『ハムネット』ではハムレットを演じたノア・ジュープ。
才能あふれたふたりのフレッシュさが話題を呼び、ゼンデイヤとトム・ホランド、テイラー・スウィフトとトラビス・ケルシーのセレブカップルも観劇に訪れたほど。
Romeo & Juliet
『ロミオとジュリエット』
https://www.haroldpintertheatre.co.uk/
『マン・トゥー・マン』
ロイヤル・コート・シアターで9月5日からスタートする『マン・トゥー・マン』の舞台は1930年代のドイツ。戦争や独裁政治、飢餓や屈辱に耐えて生き残るために必死なひとりの女性エラは、夫のズボンを履いて生活していた。

エラを演じるのはティルダ・スウィントン。彼女の30年ぶりの舞台で、再び同じ役に挑む。ベルリンでの限定公演と、このロンドンでの上演を経て、2027年にはニューヨークでの公演もすでに決定している。
今年2月のベルリン国際映画祭では、主催者たちがパレスチナ問題に沈黙し続けただけではなく、声を上げたアーティストに検閲を行ったとして他の映画関係者たちと共に非難の公式文書を送ったティルダ。そんな彼女が戦時下のドイツの物語を通して、訴える声に耳を澄ませたい。
現在チケットはすべてソールドアウトだが、リセールチケットのウェイティングリストへの登録は可能。また毎週月曜日の午前9時にはオンライン限定で1階と2階席の一部が売り出される。
Man to Man
『マン・トゥー・マン』
https://royalcourttheatre.com/
『エレクトラ/ペルソナ』
昨年、バービカンシアターで上演されたチェーホフの『かもめ』で、大絶賛を受けたケイト・ブランシェットが今年挑むのは8月19日からナショナル・シアターで上演される『エレクトラ/ペルソナ』だ。
古代神話と現代心理学を融合させて、私たちは何者であるのか、そして何者を演じているのかを探求する新作舞台という。上演が発表されるとともにシアターファンたちの間で「絶対に見逃せない」と話題沸騰。
ケイトは俳優業だけではなく、アカデミー賞2回、英国アカデミー賞4回などの輝かしいキャリアから同シアターの理事会のひとりでもあり、舞台芸術の発展のサポートにも努めている。
また、今年のカンヌ国際映画祭では、市井の女性たちが声を上げた#Me Tooがあまりにもすぐにシャットダウンされてしまったことや映画業界の男女格差を指摘、懸念を示した。さらにはユニクロと主導する難民映画基金の活動についても語って注目を集めたばかり。
広い視野を持つケイトの舞台とあって、『エレクトラ/ペルソナ』のチケットも早々のソールドアウトが予想される。興味ある人は急いで!
Electra/Persona
『エレクトラ/ペルソナ』
https://www.nationaltheatre.org.uk/