MHD 太陽と富士山を堪能するピクニック、ヴーヴ・クリコで乾杯!
Gourmet 2025.06.05
シャンパーニュメゾン「ヴーヴ・クリコ」がライフスタイルイベント「ヴーヴ・クリコ ピクニック」を開催。富士山を望む雄大な景色の中、シャンパーニュグラスを傾けた優雅な催しを振り返る。

1772年にシャンパーニュ地方ランスで創業、「ソレール=太陽のように輝くブランド」というメッセージを込めたイエローカラーが象徴的なシャンパーニュメゾン、ヴーヴ・クリコ。1805年、マダム・クリコが27歳にして経営を相続、ビジネス界における女性進出が非常に困難であった時代に商才を発揮し、メゾンの礎を築き上げた。いまなお女性の起業支援やエンパワメントの取り組みも厚い、革新的なメゾンだ。
そんなメゾンが手がけた屋外でのイベントが「ヴーヴ・クリコ ピクニック」。18世紀のフランスに端を発するピクニック文化は、ヴ―ヴ・クリコが長年にわたって提唱してきた「アールドゥヴィーヴル(暮らしの美学)」を体現している。太陽の恵みを讃えつつ、シャンパーニュを自然の中で気軽に楽しんでほしい、という優雅な催しだ。

会場に着いたゲストたちを迎えたのは、ブランドイメージであるイエローの花々と、富士山と対面するように設えられたウッドデッキ、そしてロングテーブル。19世紀初頭に創設されたテキスタイルメーカー「ソレイアード」が手がけた、南仏の鮮やかなプリント生地のテーブルクロスが掛けられた。また同じ柄のレジャーシートの上にもマグナムボトルとグラスが無造作に配され、非日常感を演出してくれる。
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ヴーヴ・クリコとペアリングする、「自分で味わいを完成させる」ランチ。
ウェルカムドリンクとして振る舞われたのが、ヴーヴ・クリコ イエローラベル。フレッシュで力強く、香りは豊かで、余韻はシルクのようななめらかさ。ランチ前から気分が上がる味わいだ。この日、ランチメニューを担当したのは和歌山県「villa aida」オーナーシェフの小林寛司。季節の野菜のおいしさを引き出し、旬の素材と組み合わせる料理を得意としている、ヴーヴ・クリコとの縁も深い料理人だ。

ランチのスタートは、イエローラベルのマグナムボトルとともに、ひよこ豆のスープから。「ひと口味わっていただいた後、お好みでオリーブオイルを足してください」と小林シェフ。"ピクニック"らしく、料理の味わいを自分好みにカスタマイズしていく、というのが今回のメニューのポイントだ。

その後には、大皿に盛られたフレッシュな野菜が並び、バゲットが配られる。こちらも自分で野菜をセレクトし、お手製のカスクルートを作る、という試みだ。合わせるシャンパーニュは、卓越した品質のピノ・ノワールが収穫された年にのみ造られる「ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム 2018」。ピノ・ノワールの比率が90パーセント以上という、力強くも深みのある、美しい酸味と余韻が特徴のキュヴェだ。

メインはジャンボン ロティに、夏野菜のマリネを添えて。大きな豚もも肉の塊を、富士山をバックにシェフが切り分けるパフォーマンスはまさに圧巻! こちらも卓上にはハーブ、スパイス、マスタードが並び、振りかけるたびに別の表情を見せる味わいを堪能した。こちらに合わせるのは「ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム ロゼ 2015」。ブレンド法によるロゼシャンパーニュを生み出した偉大なる女性=ラ・グランダム、マダム・クリコに捧げられた最高級のキュヴェ。美しい色彩と表情豊かなアロマ、深い余韻に、思わず目を閉じてうっとりとしてしまう。

デザートには、遊び心あふれるタピオカミルクに、マスクメロンのゴージャスな甘さが溶け合う。デザートワインとして、甘い口当たりの「ヴーヴ・クリコ リッチ」が供された。グラスの中にはロックアイスが入れられ、キリッと冷えた優しい甘さが心を癒やしてくれる。
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ピクニックを楽しんだセレブリティたち。

ピクニックにはシャンパーニュを愛するセレブリティたちも来場。夏木マリ、RIKACO、エリーローズ、神崎恵、chay、長塚健斗、長谷川ミラ、大野拓朗をはじめとする約100名のゲストが、富士山を望むテーブルを囲んだ。
「自宅のセラーにあるシャンパーニュはほとんどがヴーヴ・クリコ」と語ってくれたほど、ヴーヴ・クリコのファンである夏木マリ。ピクニックについて「開放感があって、すべてがプラスアルファに感じられる"ちょっと非日常"、そこが楽しい」と語る。
「シャンパーニュは"スタート"。お食事の時には必ずいただくし、楽しい時間を始めてくれるもの。そういうふうに感じます」
風が吹き抜け、爽やかな午後の空気が流れていく。 ぜひ晴れた日のランチに、ヴーヴ・クリコのグラスを太陽にかざして、抜けるような金色の煌めきを楽しんでみて。
text: madame FIGARO japon