マンダリン オリエンタル 香港が、創業50周年記念パーティーを開催!
華やかなムードに包まれた、特別な一夜をレポート。

Lifestyle

アジア随一の名門ホテルグループ、マンダリン オリエンタルのフラッグシップホテルとしての歴史を誇るマンダリン オリエンタル 香港が、今年2013年に創業50周年を迎え、年間を通じてさまざまなイベントやプロモーションを行ってきた。その中でも最も華やかなイベント、50周年記念ガラパーティーが10月17日に開催され、世界中からマンダリン オリエンタルグループの国際広告キャンペーンにも出演している「マンダリンファン」と呼ばれるセレブたちや、香港社交界のVIPおよそ800人が集まり、きらびやかで楽しい一夜の宴を彩った。


1963年のオープン当時は香港島で最高層ビルだった、27階建てのマンダリン オリエンタル 香港。今では香港の夜景を彩る超高層ビル群に囲まれながらも、クラシックな存在感を発揮している。その脇に設置されたレッドカーペットに登場する世界のセレブたちへの歓声でパーティーが始まった。

ハリウッドでも有名な英国女優ヘレン・ミレン、香港映画スターのマギー・チャン、香港出身の世界的デザイナーのヴィヴィアン・タム、ロキシー・ミュージックで一世を風靡した英国のロックミュージシャンのブライアン・フェリー、香港のベテラン歌手でハリウッドでも女優として活躍するカレン・モク、一流ミステリー作家のフレドリック・フォーサイス、アバンギャルドでモダンスタイルのバイオリニスト、バネッサ・メイ、香港を代表するブランド「シャンハイタン」の創業者であるデビッド・タン……とにかくマンダリンと香港に関わるセレブ達の顔ぶれは、近年アジアで開かれたイベントの中でも群を抜く華麗さ。そして、香港屈指の実業家や高官、美貌の香港マダムや地元のセレブたちも次々と到着。観光とビジネスの中心地とあって、思わぬ光景にカメラのフラッシュをたく人たちが群がる。

「マンダリンファン」として来場した、香港のマギー・チャンと英国のヘレン・ミラン。

左から3人目がヴィヴィアン・タム、その右隣がブライアン・フェリー、カレン・モク、マンダリン オリエンタル グループ最高経営責任者のエドワード・エテギー。右から3人目がデビッド・タン卿、右端がマンダリン オリエンタル 香港総支配人のジョナス・A・シュアーマン。


レッドカーペットを通ったゲストがまず誘われたのは、マンダリン オリエンタル 香港脇の公園に作られた特設会場。スパークリングワインとオードブルをたしなみながらの歓談後、グループ最高経営責任者のエドワード・エテギー氏と総支配人のジョナス・A・シュアーマン氏の挨拶では、重役たちだけではなく850名の従業員の代表者たちがステージに招かれ、集まった得意客一同の喝采を浴びた。こういうところが、最高級の優雅さの中に温かさと親しみやすさを感じさせるマンダリン オリエンタルならでは。

日頃は太極拳を楽しむ地元の人も多い公園が、華やかなパーティー会場に様変わり!

ほとんどのゲストが集結し、香港・中環の中心部がいつにない華やぎを見せる中、今日のメインイベントの1つである、歴史を刻んだホテルの外壁を利用した50周年記念のスペシャル3D映像のライトアップが始まった。実際の客室バルコニーの上に3D映像のバルコニーが現れ、音楽に合わせてリズミカルに映像が動き出す。この映像の中では、香港から始まったマンダリン オリエンタルがやがて世界中に広がるホテルブランドになるまでを表現しているという。

ホテルグループのルーツとしての香港の歴史と伝統に敬意を示したという3D映像。

迫力の映像が終わり、来場者はドレスの裾をかかえて屋内会場へ。マンダリン オリエンタル 香港料理長のウェ・オポチェンスキーが率いるチームによる美食が、ブッフェ方式で振る舞われる中、ウィリー・ツァオ氏振り付けによる香港のダンスカンパニー「Dance of Golden Fans」(黄金の扇の舞)の優雅で躍動的なパフォーマンスが、やはり金色に彩られたステージの上で繰り広げられる。そう、50周年はゴールドのお祝いとあって、あらゆる意匠がゴールドをあしらっていて、それは豪華な雰囲気に包まれている。

マンダリン オリエンタルの象徴である扇が、50周年のお祝いでゴールドに変身。扇の精達の舞が華やか。

パティシエの技を尽くしたデザートバーに目が釘付けに!

クリスティーズ・アジア社長のフランソワ・クリエル氏がひな壇に招かれ、一部のVIPがこの瞬間を待っていたと思われる「チャリティ・オークション」が始まった。第一弾は、なんとマンダリン オリエンタルの二つ星フレンチ・レストラン「ピエール」を初めとする名店を展開する有名シェフ、ピエール・ガニェール本人が自宅に訪れ、8コースのディナーを8人分作ってくれるという権利! 「自宅は香港以外じゃだめなの?」「パリは? ラスベガスは?」などという会場からの突っ込みもクリエル氏がさらりとジョークで交わしつつ、いざオークション開始。矢継ぎ早に手が上がり続け、あっという間の落札となった。

そして次のオークションは、キャセイパシフィック航空のファーストクラスで香港→ロンドン→パリへと飛び、各地のマンダリン オリエンタルに宿泊する他、Tumiのトラベルセットやピアジェのウォッチなどを「His and Hers」でそれぞれ付けた豪華パッケージ。その後、3つめのオークションは、世界の「マンダリンファン」と呼ばれるセレブたちからのバックステージパス、アート作品、ファッションショーのフロントシート、豪華会員制クラブでのパーティーなど、特別なプレゼントを満載したパッケージだ。最終的にはなんと75万香港ドル(約900万円弱)が集まり、香港癌基金、赤十字、マインドセットという3つの慈善団体に寄付された。

軽妙な語りでテキパキと入札をさばく、クリスティーズ・アジアのフランソワ・クリエル氏。


いよいよ、この日注目のライブ第一弾として、香港のスター歌手で女優のカレン・モクが、ジャジーに歌いながら階段を降りてステージに登場! アクティブなイメージの彼女がチャイナドレスに身を包んでスイングする姿は、意外なほど妖艶だ。輝くクリスタルで飾られた古箏と呼ばれる中国の楽器を時にはつまびきつつ、ビートルズの「My Guitar Gently Weeps」などのクラシックロックやジャズの名曲を個性的にアレンジして会場を魅了した。

暖かみ溢れるカレン・モクのステージ。中央に置かれているのが古箏。


「ブライアン・フェリー? 彼はレジェンドだよ。絶対見逃せない」
徐々にそんな会話があちこちでささやかれ始め、ヨーロッパ系ゲストがステージの近くに集まってきた。70~80年代に活躍した英国の伝説のロックバンド、ロキシー・ミュージックのリーダーにして、洗練されたスタイルで知られるブライアン・フェリーがステージに登場。髪は白くなっても、伊達男で知られる彼らしく、粋なフラワーエンブロイダリーのジャケットをさらりと着こなし、衰えを感じさせない歌声と少しも古びないサウンドをスタイリッシュに響かせた。

数え切れないほどのアンコールが続いたブライアン・フェリーのパフォーマンス。

「バビロン」「ドント・ストップ・ザ・ダンス」「ジェラスガイ」などの名曲を次々と披露する中、ブラックタイとイブニングドレスの紳士淑女たちがしばしロックコンサートの熱狂に包まれる。優雅だけれども親密な空間で、セレブもVIPも誰もが時を忘れて踊り続ける、特別な一体感が会場に満ちあふれる最高のクロージングとなった。

texte:Miyako Kai

この記事の元URL: https://madamefigaro.jp/travel/-50.html