建築ファン巡礼の地、ル・アーヴルへパリから直行する。

Paris 2018.08.17

ジヴェルニーに行く時に下車するヴェルノンも、クロード・モネが描いた大聖堂のあるルーアンもパリのサン・ラザール駅から乗る列車は同じ。この列車の終点はル・アーヴル。建築ファンなら、パリから2時間ちょっとで到着するこの街に一気に行ってしまうのも、ノルマンディー地方観光のひとつの方法だろう。第二次世界大戦で打撃を受けた街の復興に努めたオーギュスト・ペレによる住宅群と教会、そしてオスカー・ニーマイヤーによる文化施設。それに新しいところでは、ジャン・ヌーヴェルのプール“レ・バン・デ・ドック”もあり、これは見たら泳ぎたくなるかもしれない。ル・アーヴル滞在には時間をたっぷりとっておこう。

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オーギュスト・ペレが建築した市庁舎の18階からは、ペレによる住宅の建物、オスカー・ニーマイヤーによる文化センター、カラフルなコンテナアートが一望でき、街の成り立ちがわかりやすい。オーギュスト・ペレによるアパルトマンのモデルルーム見学と、ここに上がるセットツアーが来年から開催される計画がある。

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サン・ジョセフ教会の塔、オスカー・ニーマイヤーの文化センター、そして手前にフランソワ1世の像。ル・アーヴルに港の建築を求めたのがこのフランソワ1世で、1517年に開港した。昨年開港500年を記念して、「ル・アーヴルの夏 2017」が開催された。

1. コンクリートの詩人、オーギュスト・ペレの仕事

ル・アーヴルを語るときに欠かせない名前、それはオーギュスト・ペレである。この街は第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦により、150ヘクタールが破壊されてしまった。早急に街を復興しなければ。そこで20名が働くアトリエを構え、コンクリートの建築を専門にしていたペレに任命された。戦後、輸送が必要な石や木材は使えない1947年のことである。ペレは合計40万人の住まいとなる10万戸のアパルトマンをおさめた100の建物群を設計。2005年、「オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・ルアーヴル」は、ユネスコの世界遺産に登録された。

ペレの建物群を通りから眺めていると、1950年代の未来の住宅の内部は?と好奇心がかき立てられるだろう。ガイド付きのツアーに参加すると、モデルルームを見学できる。建物についたら、エントランスホールでまずコンクリートの色に注目しよう。というのも、コンクリートといってもペレの建築では色や質感がさまざまなのだ。内部でもそのバリエーションが見られる。また彼の建築の特徴が生かされ、家は壁なしでも柱と梁で支えられ、そして柱と柱の間は、2でも3でも割り切れるので窓が作りやすい6.24メートルで設計されている。

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モデルルーム見学の入り口。後方にペレによる住宅が見える。

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エントランスホールや廊下の壁のコンクリートは淡いピンク色。建物内、モデルルーム以外は一般住宅なので住民とすれ違うこともある。

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モデルルーム内の柱。表面をブラシで水をはき、混ぜた小石が見えるコンクリートが用いられている。

モデルルームは3人家族を想定した100平米のアパルトマン。静けさ、太陽、空気、空間をル・アーヴルの住民たちの暮らしに、とペレは設計をしたそうだ。それまでこういった集合住宅では共同トイレだったという時代だが、ペレは各家にトイレを設け、快適な暮らしの民主化を図った。そして女性たちがキッチンに閉じ込められることのないよう、ダイニングとの仕切りを引き戸にし、さらに掃除もしやすいように壁と床の境を直角ではなく緩いカーブにした。

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ダイニング・リビングと隣のオフィススペースを仕切るのは蛇腹式扉。2つの空間の開閉が簡単に行える。設置されている家具、オブジェにも注目を

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キッチン。50年代のモダンライフ拝見だ。

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両親の寝室。バスルームの奥にストックスペースが取られている。

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子ども部屋。玩具からスリッパまで……。

リビングルーム、子ども部屋、バスルーム……部屋には50年代の暮らしを彷彿させる家具を配置している。家具デザインはルネ・ガブリエルが担当した。電話、ラジオ、食器といったオブジェ類に至るまで、このままで住みたい!と、ミッドセンチュリーのファンには垂涎もののアパルトマンといっていいだろう。

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雑誌、ランプ、パイプ、蓄音機など、50年代のファミリーライフを彩る品々。

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子ども部屋は玩具も家具も時代を物語る。

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子ども部屋の整理ダンスは無駄のないデザインで今も魅力的だ。

Maison du patrimoine
181, rue de Paris
76600 Le Havre

【個人対象ガイド付きツアー】
<4月~6月、9月>
月~金:15:30、16:30
土、日、祝:10:30、11:30、14:30、15:30、16:30
<7~8月>
10:30、11:30、14:30、15:30、16:30
<10月~3月>
水、金:15:30、16:30
土:14:30、15:30、16:30
日:10:30、11:30、14:30、15:30
※10/20~11/4、12/22~1/6、2/9~2/24の学校休暇の期間は下記タイムテーブル
月~金:15:30、16:30
土:14:30、15:30、16:30
日:10:30、11:30、14:30、15:30 (開始15分前に要到着)
料金:5ユーロ
maison-patrimoine-info@lehavretourisme.com
tel:02 35 22 31 22 (電話あるいはメールで予約が望ましい)
http://unesco.lehavre.fr/en/discover/the-perret-show-flat

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ル・アーヴルは港町。船やフェリーなど海から街を見たときに目印となるのが、107メートルのタワーがそびえ立つサン・ジョゼフ教会。それゆえに街では魂の灯台という別称で愛されている。これもオーギュスト・ペレによるもので、ル・アーヴル復興のシンボルであり、彼の主要作品のひとつに数えられている。この教会でも入る前に外壁のコンクリートを見てみよう。コンクリートに強い水の噴射で表面に洗いをかけることによって、コンクリートに混ぜられた小石を浮き立たせている。ベトン・ラヴェと呼ばれるものだ。教会は1951年に計画され、完成したのは1957年。コンクリートの建築すら珍しい時代にあり、コンクリートの教会というのは実に稀だった。

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サン・ジョゼフ教会の全景。

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教会の外壁はベトン・ラヴェと呼ばれるコンクリートが使われている。

ペレの建築の特徴である、柱を隠さない作りがこの内部でも見られる。4グループの柱が支える107メートルの塔に限らず、この教会は建物の四方がマルグリット・ユレが手がけた縦帯状のステンドグラスに飾られている。使われているガラスは合計12,768枚。教会のステンドグラスは聖書の物語を描いたものが多いが、ユレは13世紀の教会のステンドグラスの色を研究し、それを現代的な表現法で使用した。カラフルなガラスから日が射しこむと、素晴らしい眺めが教会に広がる。時間により、季節により異なる光の反射は一期一会。忘れがたい思い出をここで得ることができるかもしれない。

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教会内、ステンドグラスが見事だ。使われている色は東西南北で異なる。東(正面)はエルサレム方向なので、キリストの誕生の色を表す紫と緑。西は慈善や行動の力の色であるピンクと赤。南は神の栄光の色でゴールドやオレンジ系。そして北は非物質、神という意味合いの淡いブルー。上方に薄い色を配置している。口吹きガラスの厚さは2~4ミリと不規則だ。

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2. オスカー・ニーマイヤーの文化センター、ジャン・ヌーヴェルのプールも。

パリではフランス共産党本部の建物が有名だが、ブラジル人の世界的建築家オスカー・ニーマイヤーはル・アーヴルに誰もが入れる建物を建築した。火山(ル・ヴォルカン)と呼ばれる文化センターである。市から依頼があったのは1972年で、完成したのは1982年だった。 オーギュスト・ペレによる住宅群が直線なのに対して、こちらは窓の形も含め、何もかもが曲線という建築物。大小2つが対称をなす作りで、上から眺めると白い鳩に見えるそうだ。小さい火山が4,400平米の図書館、大きい火山が劇場。レストランもある。ヨーロッパにはニーマイヤーの作品が4つあり、そのひとつがこのル・ヴォルカン。建築ファンはやはりル・アーヴルに来なくては!

