ダイアナ妃の幼少期の邸宅の一部、火災で破壊される。
Celebrity 2025.06.02
5月27日深夜から28日未明にかけて、ダイアナ妃が育った歴史的なオルソープ邸の敷地内にある農場が、放火による火災で全焼した。亡きダイアナ妃の弟であるチャールズ・スペンサーは、これを破壊行為だと非難している。

5月28日(水)、チャールズ・スペンサーは非常につらい朝を迎えることになった。ダイアナ元妃の弟である彼は、家族の所有するオルソープ邸の敷地内にある農場が、夜中に放火の被害を受けていたことを知り、衝撃を受けた。事件が起きたのは午前1時30分ごろ。そこは、ダイアナ妃が子ども時代を家族とともに過ごした、ノーサンプトンシャー州の邸宅だ。
SNSのX上で、チャールズ・スペンサーは今回の事件に対して強い驚きと悲しみを露わにした。「昨夜、幸いにも誰もいなかったオルソープ邸の農場のひとつが、どうやら破壊行為で放火されたと知り、唖然としています。こんなことを面白がってやるなんて、本当に悲しいことです」と彼は述べた。
Stunned to learn that one of @AlthorpHouse's farmhouses - fortunately, unoccupied at the time - was apparently burnt down by vandals last night. With thanks to @northantsfire for doing their very best.
-- Charles Spencer (@cspencer1508) May 28, 2025
So very sad that anyone would think this a fun thing to do. pic.twitter.com/lYyvkzJLnA
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「これが私たちの生きる世界なのです。」
ノーサンプトンシャー消防署は声明で、現地のミルレーンに水曜の午前1時30分ごろ出動したと伝えた。雑誌「ハロー!」は、「到着時、隊員たちは二階建ての空き家が激しく燃えているのを確認した。火災が最も激しい時には、防護呼吸器を装着した4つのチームが放水を行い、火の勢いを抑え、延焼を防いだ」と伝えている。
The Service remains on scene after a fire on Mill Lane in Kingsthorpe, Northampton.
-- Northamptonshire Fire & Rescue (@northantsfire) May 28, 2025
We were called at around 1:30am this morning (May 28) & crews arrived to find an unoccupied two-story property fully on fire.
1/2>> pic.twitter.com/Tnu4X14CqB
消防隊の懸命な消火活動にもかかわらず、チャールズ・スペンサーはSNSのXで感謝の意を示しつつも、建物を救うことはできなかった。ウィリアム皇太子とハリー王子の叔父にあたる彼は、Instagramのストーリーで次のように嘆いている。「昨夜、意図的な破壊行為によって失われた農場は、安全上の理由から取り壊さざるを得なくなりました」と、「ポワン・ド・ヴュ」誌が伝えている。その苦い結論に、彼はこう続けた。「本当に悲しいことです。これが私たちの生きる世界なのです。」
それでも守られた聖域
幸いにも、火災はオルソープ邸の本邸ではなく、キングストープのミルレーンにある農場で発生した。救助当局が雑誌「ピープル」に対して説明したところによると、「火災はノーサンプトンのキングストープ、ミルレーンにあるアルソープ領地内の敷地で発生し、オルソープ邸自体ではない」とのこと。
1787年に建てられた本邸は、30の客室や絵画ギャラリー、舞踏会場を備え、現在もそのままの姿で残されている。この貴重な建築遺産は、この夏も訪れる人々を迎え入れ、「ハートのプリンセス」と呼ばれたダイアナ妃の記憶が眠る象徴的な場所を訪れることができる。
From madameFIGARO.fr
text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi