ハリー・ウィンストン、最愛のダイヤモンドの面影を宿して。

いいモノ語り 2020.10.13

時計とジュエリー、永遠のパートナーともなりうるこのふたつ。だからこそ、ブランドやそのモノの背景にあるストーリーに耳を傾けたい。いいモノこそ、いい物語があります。今回は、ハリー・ウィンストンのジュエリーの話をお届けします。

file : 005 
HARRY WINSTON
HW Logo Sautoir

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1連でシンプルに、2連で華やかに。さまざまに楽しめるロングネックレス「HW ロゴ・ソートワール」(RG×ダイヤモンド)¥1,111,000/ハリー・ウィンストン(ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション)

ダイヤモンドを深く愛しただけでなく、ダイヤモンドからも愛された男。創始者ハリー・ウィンストンは、途方もなく大きな、希少極まりないダイヤモンドの数々を手にした伝説的な人物だ。彼があまりにも美しい石に熱中するので、宝石商だった父親は、いつか息子がダイヤモンドに魅入られてしまうのではと本気で心配したほどだったという。

36歳の時にみずからのブランドを創業してまもなく、彼は卵ほどもある大きさのダイヤモンド原石を手に入れる。そこからカットされたダイヤモンドのうち最大のものは、123カラットを超える最高級のエメラルドカットダイヤモンド。彼は「ヨンカー」と呼ばれるこの石を非常に気に入り、エジプトの王が購入するまで、10年以上も売ることをひたすら断り続けていた。

いま、ハリー・ウィンストンのロゴマークにあしらわれているのは、ブランドイニシャルのHWと、創始者ハリー・ウィンストンが最も愛したというエメラルドカットのアウトライン。ロングネックレス「HW ロゴ・ソートワール」にも、ブランドイニシャルを刻んだエメラルドカットのモチーフがいくつもあしらわれている。そして、澄んだきらめきを放つ上質なダイヤモンドがひと粒。シンプルでさりげなく、気負わないデザインのネックレスだが、そこには生涯をダイヤモンドに捧げた偉大なジュエラーのスピリットが、ひそやかに息づいているのだ。

*「フィガロジャポン」2018年2月号より抜粋

●問い合わせ先:
ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション
0120-346-376(フリーダイヤル)
www.harrywinston.com

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photo : SHINMEI, stylisme : YUUKA MARUYAMA (MAKIURA OFFICE), texte : KEIKO HOMMA

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