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オスカー・ニーマイヤーによるル・ヴォルカン。

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真っ白いル・ヴォルカンの建物から、にょきっと手が。後方にペレによる住宅の建物が見える。

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いまもモダンな図書館内。

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「ル・アーヴルの夏 2018」の一環として、図書館内で9月23日までファビアン・メレルのデッサンを複数点展示している。

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図書館内のお話コーナー。

La bibliothèque Oscar Niemeyer
2, place Oscar Nieymeryer
開)10:00〜19:00(火〜日)
休)月

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21世紀に入ってからも、ル・アーヴルと建築家の関係は密。市営プール「レ・バン・デ・ドック」はジャン・ヌーヴェルによる設計で、ローマ浴場をデザインモデルにしたという真っ白い直線の建物である。飾り気をいっさい排除したピュアな空間内には、合計10のプールが。バルネオテラピー、フィットネスルームも備えている。見たら飛び込みたくなるのは、上階の21×50メートルある屋外プール。1年を通じ室内プールは28℃、屋外プールは27℃に保たれている。ここで一度泳いで以来、ル・アーヴルに引っ越すことを真剣に考えているパリのカップルがいると聞いても納得できる魅力的なプール。ル・アーヴルの市民はとても幸せだ。

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真っ白!! 天井には通気性のあるマイクロファイバーの多孔素材が使われている。

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カモメが飛び交う青空の下、50メートルを泳ぐ爽快感をル・アーヴルの住民たちは存分に味わえる。深さは1.95メートル。

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館内では最大1,300名が泳げるそうだ。

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おしゃれなシャワーコーナーも。

Les Bains des Docks
Quai de la Réunion
76600 Le Havre
開)10:00〜20:00(金 〜22:00)
無休
料金:大人4.90ユーロ(1日)、スパ利用は12.90ユーロプラス

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昨年港湾都市500周年を祝ったル・アーヴル。「ル・アーヴルの夏」と題した記念アートイベントを開催したところ大好評を博したため、今年も2018年版を開催することになった。9月23日まで、市役所、駅、図書館、海岸など市内のあちらこちらでアート展やパフォーマンスが見られる。その中のひとつ、サンタンドレス地区にある空中庭園で展示されているフトゥロ・ハウスを紹介しよう。1968年にフィンランドのマッティ・スローネンがクリエイトしたUFOのような住居。直径8メートル、48.25平米あり、48時間で組み立てられる。当時買い手が少なく、作られた数は100以下とか。残っていた60個のひとつを南アフリカで回収し、修復したのが英国人アーティストのクレイグ・バーンズ。60年代のサイエンスフィクションの時代を想起させる音楽が流れる中、無料で見学ができる。

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フトゥロ・ハウスはファイバーグラスで強化された16枚のプラスチックパネルで組み立てる。

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19世紀の旧軍事要塞が庭園に作り変えられた空中庭園。

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空中庭園は高台にあり、ル・アーヴルの街、海と見まがうセーヌ川の河口が見下ろせる。

Futuro House
Belvédère des Jardins Suspendus
会期:開催中~2018年9月23日
開)10:00〜18:00

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3. ル・アーヴル、エトセトラ

建築ブームの今はオーギュスト・ペレの名前でル・アーヴルに人を呼べるようになったが、かつてはコンクリートでできた灰色の悲しい街というイメージがあったそうだ。それが2005年のユネスコ世界遺産登録で、ポジティブなイメージに変換された。光の当たり方で色が変化するコンクリート。その面白さは映画人を呼び寄せる。市も映画やテレビの撮影には協力的で、市内での撮影は無料。アキ・カウリマスキの『ル・アーヴルの靴磨き』を覚えている人もいるだろう。全編街で撮影された1本だ。

