ジョナサン・アンダーソンがロエベの退任を発表。インスタグラムで感謝のコメントを投稿。

2013年の就任以来、ロエベを率いてきたクリエイティブディレクターのジョナサン・アンダーソンが退任を発表。クラフトに光を当て支援するプラットフォーム「LOEWE FOUNDATION Craft Prize（ロエベ財団 クラフトプライズ）」の立ち上げやジブリやスナ・フジタなどアーティストとのコラボレーションなどブランドの歴史に新たな視点をもたらした。

退任発表に際し、ジョナサン・アンダーソンは以下のようにコメント。
「11年という年月を振り返って、私の大胆で野心的なアイデアのすべてに『イエス』と言えるように尽くしてくれる、高い想像力、スキル、粘り強さと機知をそなえた人々に囲まれたことを幸運に思います」。

「私の章は幕を閉じますが、ロエベの物語は今後幾年も続いていくでしょう。かつての私の家であったこの素晴らしいスペインのブランドが成長し続けるさまを、誇りを持って見守りたいと思います」。

LVMHファッショングループのシドニー・トレダノも「私は近年、偉大なアーティスティックディレクターたちと仕事をする喜びに恵まれてきましたが、なかでもジョナサン・アンダーソンは間違いなく最高の一人だと考えています。彼がロエベに貢献したものは創造性を超えています。彼はクラフトを強固な基盤とする豊かで多彩な世界を構築しました。これによりロエベは彼の退任後も長く繁栄することでしょう」と述べた。

ジョナサンは自身のインスタグラムでクリエイティブディレクターに就任した当時に撮影されたポートレートとともに自身の心境と、アーティストや職人らへの感謝を述べるレターを投稿した。

「ロエベに加わったその日から、デザインスタジオやアトリエで同志とも呼べる才能あふれる方々と出会いました。皆さんの技術を共有してくれたことに心から感謝しています」。

また、後任に関しての発表はまだない。