「ハプニング女王」シェールは、グラミー賞でも健在? SNSで一番拡散された瞬間とは。

Celebrity 2026.02.13

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歌手のシェールがグラミー賞に久々のサプライズ登場。しかし想定外の行動を取ったうえ、受賞者を巡る混乱があり、今回の授賞式でも一番のハプニングとしておおいに話題を呼んだ。

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photography: aflo

これは、今回の2026年グラミー賞で起きたいちばん傑作な出来事として人々の記憶に残るだろう。舞台に登場したのは歌手のシェール。感動的なスピーチに続いて年間最優秀レコード賞のプレゼンターを務めるはずだった。ところが何も発表せずにさっさとステージを降りようとしたため、あわてた司会のトレバー・ノアが機転を効かせてユーモラスに呼び止めた。「シェール、ステージを去る前にノミネートを発表してもらえるかな。僕だってやれるけど、それじゃちょっと違うからね」

賞の発表が始まった後も混乱は続いた。受賞者の名前が書かれた封筒を見て、シェールが「ああ、グラミー賞はルーサー・ヴァンドロス」とぼそっと言ったため、20年以上前に亡くなったソウル歌手の名前が飛び出したことに会場はざわついた。だがシェールはすぐに気がつくと、受賞は1982年にリリースされたルーサー・ヴァンドロスの曲「If This World Were Mine」をサンプリングしたオマージュ曲、ケンドリック・ラマー&シザによる「Luther」であることを伝えた。

このミスでみんな気まずくなるどころか会場は爆笑、SNSでも大ウケだった。司会のトレバー・ノアも「生放送のテレビって最高だね」と皮肉たっぷりのコメントでその場をまとめた。Xではひときわ盛り上がり、「シェールが、自分も受賞者の一員であるように溶け込んでいるのが最高に笑える」「これがルーサー・ヴァンドロスが賞を取りにステージに来ないときのシェールの顔」などの投稿が相次いだ。

受賞者たちもこのハプニングを好意的に捉え、プロデューサーのSounwaveはスピーチの冒頭で、ルーサー・ヴァンドロスへの追悼の意を表した。

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18年ぶりのサプライズ登場

それはさておき、シェールが18年ぶりにグラミー賞授賞式に登場したこと自体がひとつのビッグイベントだった。そもそも今回、彼女が出席したのは、60年以上も目覚ましい活動をしたことに対してライフタイム・アチーヴメント賞が贈られたためだった。会場のロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナでスタンディングオベーションに迎えられた歌手は、観客に席に着くよう促すと、ありきたりな言葉は一切排し、心のこもったスピーチをおこなった。

シェールは、若い頃に成功を収め(夫だったソニー・ボノとのデュオ「ソニー&シェール」が売れたとき、彼女は19歳だった)、音楽業界の厳しい現実を知らなかったことを語った。「それからはとても厳しい道のりでした。もう終わりとみなされたことも、アカデミー賞を取ったこともありました」と言い、1980年代初頭、売れない歌手が行き着く場所として見なされていたラスベガスに追いやられ、レコード会社から契約を切られた時期についても触れた。しかしその後、1998年に『Believe』が大ヒットし、ポップス界最大の復活を遂げた。この曲によってシェールは2000年にグラミー賞をダブル受賞し、音楽史に確固たる地位を築いたのだった。

From madameFIGARO.fr

text: Chloé Multon (madame.lefigaro.fr) 

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