スイーツの新境地へ! シェフが手がけるガストロノミックな東京のクラフトアイス3選。

旬のフルーツや野菜などの自然素材を使い、小規模生産ならではの個性を生かしたアイスクリームを打ち出すクラフトアイスクリーム専門店。なかでも、最近ではレストラン出身のシェフやパティシエが独自の発想でフレーバーを考案する新店が存在感を高めている。この夏東京で行くべき、新オープンの3軒をピックアップ!
1.【学芸大学駅】MAISON FARMER NAGISA AOKI
三つ星レストラン出身のパティシエが手がける、生産者の想いを乗せたアイスクリーム

2026年5月、学芸大学駅からほど近い路地にフォレストグリーンの壁が目を引くクラフトアイスクリーム専門店、「MAISON FARMER NAGISA AOKI(メゾン・ファーマー・ナギサ・アオイ)」がオープンした。店を担うのは、ミシュラン三ツ星レストラン「L’Effervescence(レフェルヴェソンス)」でのシェフパティシエ経験を持つオーナーシェフパティシエの青木渚だ。
クラフトアイスクリーム専門店を始めた理由について聞いてみると、「レストランを通じて出会った生産者の皆さんが手がける食材の魅力を、誰もが手に取りやすいアイスクリームとして届けることで、たくさんの方に知ってもらうきっかけを作りたいと思ったんです」と微笑む。

厳選した日本各地のフルーツや野菜、スパイスを取り入れたアイスクリームは、常時10種ほどラインナップ。三軒茶屋の店から移転スタートした同店では、店内に厨房を構え、できたてのフレッシュな味を届けることができるようになった。
人気の「山椒ミルク」は、すっきりとした甘さの兵庫県「弓削牧場」のミルクに、華やかな香りを持つ大阪「やまつ辻田」の山椒の香りとピリリとした味わいがアクセントになった逸品。アイスの種類は仕入れによって入れ替わるものの、こちらは一年を通してオーダーできる唯一無二の味だ。

彩り鮮やかな季節限定フレーバーは、福島「島田農園」の「ルバーブ」、和歌山「藏光農園」の柑橘「不知火」、山梨「菊島西洋堂」の「すもも」など、食材そのものの芳醇な甘みや酸味、香りを引き出したフレーバーをラインアップ。極力農薬を抑えた農家や無農薬・無化学肥料にこだわる生産者が作った作物や、規格外で市場に出回らないフルーツ・野菜などを積極的に採用し、ひと口ごとに奥行きの感じられる味わいのアイスクリームに仕上げている。

「普段は自分の足で畑に行き、生産者の方から話を聞くうちにアイスクリームのインスピレーションが湧いてくる事が多いですね」と、青木さん。畑で食材のポテンシャルを見極め、そこで得たストーリーを自分なりに解釈し、新作に落とし込む事が多いのだとか。
顔の見える生産者との絆を大切にし、その思いをゲストへと繋いでいくメゾン・ファーマー・ナギサ・アオイは、今後ますます注目を集める存在となりそうだ。
MAISON FARMER NAGISA AOKI
東京都目黒区鷹番3-15-18 ル・コントゥ学芸大学 1F
営)12:00~20:00
@maison_farmer
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2.【銀座】DOLCE TACUBO GINZA
TACUBOの新境地。季節を映すジェラート&進化系ソフト

代官山の人気イタリアン「TACUBO(タクボ)」が手掛けるパティスリー「DOLCE TACUBO(ドルチェ・タクボ)」。2026年6月にオープンしたばかりの銀座店では、支持率の高い焼き菓子に加え、ジェラートやソフトクリームといった夏に嬉しいアイスデザートが仲間入りした。

おすすめは、常時8種類が並ぶ「ジェラート」。芳醇な甘みと酸味のパイナップルに爽やかなバジルでアクセントを加えた「パイナップル バジル」、セージ香るミルクアイスにチョコレートブランド「Minimal」のビターなチョコを合わせ、ザクっとした食感をプラスした「セージ ストラッチャテッラ」など、季節のフルーツとハーブを巧みに掛け合わせた、風味豊かなフレーバーが揃い。
厳選された素材とレストランクオリティの技術が息づくジェラートは、口の中で広がる度に、心に残る余韻を届けてくれる。

銀ブラにおすすめの「ドルタクソフト」は、軽やかな口どけとすっきりキレのある甘さが魅力のソフトクリーム。新登場の「抹茶」フレーバーは、豊かな香りと奥深いコクが際立つ一品。定番の「ミルク」も最高級生クリーム「クレーム・ソワニエ」を使用することで、より濃厚で満足感のある味わいへと進化した。
「イタリアの名門ブランド・カルピジャーニ社製サーバーを取り入れることで、ふわふわでなめらかな食感を実現しました」と田窪大祐オーナーシェフ。

アイスクリームと一緒に手土産も購入するなら、新作の「プリン(白)」をセレクトしてみて。トロピカルな味わいの沖縄県産のパッションフルーツと、なめらかでミルキーなクレーム・ソワニエが絶妙にマッチしたプリンは、新感覚の食感で話題になること間違いなし。レストランで味わうドルチェの感動を、そのまま持ち帰れるように立ち上げたパティスリーならではの、本格的な味わいを堪能できるはず。
DOLCE TACUBO GINZA
東京都中央区銀座7-11-14 GINZA カムイビル 1F
営)11:00~19:00
https://d-tacubo.com/
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3.【丸の内】GELATO BRAVO 丸ビル店
イタリアの伝統製法×天然素材で作る、身体にやさしいジェラート

代官山で人気を集めるクラフトジェラート専門店「GELATO BRAVO(ジェラート・ブラボー)」が、2025年7月に丸の内ビルディング地下1階に開業した「GELATO BRAVO 丸ビル店」も、注目の一軒だ。

グルマンから高い支持率を誇る完全予約制イタリアン、「Bingo(ビンゴ)」の小林秀徳シェフが監修したクラフトジェラート(シングル¥550~、ダブル¥800~)は、イタリアの伝統製法をベースに保存料などの添加物を使わず、丁寧な生産を心がける生産者が提供する天然素材のみで仕上げているところが特徴的。

たとえば、生クリームにもジャージー牛乳を採用することでリッチな味わいに仕上げた「放牧ジャージー牛乳100%ジェラート」や、オレンジアイスにカンパリでマリネしたオレンジピールを加え、食感にアクセントを添えた「カンパリオレンジ」、ビターなキャラメルにゲランドの塩でキレをプラスした「大人の塩キャラメル」など、素材本来の味を引き出した身体に優しいクラフトジェラートを常時10種ほど提供している。

この夏いちおしのフレーバーは、生産者から直送される「朝採れとうもろこし」を贅沢に使用した「CORN DOLCE ALBA(コーン・ドルチェ・アルバ)」だ。第一弾ではコーン・ゴールドラッシュ、第二弾では星粒コーン、第三弾では北海道産シャイニングコーンを採用し、店内の厨房で自然な甘味を生かしたジェラートに仕上げるそうだ。畑で摘んだ瞬間の甘さを存分に感じられる、限定フレーバーをお見逃しなく。
GELATO BRAVO丸ビル店
東京都千代田区丸の内2-4-1 丸ビル B1F
営)11:00〜21:00(月~土)、11:00〜20:00(日)
https://www.gelato-bravo.com/
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- text: Tomomi Nakamura