その昔ル・アーヴルといったら印象派の画家たちが、光を求めてやってきた街。クロード・モネ、ジョルジュ・ブラック、ユージェヌ・ブーダン……ラウル・デュフィはこの街生まれで、来年、アンドレ・マルロー美術館では「デュフィとル・アーヴル」展が開催される。彼が南仏で描いた室内の作品の中には、ル・アーヴルの水浴者や港の絵画を見ることができる。その海岸はいまも人気。トラムができて以来、国鉄駅から街の中心部への移動が簡単になった。そのトラム、終点駅がザ・ビーチだ。3月の最終週から10月半ばにかけてレストランがオープンし賑わう海岸だが、冬でも散歩する人々の姿がみられるという。

食についていえば、ル・アーヴル特有の料理というのはないが、魚介類の鮮度には海辺の街らしくシェフも敏感で、漁師から直接買い付けた魚を調理している。ル・ヴォルカンの近くにはLa Taverne Pailette(ラ・タヴェルヌ・パイエット)という伝統的なブラッスリーがあり、海の幸の盛り合わせなど魚介メニューが豊富。自家製ビールのパイエットでも有名な店である。

地元の素材を用いたオリジナル料理を、というのなら昨年9月にオープンしたLe Margote(ル・マルゴット)へ。シェフの妻マルグリットとシェフのゴティエの名前を組み合わせた店名。若いシェフはノルマンディーの豊かな食材の中からクオリティにこだわった素材選びをし、味わい深い料理を創作する。活気づくル・アーヴルに生まれたカジュアルな新世代ガストロノミー・レストランだ。

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ル・マルゴット。幅広の板をブルーにペイントした壁がカジュアルな店内だ。

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食前酒のキールは白ワインとカシス。でもノルマンディーではワインの代わりにシードルを用いる。これがキール・ノルマンだ。

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キール・ノルマンのお供に、パルメザンチーズと抹茶のビスキュイを。

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食事のスタートは愛らしいアミューズ・ブーシェ。

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平日のランチタイム・メニュー(前菜とメイン、あるいはメインとデザート)は19.50ユーロ。ランチとディナー・タイムのセットメニュー(前菜とメニューとデザート)は29ユーロ。

Le Margote
50, quai  Michel Fère
76600 Le Havre
tel:02 35 43 68 10
営)12:00〜14:30、19:00〜22:00
休)日、月
www.lemargote.fr

最後にホテルをひとつ。Hôtel Vent d’Ouest(オテル・ヴァン・ドゥエスト)はサン・ジョゼフ教会と通りを1本隔てた場所にある。ユネスコの世界遺産登録ゾーンは、フォッシュ大通り、パリ通り、フランソワ一世大通りに囲まれた三角形をなしている。このホテル、その三角形の中にあることからもわかるように街歩きに便利な場所にある。Nuxeのスパが併設されているのも、建築巡りで疲れた身体にはうれしいのでは?

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サン・ジョゼフ教会のお隣の4つ星ホテル。

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インテリアは部屋によって異なる。

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アメニティはニュクス。スパで施術を受けなくても、ホテル客はハマムとフィットネスルームが利用できる。

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美味しいビュッフェの朝食が評判のホテル。近隣の農家からの卵、チーズ、ハム類などに加え、グラノーラも揃えている。

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海がテーマの絵画を壁にかけた寛ぎ空間。

Hôtel Vent d’Ouest
4, rue de Caligny
76600 Le Havre
www.ventdouest.fr
●協力
ノルマンディー地方観光局
www.normandy-tourism.org

ル・アーヴル観光局
www.lehavretourisme.com

セーヌ・マリティーム県観光局
www.seine-maritime-tourisme.com

フランス観光開発機構
http://jp.france.fr

 

réalisation & photos:MARIKO OMURA

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